【明慧日本2020年10月15日】（明慧記者・英梓）米国下院では先日、中国共産党（以下、中共）を国際犯罪組織に指定する法案（H.R.8491）が公式発表された。
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米国下院で提出された法案（H.R.8491） |
外部の分析によると、法案が可決されれば、米中が政治・外交・経済などの領域において徹底的に切り離され、中共の米国内への潜入と影響力を大きく瓦解し、また、中共を起訴、処罰、排除するための法的根拠にもなることをあらかじめ示しているという。
中共は国境を越えた犯罪の責任を負わなければならない
米下院議員のスコット・ペリー氏、ティム・バーチェット氏、スコット・デジャレ氏らが10月1日に共同で提出した法案は、中共の犯罪活動から米国人を保護し、中共を国際的な犯罪組織（TICOT）のトップリストに追加し、米国の法律執行機関に中共の悪質な活動を標的とする戦略的指令を提供することを目的とするものである。
TICOTリストは、米国の国益に最も深刻な脅威をもたらす国際的な犯罪組織を調査し、排除するための政府内部の取り組みである。中共は、政府の指示により米国の知的財産権の侵害、米国へのサイバー攻撃、スパイ活動、フェンタニルの国際的な密売などで、TICOTリストに追加される主な理由の一つである。
ペリー氏は、「中共の独裁政権は、その国際的な犯罪行為に対して責任を負い、米国の法律執行機関の全てに直面しなければならない」と述べた。また、中共はアメリカの自由と自治権に対しての生存脅威であり、アメリカは政府の全権を行使して、その悪質な行為に対抗しなければならないと話す。数十年来、中共の侵略性と違法行為によって、米国の数百万人の雇用、数十億ドルの知的財産権の価値が失われ、米国の学術の独立性も犠牲になったという。
このことは、10月2日に米国移民局が発表した、共産党員および共産党付属組織に加入したことがある者の米国移民資格の申請を禁止する政策に加え、反中共のもう一つの大きな動きである。
ペリー氏「中共は悪であり、止めなければならない」
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米国会議事堂前で演説を行うペリー氏 |
ペリー氏は10月1日、米国会議事堂前で行われた中共暴政に対する抗議集会で同法案を紹介した。
「本日、私は議会で中共に『国際犯罪組織』という非常に適切な名前を与える法案を提出した。彼らは犯罪組織であり、犯罪者であるからだ」
ペリー氏は「中共は悲しい道徳失態であり、芯まで腐っており、悪魔であり、人民を服従させ奴隷にする機関である。過去100年の間、それが人々を支配してきた」と述べた。
「彼らは米国のマフィアグループや犯罪集団、ひいては国際犯罪組織と何ら変わりはない。（私たちは）彼らがやっていることを容認することができず、それらの行為を止めなければならない。よって最初のステップは、（中共を）非難し、処罰し、そして、これらの行為を起訴し始めることだ」
ペリー氏は「中共は罪のない人々を強制的に拘束し、民族文化を改変し、少数民族言語を廃止し、良心の囚人の臓器を強制的に摘出し、強制収容所を設置しても責任から逃れることができている。なぜ、彼らが法の制裁を逃れ自由でいられるのか、それは中共が中国の正当な支配者、執行機関と見られているからだ」と述べた。
「彼らは国民を弾圧し、強制収容所を建設し、法輪功を迫害し、モンゴルの仲間を迫害し、チベットを占領しており、この状況を終わらせなければならない 」
「彼らは確かに中国を支配し抑圧する犯罪組織であり、我々は彼らを特定し、それに応じて処罰する必要がある」とペリー氏は述べた。
ペリー氏「中共を滅ぼす世代になるべき」
ペリー氏は、「この法案は、組織犯罪取締法（RICO）を中共と関係のある者に適用することを可能にするものだ」と述べた。
「中国にいようがアメリカにいようが、彼らは確実に処罰を受け、中共を代表して犯した罪に対して、実刑を科されるだろう」
「この法案は中共の主権者免責を撤廃し、ここで働いている外交官であっても、犯罪行為に加担した場合、この法案で規制されることになる」
ペリー氏は、国際社会の人々に中共を終わらせることを呼びかけ、今の世代で中共を滅ぼすことを誓った。「国際社会全体が中共の犯罪を認識し、立ち向かってそれに反対し、米国が先頭に立ってリードしなければならない」とペリー氏は述べた。
