【明慧日本2021年2月9日】中国共産党による法輪功学習者への迫害の中で、河北省張家口市崇礼区の衛生系統と教育系統の共産党の関係者は、年末に退職した者への「訪問」、職員会議、「PCR検査同意書」の「署名」など、さまざまな欺瞞的な手段を使っていた。法輪功学習者(以下、学習者)の写真を撮影し、「自撮り」を装うなど様々な欺瞞を使って署名や写真撮影をして騙し取った。
一、訪問を装って法輪功学習者のサインを不正に取得
2020年12月、河北省張家口市崇礼区衛生局局長の常軍、副局長の魏占寛、区病院書記の陳斌、副院長の房春林、劉芳、警備課長の鄒建軍、後方勤務課長の姚永紅、薬局課長の武永紅は、3つのグループに分かれて、米、麺類、油、牛乳などを持って、退職した3人の学習者の自宅を「訪問」した。
彼らは学習者の家に行っても、法輪功を修煉することについては何も言わなかったが、上司たちは年末に退職者を「訪問」し、雑談をするために来たと言っていた。退職した病院職員の名前のリストを取り出し、退職者全員を「訪問」するため、学習者に領収書にサインをしてもらい、学習者が見ていない時に密かに写真を撮っていたという。
その後、他の退職者を全く「訪問」していないことが確認された。学習者が「訪問」の関係者の1人を見つけて法輪功への迫害の実態を話したところ、その人は「任務を果たし、上司に報告をしていただけだ」と言ったという。
また、崇礼区漢方病院の上司は、退職した学習者の自宅を「訪問」すると電話をかけたが、学習者は「何もいらないから来なくていいです」と直接伝えたという。悪の陰謀は成功しなかった。
二、会議を偽装する
崇礼区の教育系統は、最初に法輪功学習者やその家族に声をかけ、署名を求めたが、拒否された場合、会議を利用して学習者の写真を撮影した。
また、教育局は、参加者に無作為に「PCR検査同意書」を配り、会議のビデオ記録として使用すると、一人一人にペンを手に取って署名をするふりを求めていた。その時、突然、何人かの人が学習者に近づいて写真を撮っていた。当時、学習者はこれが罠だとは思っていなかった。
三、「自撮り」を装う
崇礼区第一中学校では、会議中、何者かが学習者の前に立って、携帯電話で写真を撮った。その時、学習者は違和感を覚えたという。振り返ってみると、その人は自撮りを装って密かに学習者の写真を撮っていたことが判明した。
学習者を迫害する「ゼロ行動」という任務を達成するために、各病院や学校はあらゆる卑劣な手段を使って、その目的を達成しようとしている。実際、共産党の関係者は自分自身を欺いているだけである。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)