武漢市の周秀華さん(72)に、逮捕状を発付
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 【明慧日本2021年2月17日】武漢市の法輪功学習者・周秀華さん(72歳女性)は2021年1月28日、武漢市西湖区呉家山街派出所の警官に電話で呼び出された。そして、周さんと夫は派出所に行ったが、周さんはそれから毎日1回、4日間連続して身体検査をさせられた。しかし、その検査の結果は留置場の入所条件に満たなかったが、周さんは強制的に武漢市第一留置場に送り込まれた。

 全身の病気が法輪功を学んで完治

 東西湖区呉家山在住の周さんは、法輪功を学ぶ前、手足の関節炎、呼吸困難、腸炎など、いろいろな病気を患い、治療費と薬代で年間10万元(約164万円)以上かかっていた。

 法輪功を学んだ後、知らないうちに病気が消え、健康を取り戻した周さんは、性格も優しくなり、名利にも淡泊で、道徳が向上した。その変化を目の当たりにした夫は周さんが法輪功を学ぶことを支持した。 

 連行され、家宅捜索される

 1999年7.20、江沢民グループは法輪功学習者への迫害を開始した。2020年7月15日の朝7時、自宅にいた周さん夫妻は、ドアを叩く音が聞こえたのでドアを開けた。すると、いきなり20~30人の警官らが押し入ってきた。

 周さん夫妻は4人の警官によって、身動きができないように押さえつけられた。他の警官は周さんの家の中をメチャクチャにして家宅捜索を行った。

 その後、周さんと夫(法輪功を学んでいない)は呉家山街派出所に送られた。

 派出所で警官が周さんを鉄格子に入れようとしたところ、周さんは「私は法を犯していません。入りません」と反抗したが、警官は「お前は、年寄りだから、手錠をかけないが、入れ」と言いながら、周さんを鉄格子に押し込んだ。

 それから、警官は誰もいない周さんの家を家宅捜索し、法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、現金、プリンターなどの私物を押収した。派出所に戻った警官は、周さんに押収リストにサインをさせたが、周さんは拒否した。

 記録を取られ「保釈金で釈放」

 2020年7月15日午後3時過ぎ、周さんは尋問を受け、記録を取られた。警官はいきなり周さんに「弁護士を依頼するか? 罪を認めるか」と聞いた。「憲法の第35条には、公民が言論、出版、集会、デモの自由があると書かれ、第36条には、信仰の自由があると書かれています。私は法輪功を学ぶことは憲法に与えられた権利で、憲法に保護されているのです。法輪功を学んで、良い人になろうとしていますが、何の罪も犯していません。あなたたちは法の執行者です。法を犯すことをしないでください。私を捕まえることは人権侵害です。私は無罪です」と周さんは言った。

 周さんはまた「2011年3月1日、中国新聞出版総署は第50号令で161通の通達を廃止した。それによって、法輪功の書籍、資料、DVDなどを持つことは合理合法だということです。あなたたちの行為は法律の実施を破壊しているのです。私が真・善・忍に従って良い人になることは罪ではありません。解放してください」と言った。警官に記録にサインを強いられたが、周さんは拒否した。

 その後、警官は周さんを東西湖公安局に連れて行き、いわゆる証拠を取るため、周さんに写真(体の前後、左右、顔の前後、左右)を撮り、体重を量り、手足の指紋を取り、採血などを行った。

 当日の夕方、周さんは東西湖区病院に連れて行かれ、レントゲン検査をさせられた。その後、警官は周さんの家族に3000元(約4万9000円)を保証金として支払わせ、周さんに「保釈書」(1年間)を渡し、サインをさせた。周さんはこれで、もう帰れると思って、サインした。しかし、その「保釈書」には公印しかなく、ほかの誰のサインもなかった。「保釈」の開始日は2020年7月15日からと書かれている。

 家に侵入される

 2020年7月16日、24時間拘禁された周さん夫妻は家に帰ったが、周さんは法輪功の書籍が押収されたとみて、とても悲しくて泣いた。ある日、周さん夫婦は外出して、帰宅したら、机に置いてあったUSB2つがなくなっていることに気づいた。つまり、外出している間、誰かに不当に家に侵入されたと夫妻は疑った。警官はその後、周さんに毎週派出所に顔を出すようにと要求した。

 検察庁に起訴される

 2020年12月15日、呉家山街派出所の警官は周さんを派出所に呼び出し、2回目の記録を取り、周さんに「お前を起訴する」と言った。

 2020年12月17日、検察庁の職員は周さんの家族に「案件移送状況告知書」を渡した。「告知書」に2020年12月15日、周さんの案件は東西湖区検察庁に移したと書かれている。

 「保釈」の間、周さんと夫は数回も東西湖区の公安部門に行き、家宅捜索と立案の違法性を訴えた。

 留置場に拘禁 不当に逮捕状を発付される

 2021年1月28日、周さんは呉家山街派出所に呼ばれ、4日連続で身体検査をされた。4回とも不合格だったが、無理やり留置場に入れられた。そして「邪教組織を利用して法律の実施を破壊した」という罪を着せられ、不当な逮捕状が発布されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/13/420575.html)
 
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