文/山東省の大法弟子
【明慧日本2021年3月16日】最近、邪党はずっと法輪功を標的に「ゼロ行動」を行っているようです。これは悪党の終末の狂気と言えます。同時に、大法弟子にとってはもう一つの関門、試練であり、回り道をした一部の同修にとっては、損失を補い、汚点を洗い流す機会でもあります。
その方法は、公安局、勤務先、住民委員会、地域の関係者が、いわゆる「名簿から外し」、「勉強会への参加」、「サインをする」、「学ばないことを表明」などの手段で、大法弟子を騙し修煉を放棄させることです。大法弟子はそれぞれの悟性の差異がありますので、修煉状態も違います。そのため、迫害への対処法も異なります。
現地の学習者は、大体以下のような対処法があります。
一つは、嫌々ながら服従するケースです。2020年4月、地元の警官が定年退職者の同修Aさん(76歳男性)の家に行き「あんたは法輪功を修煉したことで名簿に載っている。勉強会に参加したら、あんたの名前を名簿から削除し、今後二度と来ないから。この地域では3期の勉強会が開催されるが、どの勉強会に参加するのか? 申し込みなさい!」とAさんに聞いたそうです。Aさんは最初「参加しない」と回避しましたが、最終的には、彼らの脅迫や迫害の圧力の下で、しぶしぶと申し込みました。しかし、幸いなことに、地域の同修の制止により、勉強会は1回も行われませんでした。
その後、同修たちが交流しているときに「自分は洗脳班には行っていませんが、個人的な対処法では、師と法を信じる程度がまだまだ足りないことが分かりました。この関をうまく乗り越えられなかっただけではなく、次元も下がってしまい、まさに自分の修煉状態の現れでした。ゼロ行動の対応に関しては、自分と同修の差が大きすぎます。今後は、もっと法を学び、精進して着実に修め、自分の不足を見つけ、常人の心を取り除き、時間を無駄せずに早く追いつくように頑張りたいです」とAさんは感慨深く話しました。
二つ目は、抵抗するケースです。Bさん(83歳男性)は部門レベルの幹部を定年退職しました。 昨年10月、地域の住民委員会の男女2人の役員がBさんの家にやってきて、Bさんに「あんたはまだ法輪功を修煉しているのか?」と聞きました。それを聞いたBさんは怒りが込み上げ「私は法輪功を修煉して健康になり良い人を目指しており、誰にも迷惑をかけることはなく、良いことなのに、あなた方は一日中何もすることがなく、暇すぎるのではありませんか! 住民に対して妨害ばかりするではありませんか!」と言った時、2人の役員はそれ以上何も言わず、しょんぼりと去って行きました。
その後の交流の中で、Bさんは「ゼロ行動に対して正念で抵抗しましたが、訪問者への慈悲心が足りず、多かれ少なかれ大法弟子のイメージを損ねていたことに気付きました。今後は、何かあったときには冷静に対応し、何事にも『真・善・忍』の基準に従って行動し、より多くの衆生を救うために心から真の慈悲を生み出すようにしなければならない」と語りました。
三つ目は、ごまかすタイプです。例えば、Cさん(64歳女性)は定年退職した元教授です。普段は三つのことをほとんどせず、恐れる心がかなり強いのです。昨年6月、元勤務先の悪党人員がCさんを訪ね「まだ法輪功を修煉しているのか?」と聞きました。彼女は「前にも言ったでしょう? ずっと前にやめました」と答えました。その後、誰も嫌がらせに来なくなりました。
人を騙したよう見えますが、実は自分を騙していることであり、修煉に対して厳粛にできていないことの現れです。そして、ゼロ行動の関門を通過することや向上するまでに至っていません。
四つ目は、正念を持って真相を伝えるパターンです。Dさん(72歳女性)は2021年1月、訪問して来た元勤務先の3人に「法輪功の宣伝に参加しない」と書かれた紙にサインするように言われました。Dさんはサインを拒否し、法輪功の健康を維持する効果や「真・善・忍」に基づいて良い人を目指していること、法輪大法が世界中の100以上の国と地域に広く伝わっていること、大法弟子を守ると福報を得ることなどを、正念を持って詳しく慈悲に伝えました。訪問者は静かに聞き、帰り際には「帰って上司にこの事実に基づいて報告する」と快く言いました。
近所には他にも40歳前後の同修が3人いますが、皆、自営業者あるいは個人経営の下で働いています。新年を迎える前に、地元の警官が何度も訪問し「法輪功に参加しない」という紙にサインするように求めました。同修たちはみんなそれを拒否し、穏やかに繰り返し警官に真相を伝えました。
現在、各地の学習者は、ほとんどがゼロ行動に直面しており、嫌がらせ、家宅捜索、連行、また判決を受けています。大法弟子がゼロ行動に直面した場合、以下のことをやり遂げるのはとても重要だと思います。
1)「ゼロ行動」の訪問者を悪い人と見なして抵抗しないことです。師父はこのように説かれています。「修煉者には敵はおらず」 [1]。極めて罪深く、救いようのない人たちを除いて、みんな自分の身内として、救うべき対象として扱うべきです。 修煉者の最大の慈悲を示し、穏やかに真相を伝え、人々を救うべきです。そうしてこそ、いくら大きな魔難でも解消されると思います。
2) 恐怖心を抱かず、困難への恐れる考えを生じないことです。正念を持って観念を変え、物事に対して正しく認識すべきです。彼らが真相を聞きに来たら、救われたい衆生だと思ってください。彼らは公務のために来ただけで、もしかしたらあなたの天国世界の衆生かもしれません。私たちは彼らを救うのであり、彼らに振り回されることはありません。
3)師と法を信じることはとても重要なことです。普段は師と法を信じると言っていますが、いざという時にはうっかりしてしまうことが多く、戸惑って何をしていいか分からなくなります。例えば、来訪者との会話では、状況の変化に応じて行動しなければなりません。会話の中で空気が緊迫しているときは、来訪者の背後にある邪悪な生命と要素を取り除くべきで、発正念を忘れてはいけません。師父はいつも私たちのそばにおられ、師父は何でもできます。災いに遭った時、心を落ち着かせ師父にご加持をお願いし、法に基づいて認識すれば、必ず目的を達成できます。
師父はこのように説かれています。「善の最大の現れは慈悲であり、慈悲は巨大なエネルギーの現れで、すべての正しくないものを解体することができます」 [2]。私たちは慈悲な心で真相を伝え、衆生を救うことや、無条件に師と法を信じること、必要なときに強大な正念を発することをうまく把握できれば、ゼロ行動を解消する最も良い方法だと思います。
実際、悪党の人員たちは、自分が行っているゼロ行動は、ただ形式的なものであり、失敗に終わることは心の中で分かっています。しかし、修煉者はそれを関門、試練、そして向上する良い機会として受け止めるべきです。
これらは個人的な悟りと見解であり、法に則っていないところがあれば、同修のご指摘をよろしくお願いします。合掌!
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「世間に向かって輪を回す」
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法」
(編集部注:この記事は筆者の個人的な見解を示したものであり、正否については作者の責任になり、読者は各自で判断して下さい)