中国共産党の「ゼロ行動」を正念で否定する
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2021年6月15日】私の村の法輪功学習者(以下、学習者)への迫害を担当する中国共産党(以下、中共)の幹部は、村の党書記と婦女連合会の主任と一緒になって、2020年9月に学習者に対する「ゼロ行動」を開始しました。中共は、この行動を通じて、政府のブラックリストに載っているすべての学習者に信仰を放棄させようとしていました。

 関係者は家々を回って、学習者に圧力をかけ、信仰を放棄することを約束する「三書」を書かせました。署名すれば、ブラックリストから名前を削除して、二度と迷惑をかけないと言いました。署名しない者は生活保護を受けられないだけでなく、子供が学校に行けなくなったり、軍隊に入れなくなったり、仕事に就けなくなったりします。また、転向させるために洗脳班に参加させます。要するに、今回は誰もサインしないことは許されないのです。

 学習者の中には、役人の前ですぐに声明書を破り捨てる者もいました。

 私は1999年7月20日から毎年、警官や村の役人から頻繁に嫌がらせを受け、「信仰を放棄する」という誓約書にサインをするように言われていました。私は常に法輪功への迫害の実態をを明らかにし、彼らに協力しませんでした。彼らは私をこの地域の重要人物とみなし、今回は私に全力を注いでいました。

 姪から聞いた話では、私の娘に何か書いて婦人連合会の主任に渡してほしいと言ったそうです。私はすぐに娘に電話をして、何を書いたのかを聞きました。彼女は、村の党書記が電話をかけてきて、私の代わりに何かを書いて保証書に署名するように圧力をかけたと言っていました。

 党書記は、上層部が学習者に対して「ゼロ行動」を展開していると言いました。また、私は重要人物とみなされており、協力しなければ洗脳班に送られたり、危害を加えられたりすると言い、結局、娘は代筆とサインをするように言われ、娘も同意しました。

 私は娘に「そんな気軽にサインをすることは絶対にできない。この悪事の報いを受けさせるわけにはいかない。必ず取り返してみせます」と言いました。

 娘は心配そうに「お母さん、もう75歳ですよ。迫害されるなんてとんでもないことです。私があなたのために責任を負います」と言っていました。

 私は娘に「これは人間のレベルで責任を負うという問題ではありません。法輪大法は宇宙の法です。法に逆らう者は大罪を犯しています。それほど重大なことなのです。私は善良な人間になるために『真・善・忍』を修めていますが、何も悪いことはしていません。私には師父と大法があるから、私は大丈夫です。中共に協力しない私を心配しないでください」と話しました。

 私は急いで村役場に行きましたが、中には誰もいませんでした。私は主任の家に行き、「娘が書いたものを見せてください 」とお願いしました。

 主任は、「今回は上層部が非常に厳しく、完全な『ゼロ行動』を達成しなければならないのです。あなたの協力が必要です」と言いました。

 私は「まず、私に見せてください、娘が何を書いたのか知りたいのです」と答えました。主任はしぶしぶ引き出しから3枚の紙を取り出しました。私は「こんなにたくさん書いていたのですか」と驚きました。「家に持って帰ってゆっくり読まないといけません」と私は言いました。

 主任は「読み終わったら、すぐに返しなさい。私の上司は非常にシビアなので、あなた達は逃げられないですよ。あなたは 『ゼロ行動』の意味を知るべきです」と強く言われました。

 家に帰ってから、私は娘が書いた保証書をすぐに破り捨てました。また、私は涙を流しながら師父や大法を決して裏切らないと誓いました。

 年末になると、鎮政府、村の党書記、婦女連合会の責任者は、私の生活保護をすべて打ち切りましたが、その額は月に2000元以上でした。その結果、私は外に働きに出て生活費を稼がなければならなくなりました。私は自分を迫害した人たちを恨みましたが、それは恨みと競争心という私の執着を明らかにするものでした。

 最近、明慧ネットの学習者の体験談を読んで、このような人心が間違っていたことに気づきました。彼らは大法に反する罪を犯した最も哀れな人物なのですから、私は彼らを恨むべきではありません。

 私が自分の経験を語るのは、悪事を暴くためだけではなく、学習者たちに人心で問題に対処しないように注意するためでもあります。師と大法を信じている限り、乗り越えられない関はありません。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/3/422897.html)
 
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