危機から脱出した夫が言った言葉
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文/中国の大法弟子が口述し、同修が整理

 【明慧日本2021年4月4日】私は1998年に法輪大法を修煉し始めました。今日は、師父が私の夫を救って下さったことを皆さんと共有するとともに、師父に感謝の意を申し上げたいと思います。

 もう10年以上も前のことで、中共邪党が大法弟子を非常に残酷に迫害していた時期でした。当初、夫も大法を学んでいましたが、外部の圧力に屈して修煉を放棄しました。私は修煉し続けていて、よく人に真実を伝え真相資料を配るために外出していました。邪党の人員がいつも嫌がらせをしに来るので、夫はうんざりして、私が逮捕されて自分も巻き添えになることを恐れて、一緒に出稼ぎに行くことを私に強く要求しました。

 「出稼ぎに行けば、修煉環境や真相資料の入手源を失い、真相を伝えて衆生を救うこともできなくなってしまうのではないか?」と思った私は、「一緒に行く気はない」と夫に言いました。私が決心したのを見て、夫は説得することを諦め1人で行きました。 

 数日後、私はある夢を見ました。ある子供が背中を私に向けて地面に横たわっていて、顔が見えませんでした。「私の子供に何かがあったのだろうか?」と思いながら、啓示をみせて下さり、その子供を救って下さった師父に心の中で感謝を申し上げました。

 ある夜、家に帰ると、表門と玄関のドアが大きく開いているのを見て、私は思わず「誰か早く来て下さい! 家に泥棒が入りました!」と叫びました。突然、家の中から「叫ぶのをやめて! 私が帰ってきただけだ!」と、夫の声が聞こえてきました。家に入ると、涙ながら師父の写真の前で跪いている夫の姿が目に入りました。夫は泣きながら師父に命を救って下さった出来事を話してくれました。

 夫は仕事を探す過程でマルチ商法グループに騙されて監禁され、どこに行っても監視されて、お金も要求されました。彼らはお金を出せない夫を小さな暗い部屋に連れて行き、部屋中の拷問器具を見せながら、「死にたいのか、それとも生きたいのか?」と脅しました。

 ナイフを手にしている彼らを見て怖くなって、本当に殺されるかもと思った夫は、「私は法輪功修煉者だ。私を殺せば、大法の師父はあなたたちを見逃さないでしょう」と言った後、普段見ていた私の発正念の姿勢を真似て床に座り、目を閉じて右掌を立て、心の中で師父に命を救って下さいと懇願しました。

 しばらく座っていると、部屋の中は物静かになりました。目を開けると、夫は目の前の光景にびっくりしました。男たちは立ったり、座ったり、首をかしげたり、手を挙げたりしていた全員が、動かなくなっていました。夫は恐怖のあまり、咳払いをしました。そこで、全員はまた動き始めました。リーダーらしい男は恐怖で顔が真っ白になっていて、「早く彼の荷物をまとめて、お金も物も全部返して、彼を放り出せ!」と言いました。夫は食費や宿泊費として200元を置いていこうとしましたが、彼らはそれを受け取るどころか、帰りのチケットを用意し夫をバスに乗せました。

 そこで、私は先日見た夢を夫に話し、「師父が私にあなたに何かが起こったと知らせて下さった」と言いました。夫は泣きながら、「師父は私の命を救って下さった。もう二度と修煉を放棄することはしない。私も法輪功を学びたい」と言いました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/31/422784.html)
 
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