病業の妨害を認識し、正念をもって対処する
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 文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2021年4月6日】ある日の夜、私は夫と一緒に資料を配り、真相シールを貼りに行くことになっていました。しかし、当日になると私の体と精神に不適切な状態が現れ、午後のグループ学法のときに眠気に襲われ、夕方6時の発正念も力が伴わないと感じました。夜の7、8、9時の当地の発正念の時間には爆睡してしまい、9時過ぎに起きましたが、気力がなくふらふらしていて、体が重くて頭が辛く、脳血栓に類似した症状が現れました。

 私は座って学法を始めましたが、心が落ち着かずにまた眠ってしまいました。夫が「今晩、資料を配りに出かけるでしょう?」と聞いてきたので、私はいらいらした態度で「私はこんなに酷いのに、行けると思う!」と言ってしまいました。

 このように言ったところで、師父の説法の中で挙げられた例を思い出しました。「ある日、彼は脳血栓になったかのように、ばったり倒れてしまいました。身体が動けなくなり、手足も自由が効かなくなったように感じたので、病院に運ばれました。ところが間もなくベッドから降りられるようになりました。よく考えてみてください。脳血栓になった場合、こんなに速くベッドから降りられ、手足も動けるようになるのでしょうか? しかし、彼は逆に、法輪大法を学んだせいで倒れたのだ、などという言い方をしています。脳血栓がこんなに速く治るものなのか、彼はよく考えもしませんでした。仮に法輪大法(ファルンダーファ)を学んでいなければ、今日ばったり倒れたら、そのまま死んでしまうか、寝たきりになって、それこそ本当に脳血栓になってしまうかも知れないのです」[1]とおっしゃいました。

 実のところ、師父がおっしゃったように、この人に現れた状態は、早く悟りを開かせるために師父が業力を浄化して下さったのです。しかし彼は悟性が悪く、自分は動けなくなり、手足も自由が効かなくなったように感じたので、本当に脳血栓になったと思ったのです。この時の自分の状態と重ねてみると、私は直ぐに分かりました。この状態は浄化の現われであり、しかもこの現われは試練なのです。私はそれに負けてしまうのか、それとも資料を配りに行って人を救に行くのかを見られています。

 このように考えて、私は笑顔で夫に「これは私が乗り越えるべき試練で、体が辛いと感じ、何か変だと思い、実はこれは私に対するテストだと思う」と話しました。

 話し終えると、それまでの体の辛さが一瞬のうちに消え去りました。そして私たちは計画通り資料を配りに出かけました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/28/421654.html)
 
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