観念を変え 病業が瞬時に無くなる
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2022年2月18日】私は最近、ある年配の同修の病業の関を乗り越えることを手伝いました。その体験を書きたいと思います。年配の同修は73歳で、いつも精進しています。師父と大法を堅く信じ、『轉法輪』を200回ほど暗唱しています。煉功学法発正念をよく行っており、住んでいる地区の協調人になっています。

 しかし、年配の同修はいつも咳が出て痰も多く出て、さらに腹痛の症状も現れました。2021年9月から、年配の同修はお腹が痛くて食事ができず、水を飲んでも吐いてしまう状態になりました。腹痛が起きると、寒気や嘔吐の症状が出て、それがひどくなってしまうと法理を思い出せず、「法輪大法は素晴らしい」さえ唱えることもできず、7~8時間も痛みが続くことがありました。同修の辛い姿を見ている私たちは、同修のために発正念をしたり、同修を助けようと師父にお願いしたりしました。暫くすると同修の痛みが和らいだこともありました。

 2010年から法輪大法を学び始めた私は最初の数年間は、独修状態で確実に修めているとは言えず、病業の同修を手伝う自信はありませんでした。しかし、幸いにも私以外に同修Aさんと同修Bさんがいました。師父と大法を堅く信じているAさんとBさんは、病業の同修を手伝うことをよく行っています。年配の同修が少しよくなると、AさんとBさんは法理上で年配の同修と交流し、心性上から問題を探しました。2人の同修は夜も年配の同修の家に泊まって付き添い、発正念したりしていました。

 しかし、年配の同修は病業状態が40日近くも続き、毎日苦しんでいました。年配の同修の病業状態があまりにも長く続き、改善の兆しが見えず、AさんとBさんも少し心が揺るぎ始めました。そして、年配の同修に、「息子さんと娘さんに病業のことを伝えて、どうするかを相談したほうが良いと思います」と言いました。しかし、年配の同修は師父を固く信じており、「私自身がまだ諦めていないのに、あなたたちはもう諦めるのですか」と言ったのです。

 年配の同修のこの一言を聞き、私は心が震えました。「本当に師父の良い弟子であって、素晴らしい同修だ! 同修はきっと病業を乗り越えられるはずだ!」と私は思いました。

 ある日、同修Aさんは年配同修の家から帰って来るなり私に、「今日、同修は激しい痛みがあったようで、年配の同修自らが、『苦しい』、『もう無理だ』と言い出したので、私も諦めそうになるところでした。同修は力ない目で私を見つめました。でも、『こんな良い弟子を、師父は見捨てられるはずはない!』と思いました」と話してくれました。話を聞いた私は「明日、同修のところへ行って、引き続き、発正念しましょう」と言うと、Aさんは、「明日ではもう遅いのです。今夜が危ないのです。今晩行きましょう!」と言ったので、 私は、「他人がどう思おうと、私たちは少しもマイナスな考えを持たない方がいいですね。100%の正念を発しましょう」と言いました。

 その夜、私と同修Aさんは年配の同修の家に行きました。年配の同修はベッドで転げまわっており、嘔吐し、痛みでどうしようもない状態でした。 私たちは年配の同修に「正念を持たなければだめです。私たちは正念を発して与えます」と声をかけました。同修は感動した様子でした。

 それから、私と同修Aさんは発正念をし、40分が経ちましたが、年配の同修は少しもよくなることはありませんでした。それで、私たちは年配の同修と交流し、心性上から問題を探すことにしました。

 私たちは、玉ねぎの皮を一枚一枚剝がすように探しました。やっと、年配の同修が後天的観念で、自分の病気を認めていることがわかりました。年配の同修は何年も前から心臓病、肺結核、肺の空洞、胃病、腸潰瘍などの病気を認め続けていたのです。同修Aさんはすぐに年配の同修にこう言いました。「あなたの体はすでに神の体の方へ向かっているのです。これらの病業はすでに抑えられているのですよ。なぜ、この五臓六腑を常人と同じものだと考えているのですか? なぜ、病気だと認識しているのですか? 神へ向かっているから、五臓六腑も変わっていくのです。あなたは功能を持っています。その功能を使ってください!」と話しました。

 年配の同修は目覚めたのです。「私はすべての病業の仮相を認めない!」と言うと、五臓六腑とコミュニケーションを始めたのです。「あなたちにも使命があるので、早く正常に動き出しなさい! 私は、師の法を正すことを手伝っているので、あなたたちも大法に同化し、真・善・忍に同化してください!」と伝えたのです。

 年配の同修はこの一念で奇跡が起きたのです! あまり精進していない私はそれらのことを目の当たりにしたのでした。年配の同修は、「お腹が鳴っている、お腹が動き出しました」と言いながら、私たちに温かくなった手足を触らせました。私たちが部屋に入ったときは、年配の同修は寒気で布団を掛け、布団の上にも綿の服を重ねていましたが、なんと布団を取り除いたのです。師父が「観念転ず 腐敗物は滅され」[1]と、おしゃった通りでした。

 このことを書き出したのは、同修を助けるとき、「少しのマイナスの念もなく、100%師父と大法を信じ、正念を多く発することが重要だ」ということが参考になると思ったからです。

 病業の同修も正念を強く持ち、大法から逸脱してはいけません。というのは、旧勢力は時々刻々、隙に乗じようとしているからです。徹底的に旧勢力から加えられた迫害を否定し、「修は己にありて、功は師にあり」[2]と考えれば、師父はきっとその難関を、乗り越えられるように助けてくださるのです。

 以上、自分の浅い認識ですが、不適切なところがあれば、同修のご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「新生」
 [2] 李洪志師父の著作『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/24/437162.html)
 
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