疫病は無差別に感染するわけではない
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文/廖然

 【明慧日本2021年4月8日】人が疫病を恐れる原因の一つは、その無差別感染です。現代の医学によると、体の中に抗体がある人は感染しないと認識されています。しかし奥深い伝統文化によると、疫病は無差別に感染するのではなく、疫病から逃れる人に抗体があるかどうかは関係がありません。

 1、九品の武官は夢で疫病を配置する使者を見た

 中国宋の時代、進士・郭彖の著作『睽車志・巻一』に次のような記載があります。「宋朝・九品の武官であった孫俊民は震沢に住んでいた。ある夜のこと、彼は屋根より背が高い巨人が片手に牛の角を持ち、もう片手には釘を打つ木槌を持って町中を歩き、彼の家の門に牛の角を打ち込もうとする夢をみた。必死になってこれを拒んで止めたところ、巨人は何かに気づいたように立ち去り、向かいの姚さんの家の門に牛の角を打ち込んだ。その春、姚さん一家は疫病にかかり数人が死亡した」

 この物語から巨人は、疫病を司る神の命令を実施するための使者であると推測できます。疫病の使者は最初に孫俊民の家に疫病の印をつけようとしますが、孫さんが夢の中で止めると、その使者は間違ったとことに気づいたか、或いは別の原因で姚さんの家に向かいました。一つ確かなことがあります。それは疫病が印のある目標を攻撃するのです。

 2、不義をはたらく人を救うことはできない

  『四庫存目・古今奇聞類紀』によると、明朝の正徳6年、福建省に顧鎮という人物がいて、顧さんの家族全員が疫病にかかりました。顧さんの家族は皆で話し合い「肉以外の素食」を食べ、神様にお祈りすることを通して疫病を除去することを決めました。ちょうど地方長官が食糧庫を開いて飢えを救済しており、顧さんは米をもらうため町に行きました。しかし町に着くと生きている魚の売り場が目に入り、魚を食べたいと思い、生きている魚と酒を買って帰りました。当日顧さんは疫病が悪化して死んでしまいました。その後、顧さんの地元の住人が3匹の魚の魂が顧さんの身体に取り憑いて、顧さんと共に棺に入った光景を見ました。顧さんは殺生をして神への誓いを破り、最後に悪報に遭い死亡しました。

 また明朝の時代に、臨川に住む者が山で子猿を捕まえました。母猿が家までついて来て、子猿を放すように頼みましたが、その者は少しも哀れみの心がなく、子猿を木に縛って殺しました。母猿は苦しみに耐えられず、木に衝突して死んでしまい、その母猿の腹を解剖すると、腸が千切れていました。半年後、その家族全員が疫病に罹り、続々と死亡し家族全員が死に絶えました。

 3、善を行う人は感染しない

 『四庫全書』によると、明朝の嘉靖の時代、広東高州府の徐という府知事のお婆さんと継母は下痢の症状が激しい伝染病にかかり、息も絶え絶えになり、彼の家族の多くも感染しました。親戚や近隣の人々はどうすることもできないと思い、彼女たちを避けていました。それでも府知事は一人で面倒を見て、お婆さんと継母は徐々に危険から脱しました。府知事はその後もずっと健康で、疫病は彼と何の関係もないようでした。

 また、明朝・永楽の時代、進士・張宗璉の父・張彦枕の家系全員が疫病に罹りました。親族や友人は皆避けていましたが、彦枕は自らお粥を用意して毎日数回尋ね、時には徹夜で世話をしていました。皆は彦枕が感染することを心配して彼を止めましたが、彼はこう言いました。「私は良いことをしているので、神が私を害するわけがありません。道端の木であっても日陰を作ってくれます。人が困難や危機に直面した時は、互いに助け合わなければなりません」。感染した者たちと頻繫に接触していた張彦枕が感染することはありませんでした。

 4、新型コロナウイルスの患者が奇跡的に回復した方法

 ベトナム系法輪功学習者のトアンさんは法輪功を修煉して1年になります。昨年の新型コロナウイルスが大流行した時期に、トアンさんの周りには3人の感染者がいましたが、3人とも「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じることによって回復しました。トアンさんは3人の感染者の1人と密に接することがありましたが感染することなく、法輪大法の素晴らしさを実証しました。

 3人のうちの1人目は、トアンさんのおばで半昏睡状態から危険を脱しました。2020年3月、トアンさんのおば(78)は新型コロナに感染していると診断されました。1週間高熱が続き昏睡状態になり、救命救急室に送られました。トアンさんはすぐ従弟に電話して、法輪大法の師父が説いた講法の録音をおばに聞かせるよう伝えました。その時おばは少し意識があり、トアンさんは大きな声で「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じさせました。おばは弱々しい声で「はい」と答えました。

 翌日に奇跡が起こり、症状がすべて消えました。おばはトアンさんに電話を掛けてこう言いました。「以前あなたは私に『轉法輪』を読むようにと勧めたが私は読みませんでした。今回は必ず読みます」数日後、おばは退院し「外出禁止が解除されたら煉功する」と伝えました。

 2人目のボク・ゲントウさんはトアンさんが貸している賃貸物件の住人です。4月のある日、ボクさんはトアンさんに電話を掛けて弱々しい声で助けを求めました。外出禁止令が出ていましたがトアンさんは速やかにボクさんの部屋に向かいました。ボクさんは体を丸く縮めてベッドに倒れ込んでいました。解熱剤を飲んでも熱が下がらず、寝室のエアコンの温度を最高にして部屋が蒸し風呂のように暑くても、寒さで震えが止まらない状態でした。

 トアンさんは彼の面倒を見るために残り、法輪大法の素晴らしさも伝えました。トアンさんは自分が法輪功を修煉して僅か数カ月で若くてきれいになり、新年の際にベトナムへ帰った時、トアンさんの母は誰だか分からなかったと伝えました。トアンさんは帰り際に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と書いた紙を残し、ボクさんに念じ続けるよう言い聞かせました。

 翌日の昼、トアンさんは法輪功の書籍『轉法輪』を持ってボクさんを訪ねました。ボクさんは「昨日の夜『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じ続けていると、今朝は体調が良くなったので外に出てミネラルウォーターと食料を買いに行ったと説明しました。ところがその日の午後、ボクさんは咳から血が出たので病院で検査をすると、新型コロナウイルスに感染していることが分かり入院することになりました。

 トアンさんは「引き続き法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいと念じてください」と伝えました。ボクさんの容体は徐々に良くなりました。翌日には新型コロナウイルスのすべての症状が消え、熱も下がり、2日後に退院しました。ボクさんは外出禁止が解除されたら法輪功を学ぶと決意しました。

 3人目は疫病が最も深刻だった4月、トアンさんの叔父が電話を掛けてきました。叔父の友人であるトタイさんが喉頭がんを患い、さらに新型コロナウイルスにも感染してとても危険な状態でした。トアンさんは電話越しに大きな声で叔父さんに「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じるように伝え、友人が心を込めて念じれば回復できると説明しました。

 翌朝、叔父の友人から電話がかかってきました。念じているとかなり良くなったようで、トアンさんに感謝していました。2日後、友人は病状が消え、退院して家に帰りました。

 何故「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じれば、回復できるのでしょうか? 法輪大法は佛家の高徳大法で、宇宙の特性「真・善・忍」に基づいて修煉する功法です。「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じると、直接宇宙のプラスのエネルギーとつながり、神の加持を得られます。強大なミクロのエネルギーは患者の細胞に入り、ウイルスが瞬時に殺され、疫病を管理する神も疫病を患者の身体から回収します。

 現在、専門家によると新型コロナウイルスの変異速度は非常に速く、蔓延速度も速くなり、今後数年間でウイルスが徹底的に消滅するのは難しいようです。ではどうすれば疫病から逃れられるのでしょうか? 「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という言葉をしっかり覚えてください。肝心な時、この文字があなたを助けることができます。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/28/421461.html)
 
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