科学は予測できない疫病と直面する時、疫病と直面する
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文/沈敬天

 【明慧日本2021年4月10日】疫病が人類社会に与えた衝撃は計り知れない。今まで、歴史上に各疫病によって死亡した人数は人類の総人数の20%を占めしています。さらに、人類の想像力を超えた恐怖は、壊滅的な疫病と戦うには、人類には少しの勝目もありません。

 歴史の記載によれば、2500年前、アテナ文明が滅びた疫病の中で、体格が良いとか悪いとかに関係なく、官吏であろうが、貴族であろうが、年齢、男女などすべてが関係なく、疫病に直面した時は、抵抗力がありません。「どのような人が死亡するのか? どのような人が生き残るのか? それは何故?」、今でも科学者たちは「なぜ、古代文明のトップに立っている人を消滅させたのか?」が分かりません。

 武漢肺炎は終末の日に人類に全方面にわたって深刻な課題をもたらして、人類が生き残るために振り返って見ることを促しています。電子化やデータ化が進んだ今日、人類は再び天を敬い、神様を敬うことができるのか? できるなら、何故ですか? できなければ、それはなぜですか?

 1、科学の発達と予想できないウイルス

 まず、二組の科学データを見ましょう。

 単細胞生物大腸菌、その動きは、鞭毛(べんもう)という毛状細胞の器官を通して推進力を生みだします。鞭毛はまるで高級車のように、そのクラッチの部分は25種類の蛋白質で構成され、余計な「部品」は一つもなく、そのエネルギー転換率はほぼ100%に達しており、毎分2万回、回転して、F1スポーツカーのエンジンと等しいのです。

 ウイルスは単細胞よりも数倍も小さいのです。科学者の計算によって、1リットルの海水の中に1千億のウイルスがおり、すべての海の中におよそ10の31乗のウイルスがいると推定されます。この数字は海の中のすべての魚、海老、蟹、及びすべての海洋生物の総数の15倍になり、その総重量は7500万のシロナガスクジラと同じです。

 人類は地球上で演化して、ウイルスは細胞上で進化しています。人類はたいへん発達した現代科学技術を持ちましたが、ウイルスは古代から今日まで、相変わらずこっそりと往来して、とても予測不可能なほどに変化し、毎回来た時は人や物質、文明を消滅します。疫病の殺傷力は科学の抵抗力を遥かに超えるでしょう。異なる時空に生活しているウイルスと人類が衝突したら、人類は滅ぼされて、本当の原因は見えません。

 2020年の年初から今までの一年間、中国を除く(真の数字を中国共産党(以下、中共)が隠しているため)、全世界の死亡人数は230万人になりました。この巨大な殺傷力は、人類の有識者に畏敬の念を植え付けるのに十分です。

 2、隋の文帝は祠(ほこら)を建て、虚雲は祭壇を設置する

 『三教源流搜神大全』によって、隋文帝開皇11年(西暦592年)、五大疫病神が隋の首都の上空に現れました。その年に、全国で大きな疫病が大発生し、感染して亡くなった人が多かったのです。隋の文帝はすぐに祠を建て、疫病神の守りをお願いしました。

 1900年の夏、中国陝西省、甘肅省、寧夏省の地域に深刻な干ばつと、さらに疫病も蔓延し、乱世になっていました。高僧・虚雲は臥龍寺で祭壇を設置し、雪祈りの法会を行い、千人以上の僧侶が参加しました。虚雲と九人の法師は高い台の上で座禅をし、7日間、雪祈りを行いました。7日後、奇跡が現れ、空から牡丹雪が降りました。虚雲がさらに7日間座禅し続けると、長安は真っ白になってしまいました。西太后は八人担ぎの輿(こし)に乗って雪の中を臥龍寺まで行きました。臥龍寺に近づくと、法台上の虚雲が見えたので、西太后(せいたいこう)は涙を流して跪いて叩頭しました。

 今の人は、これらの伝統文化を民話と見なして、真実を信じる勇気がないので、この中の玄妙と後人への戒めを理解できないです。

 中共は「人の力は必ず自然に打ち勝つことができる」と鼓吹(こすい)しています。しかし、歴史を見ると、共産党の「天と戦う、地と戦う」ことで、中国人は悲しげに喪に服し、血を流し、涙を流さなかったでしょうか? しかし残念ながら、中国人の最大の歴史の教訓は、歴史を破壊し、歴史を変えたことで、そうすれば、歴史の真実が徹底的にわからなくなり、更に子々孫々が歴史から如何なる正しい教訓も受けることができなくなります。

 3、疫病神はなぜある法輪功学習者(以下、学習者)のお兄ちゃんを「賢い」と称賛しますか?

 明慧ネットに記載した『疫病神が見えた(1)』の文章によって、2020年2月下旬、疫病がピークの時期のある晩、作者は天目で、ある疫病神が空にいるのを見ました。疫病神は、作者のお兄ちゃんの家の方向を見て「君のお兄ちゃんは非常に賢い、将来仙人の列に入る」と言いました。

 作者は、すぐに疫病神の話の意味を理解しました。家族の中で、彼のお兄ちゃんは拙誠(せっせい:つたなくても真心がある)すぎて、お金を貯めて嫁を貰うことを知らず、誰かが困難にあっていたらすぐに助けにいき、他人を援助するのを全くけちらないのです。最も良いのは、彼のお兄ちゃんは大法が素晴らしいと認め、大法の師父を敬い、常に良い果物を買って師父の法像の前に供えて、心を込めて両膝をついて拝礼し、自分が良い人になることを加持してくださるようにと師父に願っています。

 そのお兄ちゃんは、大法弟子に対して家族のように親しくなっています。ある日、そのお兄ちゃんが出張して、泊まった旅館のオーナーが大法の修煉者と分かりました。そのオーナーと親しくなり、その後、そこに出張する度に、必ずこの旅館に泊まります。お兄ちゃんは、またそのオーナーの家族にもおごって、またその家族に大法弟子を思いやるようにと勧めました。

 大法弟子は衆生が災難から逃れるため、衆生を救い済度するため、食費を切り詰め、物を節約して、節約したお金で真相資料や資料を作るための資材に使っています。そのお兄ちゃんは真相資料を配り、またお金をだして、真相資料用のいろいろな資材を買いました。また人を救い済度することも積極的に参与し「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」、「三退すれば平安を保つことができる」の文字が書かれたお札を大量に使って、人を救い済度する情報を広げています。

 そのお兄ちゃんは、また出張の途中で、中共の腐敗や、法輪功が香港、台湾と世界各地に広がっている情報を伝えました。暇な時「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、師父が素晴らしい」などを念じています。彼は「大法の師父は私を導いてくださっていると感じています」と言いました。

 作者は文の中で「お兄ちゃんは大法を敬っているから、疫病神の尊敬を得ました。神様は彼が正しい道を選んだと分かって、必ずよい運命があると思っています」と書いています。

 4、「中共が法輪功を迫害することについて、なぜ私は罪を負うのか?」

 1992年、中国長春市から伝わって来た法輪功は佛家の最高の修煉大法です。1999年7月、中共と江沢民の嫉妬心によって、法輪功を弾圧し始め、更に法輪功に泥を塗るため、天安門焼身自殺事件を起こして、民衆の恨みを扇動しました。21年が過ぎても、迫害は、まだ続いています。中共の迫害は天罰を受け、最後に滅びることがそろそろ来ます。同時に修煉界には、中共だけではなく、多くの中国人も中共について災難に遭うことが見えました。

 「中共が法輪功を迫害することについて、なぜ私は罪を負わなければならないのでしょうか」と聞く人がいるかもしれません。実は中共の罪を負うのではなく、自分の罪を負うのです。考えてみてください、もし真・善・忍が誹謗中傷された時、あなたは黙って認めます。更に中共に協力するなど、中共が焼身自殺の口実として、1億の善良な中国人にジェノサイドを実施した時、あなたは黙って見ていた、被害者はもっと迫害されることなり、民族の道徳基準が完全に壊れた時、あなたは個人の利益、自分の良心に関わらず、波に任せ流れのままに漂い、さらにその中で楽しんだ、あなたは神様と対面する時、自分が無辜と言えますか? 神様はあなたを認めますか?

『疫病神が見えた(1)』の中に、疫病神は修煉者に「20年あまり、大法弟子は世の人々に真相を伝えていますが、どのくらいの人が真相を聞き入れなかったのでしょうか? あなたが各家に送った真相の福音を大切にする人がどのくらいいたのでしょうか? 本当に非常に長い時間が経ちました。世の人々は良し悪しの分別もせずに、人心が動物みたいになり、赤い魔に追随して業力が急増したため、伝染病を招きました」と言いました。

 作者は「それと同時に、ほかの空間に2冊の冊子が現れました。1冊は金色で、中に記載されていたのは三退した人達で、このような人は素晴らしい行き先があります。もう1冊は黒色で、中に記載されていたのは額の前に共産党のシンボルがついている人達(共産党、青年団、少年先鋒隊に入った人)で、このような人は危ういのです」と書かれています。

 一部の人は、自分は悪いことをあまりやってない、また学習者にも悪意をもっていない、ただ個人の前途のため、共産党や青年団、或いは少年先鋒隊に入って、なぜ天罰を受けますか? 天罰を受ける人は悪い人ではないか? と思うでしょう。

 答えについて、例えば、中共は悪事の数々を働いた悪魔で、あなたはその悪魔の組織に誓って入ると、その悪魔の身体の細胞になるでしょう。天がこの悪魔を淘汰する時、悪魔の細胞は逃げられますか? 逃げられないでしょう? 結果は悪魔の全体を淘汰し、すべての細胞も含めます。だから、公に「三退」と表示したら、その悪魔から徹底的に切り離され、災難の中であなたは残ることができるでしょう。

 実は中国人だけではなく、人類の大災難が来る時、全世界の人は中共につくか、切り離すかについて、心から選択しなければなりません。

 とにかく、科学には限りがあり、見えるものや触れるものだけを実証できます。疫病は予測できないことではありません。人類が疫病神に直面したくないことは根本的な問題です。

 結語「あなたが災難を乗り越えられるようにと祈ります」

 2020年11月から、疫病の災難が加速変異の形で人類を攻めています。過去の1年来、各地に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じて、完全に回復した武漢肺炎の患者がいます。明慧ネットでこのような例を記載しています。あなたが「真・善・忍は素晴らしい」という真言をしっかりと覚えて、中共を切り離して、災難を乗り越えられるようにとお祈りします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/8/419625.html)
 
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