携帯電話が監視されている
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年5月6日】携帯電話の安全性(セキュリティー)の問題はごく当たり前の話になりました。しかし、まだ一部の同修は携帯電話の安全性を重視していません。携帯電話が実際に監視されていた体験談を皆さんと交流したいと思います。

 1、携帯電話を持って、病院を通りかかっただけで記録された

 ある女性同修は、瀋陽市の同修の体験を話してくれました。去年の暮れ、瀋陽市の感染状況は深刻でした。ある日、その友人は感染患者を収容する病院を通りかかりました。その夜、中国疾病予防管理センターから電話が来て、何故その病院を通りかかったのかと聞かれました。

 つまりこの人がどこを通ったかということさえ、知られていたのです。このことで、携帯電話が監視されていたことが証明されました。

 2、高齢者専用の携帯電話(スマホの簡単バージョン)も同じようにリアルタイムで監視されている

 一部の同修は携帯電話を持って他の同修の家に行き、「私の携帯電話はスマホではなく、高齢者専用の電話です」と言いました。その意味は、高齢者専用の携帯電話は監視されない、安全だというのです。しかし、高齢者専用の携帯電話でも、問題は多発しているのです。

 ある年配の女性同修は、以前私と同じ会社、同じオフィスに勤めていたので、私と仲が良かったのです。彼女が退職した時、私も離職しました。たまに出会っても、私たちはいつも話が尽きませんでした。もちろん私たちが話していたのは修煉のことでした。ある日、私は彼女と出会って、いつも通りに楽しく話しました。私は彼女に、携帯を持って来ているのかと聞くと、持って来ていないと答えました。また引き続き話していると、突然、彼女のポケットの中で高齢者専用の携帯電話が鳴りました。彼女は気まずそうに、「家族だけで使っています」と言いました。数日後、彼女が私の所に来た時、また携帯電話を持っていました。私は「お姉さん、同修と合う時は、携帯を持たないで下さいね」と言いました。その後、彼女は私のところに来ていません。

 3、携帯を他の部屋に置いても、安全とは言えない

 一部の同修は携帯を持って同修の家に行き、携帯を廊下に置くとか、別の部屋に置くなどします。また一部の同修は他の同修の家に着くとバッテリーを外します。これで安全だと思っていますが、実は安全ではありません。

 4、監視されている携帯なら、どこに行っても監視されている

 一部の同修の携帯が嫌がらせの電話を受けていました。電話やスマホのICカードを変えないで、その携帯を持って同修の家に行き、さらに資料拠点に行きました。家に入らず、ドアの前に着いただけで安全とは言えません。

 5、つねに監視状態を保つため、携帯の電源を切らないように要求

 ある女性同修が強制連行されましたが、感染状況のため、釈放されました。釈放された時、警官は彼女に常に連絡が取れるように、携帯の電源を切らないように要求しました。ある日彼女はこの携帯を持って同修の家に行きましたが、その同修は後で強制連行され懲役刑が科せられました。

 6、携帯を持って真相を伝える時、監視される可能性がある

 一部の同修は携帯を持って外で真相を伝えることがあります。理由としては、真相を伝え終わってから、ついでに買い物をするので、家族と連絡を取るため、携帯があれば便利だからと言いました。

 やはり一番安全な方法は携帯電話を持たないことです。

 7、ウィチャットをインストールすると、全面的に監視される

 私がいる町は県級市で、市の東西南北を歩いても20分しかかりません。こんな狭いところでも、一部の同修はまだ携帯電話で連絡をとり合っています。

 ある資料拠点の女性同修は、タクシー運転手の男性同修に電話で連絡していました。感染拡大の期間中、タクシー運転手が健康QRコードや、ウィチャットを開いても、女性同修はまだ電話で連絡しており、全然気にしていませんでした。

 ある日、私はこの女性同修のパソコンを再インストールしたところ、途中で、女性同修は他の同修に電話をして、「インクが切れたら、レーザープリンターを使って…」と言いました。この言葉を聞いたら、誰でも資料を印刷することが分かってしまいます。

 また一部の同修はウィチャットの危険性が分かっているのに、また使って、同修に指摘されると、「家族だけに連絡するためで、他の人を登録していないから」と言いました。

 子供が他の土地に行ったので、子供との連絡を取りやすくするため、ウィチャットを使っている同修もいます。

 ある日、私が親戚(修煉者でない)にご飯をご馳走している時に、親戚の夫が電話を掛けて来ました。彼はウィチャットの表示場所から、親戚がいつもの場所にいないと言って、「何をしているの?」と聞いてきました。

 8、中共はウィチャットを利用して、海外から情報を収集する

 一部の同修は、海外の子供との連絡にウィチャットを利用していますが、このやり方は非常に危険です。

 ある日、私は同窓会に参加しました。同級生の中に外資系の会社に勤めている人がいました。その同級生は修煉者ではありません。同級生は「ある日、私が会社の電話に出ると、電話に雑音が混じり、電話が混線したようでした、これは既に監視されていたのです」と言いました。中国共産党(以下、中共)は、いつも「外国の敵対勢力」と宣伝しています。海外の子供と連絡している同修たちは、必ず注意すべきです。あなたは子供との連絡だけだと思っていますが、中共の認識では、あなたが外国の勢力と繋がっているという口実で外国の情報を収集しているのです。

 9、タブレットやPCも同じく監視されている

 携帯だけでなく、タブレットやPCも安全性の問題に注意が必要です。ある日、私は同修のAさんと一緒に、Bさんの家に行きました。私とAさんは携帯電話を持たず、Bさんの携帯も別の部屋で、私たちはすべてが安全だと思いました。Bさんの家のリビングにタブレットがありましたが、私はタブレットについてほとんど知識がありません。私たち3人が話していた時、タブレットが起動していたことに全然気づいていませんでした。

 昼の12時ごろ、私たち3人が発正念をして、周りが静かになると、突然タブレットにメッセージボックスが現れました。「部屋の中にもう2人の声があることをシステムが検知しました」と表示されたメッセージを目にした私は、非常に驚きました。わたしたち3人が話していたのは全てデリケートな内容でした。

 10、集団学法をする時、携帯電話を持つと全て監視される

 私は以前、携帯電話の安全性についてあまり重視していませんでした。2016年、私は省都へ行って、同修の家に泊まっていました。省都の集団学法に参加した時、携帯電話を持つことが禁止されていました。その当時、私は地元の学法環境は良く、携帯電話を持っていても大丈夫だと思っていました。今考えても、やはり省都の同修のやり方が正しかったのだと思います。

 2017年、近所の同修が連行されました。連行された日の朝、私はその同修と電話で連絡したことがあったのに、携帯電話とICカードを変えていませんでした。2カ月後、警察官が私に電話を掛けて来てから、私は携帯電話とICカードを変えました。しかし、携帯電話の安全性をまだ重視していなかったので、常に携帯電話を持っていき、同修の家に着くと、単純に携帯電話を別の部屋に置くだけでした。2019年、ネットで地元の2人の同修が省都で強制連行されました。同時に連行された同修、及び同修の家族は30人あまりでした。恐らく彼らの携帯が長い間、監視されていたのだと思います。地元で強制連行された2人の同修は携帯電話の安全性について、まったく気にしなかったので、2人ともウィチャットをアンインストールしていませんでした。私はその時やっと目を覚ましました。

 11、ネットに繋がる電子製品についても注意が必要

 現在、私は同修に連絡する時、電話を使わず、直接同修を尋ねます。同修の家に行っても携帯電話にとどまらず、ネットに繋がる電子製品なども持ちません。

 現在、多くの電子製品がネットに繋がります。私の同級生(修煉者でない)はスマートスピーカーを買って、ネットと繋ぎました。音声で指示を出すと、そのスマートスピーカーはすぐに指示に従い反応したり音楽を流してくれたりします。同級生は私に、「これらの電子製品は北斗衛星システムと繋がり、トラッキングの誤差は0.5メートルしかありません、安全に注意してね」と言ってくれました。

 結論

 一部の同修は誰かと連絡したいなら、携帯電話でしか連絡を取れない、あるいは知りたい情報は携帯電話でしか調べられないと思うかもしれません。実はそうではありません。多くの同修はこのような体験があるでしょう。誰かに会いたいと思う時、偶然にその人と出会う事が出来るのです。

 ある女性同修は夫の社会保障補助金の申請手続きをしたいのですが、どうやって行うかが分かりません。近所の人に聞いても、誰もわかりません。ある日、彼女はバスの中で座っていると、隣に知らない女性が来て座り、彼女に「私は妹の社会保障補助金の申請をするのですが、今日は初日なんです…」と言いました。その同修はこれを聞いて、「師父はこの人の口から、必要な情報を教えてくださる」と悟りました。

 要するに、携帯電話を使わなくても、私たちの心が法に基づいていれば、会うべき人々や、知るべきことは、すべて漏れなく実現できるのです。

 【編集者注:この文章は筆者の個人的な観点を代表しているものであり、正しいか否かについては筆者個人が責任を負うものとし、読者は自身で判断してください。】

 
(中国語://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/19/423502.html)
 
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