RTC電話チームで真相を伝え 衆生を救う過程で自分を修める
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 文/日本の大法弟子  

 【明慧日本2021年5月8日】法を正す最後の時期に、私はRTC電話チームに参加して、同修と一緒に真相電話をかけ貴い中国人を救うことができ、この機縁がとても大切だと感じています。

 電話かけのトレーニングに参加する

 2020年武漢肺炎の期間中、屋外での法輪功迫害の実態を伝える活動が全部できなくなりました。ある同修からRTC電話チームの育成があるので、今から申し込んでも間に合うと教えてくれました。この時の私はいろいろな人心が現れ、自分は上手に話せないことを恐れ、同修に笑われるのではないか、などと恐れていました。自分としてはよく分かっていましたが、これらの汚い人心を取り除かなければ、天国へ持っていけるわけではありません。私はこれらの執着を取り除いていないために、師父は私に電話かけをして、衆生を救うように按排してくださったので今日まで電話かけを続けることができました。

 それでは最近の真相電話をかける中で出会った感激的な物語を数例挙げて同修たちと交流したいと思います。

 真相を理解した衆生「李先生は素晴らしい! 法輪大法は素晴らしい!」と叫ぶ

 ある30代の男性が電話を受け取り、「法輪功でしょう?」と聞き、私は「そうです。お兄さん、今は法輪功学習者(以下、学習者)だけがあなたに真相を伝えています。中国共産党(以下、中共)の虚言に騙されないように、真相を知っていればあなたは福に報われますよ。すべてあなたのためです」と答えました。

 そしてその男性は大法の師父の名前を言って、「金儲けのためでしょう?」と聞き、私は「私の師父が金持ちになりたいのであれば、全世界で1億人の大法弟子がおり、師父が、私たち一人一人の弟子に1元(約17円)下さいと言えば、たちまち師父は億万長者になり、2元をくださいと言えば、2億元の金持ちになります。これは当然のことですが、私たちは大法弟子として喜んで師父に差し上げましす。しかし、私たちの師父は一銭も要求されません」と話しました。彼はさらに「それではあなた達の師父は何が欲しいのですか?」と聞き、私は「大法の師父は弟子の善に向かう心が欲しいのです」と答えました。

 ここまで話を聞いた彼は、先ほどまで大法を嘲笑っていた態度がなくなりました。そして私は話し続けました。私たちの師父は法を伝え人を済度するために来られ、全世界の人を救い、あなたも含まれているのです。私の家族は大法から恩恵を受けました。もし大法を修煉していなければ、すでに一家は離散し肉親を失っています。私の夫と父は多くの病気を患い、娘は12歳の時に病気で命を失うところだったのです。私も重い病には罹らなかったものの軽い病気に付きまとわれていました。1997年、私は縁あって法輪大法の修煉を始め、師父の教えである『真・善・忍』に基づいて人々と付き合い、物事を行うときは他人のことを先に考え、トラブルに出会うときは真っ先に内に向けて探して、他人のことを考慮することです。このようにしたことで健康を得られただけでなく、家庭が睦まじくなり、嫁と姑の問題も解決され、法輪大法が私に幸せな家庭をくださいました。全世界で数えきれないほどの同じように壊れかけていた家庭が、幸せな家庭となりました。大法の師父は私たちから一銭のお金もとっておらず、私たちに善い人になるための道理を教えてくださっています。私たちは自分をよく修めることで、師父の慈悲なる済度のご恩に報いることができます」

 「だからお兄さん、あなたがこの電話を受け取ったのは、あなたの福であり縁があってのことです。私は真心を込めて内心からあなたと家族に平安が訪れ、災難から乗り越えられることを願い、そして佛法と善なる縁が結ばれること、神佛に守られることを願っています。こうなればあなたに真の幸せと平安が訪れるのです」

 私の話を聞いて彼は感動した様子で、「あなたは心から私のために、私たちのために最善を尽くそうとしていることが分かります。あなたは良い人です。どうもありがとう」と話しました。私は「感謝するのなら大法の師父に感謝してください。大法の師父が私たちに貴い中国人に真相を伝えるように教えてくれました」と私の話が終わらないうちに、彼は「李先生は素晴らしい! 法輪大法は素晴らしい! 李先生、私を救ってください」と大きな声で叫びました。

 私はその言葉に感動して、「お兄さん、今の言葉はあなたの心の奥底からの叫びであり、必ず福に報われ、『人の心から一念が生じれば、天地が知っている』と言われているように、あなたが信じていれば、きっと神佛のご加護が得られます」と言うと、彼は「ありがとう、ありがとう」と感謝していました。

 私は続けて中共の邪悪な本質と、偽りの「天安門焼身自殺」の真相を伝えました。時計を見ると25分間話していました。最後に、彼は妻と中共組織の少年先鋒隊から脱退しました。

 もう1人は50歳前後の男性です。私が三退まで話したところ、彼は確固たる態度で「私は何も信じない」と言い、私は「お兄さん、あなたは何も信じないと言っていますが、それでは釈迦牟尼佛は修煉して正果を得たのではないでしょうか? ノアの方舟の話しを聞いたことがあるでしょう? 神がノアに舟を造らせたのではありませんか? あなたも知っている通り、ウイルスはあのように小さくて見えませんが、しかし、人々を死に至らせることができ、そうではありませんか?」と説明しました。

 彼は「その通りだ」と認めたので、私はこの人は救われると思いました。私は続けて「天上には多くの大佛がおられ、私たちには見えませんが、あなたが信じていれば、あなたは神佛の存在を確証することができるのです! 中国は神州の大地であり、神から文化が伝わり、天を敬い神を信じることになっています。私たちは神の民であり、神に守られる対象となっています。しかし、私たちは小学生になって右手で拳をつくり、『共産党のために一生を捧げる』と宣誓しました。すなわち私たちの貴い生命を無神論組織に預けたことになり、彼らの一分子になっています。そして彼らが行った悪事が精算されるとき、その罪を一緒に背負わなければなりません」と話しました。

 そして「天安門焼身自殺」の捏造ニュースと、中国共産党の臓器狩りの真実を伝えた後、彼に「なぜ邪悪な組織から脱退するのか、意味が分かったでしょう? 善悪には報いがあるというのは天理であり、時期が来れば善悪には必ず報われるのです。ただ、あなたのような善良な人が彼らの罪の替わりにならないように、それはとても恐ろしいのです! あなたが信じるかどうかは別にして、これらのことは確実に存在し、しかも今でも起きています。彼らが天理に背いて行った悪事は。私たち善良な人に関係がありません。私たちが発した誓いを心から廃棄し、こうすれば神佛のご加護を得られ、そして真の平安を得ることができます。あなたは一家の大黒柱です。あなたが平安になれば、あなたの家族も福に報われ、三退する理由がありましょうか。お金は一銭もいらず、何も要りません。あなたの家族が平安になって正月を過ごされることを願っています。お兄さんは共産党員でしょうか?」と聞くと、彼は「そうです」と答え、「ならば先に言った仮名で脱退しましょう、よろしいですか?」と勧めたところ、彼はすぐ電話を切ってしまいました。

 私はこの人は救いようがあると思い、師父にご加持をお願いしました。そしてもう一度電話をかけ、彼は電話を取ってくれました。そしてトレーニングのとき同修が教えてくれた簡単な言葉を用いて、急いで「お兄さん、先に言った○○という仮名で脱党し、平安になりましょう。覚えましたか。覚えていればもう電話をかけませんから、いいですね?」というと、彼はすぐ「いいですよ」と同意してくれました。私は「素晴らしい未来を選択されたあなたを祝福します。近い将来あなたは今日の選択が、どれだけ偉大だったのかを目にすることができます」と彼の聡明な選択を祝福しました。

 人を救う中で自分を修める

 真相電話をかける過程で深く感じたことは、衆生を救うことも自分を修める過程だということです。毎日、中国各地の人々と電話越しで接触するのはまるで行脚のようで、いろんな人と出会います。最初のころは自分を厳しく律することができましたが、罵声を上げる人、嘲笑う人に出会っても心が動じずに心性を守ることができました。しかし良いことが続はず、自分には取り除かれていない多くの執着心があります。家事が多くなると、学法煉功がおろそかになり、心の落ち着きがなくなり、様々な人心が現れてきます。

 ある日、40歳ぐらいの男性が電話を受け取り、その弾性に罵り続けられました(翻訳者注:中国人は人を罵る時、祖父母や両親のことまで罵る)。私の心に火が付き、自分が修煉者であることを忘れ、その男性に「お兄さんには母親がいないのでしょうか? では、あなたはどうやってこの世に来たのでしょうか?」と強い口調で言い返しました。彼は何も言わずに電話を切りました。

 自分は心性を守れなかったことが分かり、衆生を救えずに怒らせて逃してしまいました。しばらくして、さらに中年男性が電話に出ました。三退まで話が及び、彼に共産党員ですかと尋ね、彼は「私は共産党員ですが、なぜ脱退しなければならないのでしょうか?」と聞かれました。私は共産党に加入したときの誓いを心の中で廃棄し、神佛と善縁を結ぶことですと言いました。彼は突然大声で「何をごちゃごちゃ言っている」と言いました。私は今回も心性を守れずについに、「理解してもいないのに、私がごちゃごちゃと言っているなんて」と一言、言ってしまいました。彼は二言三言罵り、何を罵ったのか聞き取れませんでしたが、彼は電話を切りました。

 私は呆然として、なぜ心が動じたのか? それぐらいの言葉で耐えられなくなり、どうやって人を救うのでしょうか? 腹の底から悔しさがこみ上げてきました。この時、師父の言葉を思い出しました。「私を救ってくれるなら、まず私の次元に達し、この威徳を持ってはじめて、私を救うことができます。あなたにその威徳がなく、私ほど次元が高くなければ、どうやって私を救うのでしょうか?」[2]。そうです。これは私が聞きたがならないことを、受け入れない心を取り除くためではないでしょうか。心性を高めるべきで、自分が向上しなければ衆生を救えないのです。最近のことを振り返ってみると、孫の面倒を見ていて忙しく、三つのことをしっかりと行えず、冷静を保つことができず、心性を守り切れませんでした。その後、孫の面倒を見なくなり、早朝から五式の動作を煉功した後、夫(同修)と一緒に学法をしています。午後からRTC電話チームに入って同修たちと一緒に発正念して、それから電話をかけています。夜にも電話をかけた後、さらに学法をしています。このように毎日とても充実しています。

 最近、時には2、3時間で三退する人がおらず、あるいは二言三言を聞いて電話を切ってしまいます。この時、私は以前のように焦ったり不安になったりすることはなく、心を落ち着かせることができるようになりました。そして、どの執着心が衆生が真相を聴くのを阻んでいるのかを内に向けて探し、見つける努力をして取り除いています。

 前回の教訓もあって、今では罵る人に出会っても心が動じなくなり、平然と受け止められるようになりました。ある男性が電話を受け取って罵声を上げ始めました。私は彼の罵りが終わるまで待っていました。そして私は「お兄さん、私は怒っていません。私は知っています。私たち中国人は共産党に毒害されたのです。共産党が執政するようになって現在に至るまで、私たちに両親にやさしく接するように、養育の恩に感謝するように教えたことはない、そうでしょう? 学校に通い始めると、私たちは右手の拳を上げ、共産党組織へ加入させられ、いつでも彼らのために生命を犠牲にすると宣誓をさせられました。私たちは幼いころから、両親から授かった貴重な生命をこの党に捧げました。すでに両親の生命ではなくなりました。私から見れば最近の感染症は、この無神論の共産党を罰するためです。この電話をかけたのは、できるだけ早く共産党から離れ、心の中で彼らへの誓いを破棄することです。今、神佛が私たち善良な人が早く彼らから離れるのを待っています。一旦共産党を罰することが開始されると、もう間に合わなくなります。あなたがこの電話を受け取れたのは、あなたが善良な人だという証なのです。私は、あなたが劫難から無事に乗り越えられ、素晴らしい未来を迎えられるように願っています」と話したところで、彼は「ありがとう、ありがとう」と感謝の言葉を繰り返し、そして共産党組織からの脱退に応じました。

 RTC電話チームに参加して9カ月の中で、私は多くの執着を見つけることができました。電話をかける過程で衆生と接する中で執着心を放下しなければ、いろんな原稿の言葉を言ってもすぐ電話を切られます。後になって、唯一修煉において努力することを認識し、なぜならば私たちは修煉が第一だからです。私は精進することが分かったところで、進む道はどんな困難があっても、最後まで歩き続けます。

 最後に師父の説法を以て私の交流を終わりにしたいと思います。「皆さんが思っているどれほど良いことや、どれほど神聖なことであっても、わたしはそれらを利用して皆さんの執着心を取り除き、皆さんの魔性を暴露させ、それを取り去っているのです。皆さんの向上こそが、最も重要だからです」[3」

 次元が限らているため、法理に符合していないところがあれば、慈悲を以てご指摘してください。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『北美での巡回説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」

 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「再認識」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/13/421921.html)
 
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