魔難に遭遇したとき、師父に助けを求める
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年6月26日】私は今年81歳になりました。1997年に大法の修煉を始めました。最近起きたことの体験を書き出して、どのようにして関を乗り越えたか、皆さんと交流したいと思います。

 大法を実証する三つのことをやりやすくするために、子供たちとは一緒に住んでいません。2月1日の朝、目が覚めて時計を見ると、ちょうど朝の煉功の時間でした。そのとき突然、口の中に違和感を感じました。気がつくと舌が動かなくなっており、声が出なくなっていました。私はとても冷静で、動じることはありませんでした。その時、「早く小紅(娘のニックネーム)に電話して」という声がしましたが、すぐに警戒し、「私には師父がおられる。娘を呼ぶ意味があるのか、娘は私を救えるのか、あなたたちの言うことは聞かない! 私には師父がおられる!」と思いました。

 私はすぐに立ち上がり、師父にお線香をあげ、師父の写真の前に跪き、「師父、私をお救いください。私の口を塞ぐような悪いことを禁じてください。私の口は、法を学び、真実を伝え、命を救うためのものであり、私の何が悪いのでしょうか? 私は内に向けて探し、悪い物を必ず取り除きます。師父に加持して頂くようにお願いします。如何なる悪であろうが、私を妨害したり迫害したりすることを許しません」と、心の中でお願いしました。師父にお辞儀をしてから、洗面所に向かい、鏡を見ると、舌の先端の下に、ナツメほどの大きさのしこりがありました。この大きな塊が、唯一残っている歯のパイルの上に乗ってしまい、舌が全く動かなくなっていたのです。

 私は、「すべてが偽物だ、今すぐ学法しよう」と思いました。寝室に戻った私は、足を組んで『轉法輪』を手に取り、ちょうど第四講を勉強していたところだったので、そのまま続けて学法しました。話せないのなら、無理してでも声を出して読んでみようと思いました。まだ少ししか読んでいなかったのですが、小さな風船が弾けるようにポンと音がして、私の口からお茶のような色をした何かが少しずつ出てきて、すぐに舌を動かすことができ、話すこともできるようになりました。

 私は子供のように喜び、目に涙を浮かべながら手を合わせ、師父に、「師父、治りました。師父、私は元気になりました。師父、ありがとうございます」とお礼を言いました。

 私はすぐに「自分は何が間違っていたのか」を探し始めました。この2日間で起きたこと、言ったことなどを振り返ると、問題点が見えてきました。1月31日の夜、息子夫婦がやってきました。嫁が、「旧暦の12月8日に母親が、何の前触れもなく急死したので、母親のことがずっと忘れらない」と言いながら、私と話すときも泣き続けていました。また、嫁は「母親は何年も前から、ある神様を信じており、健康状態も良好だった」と言いました。私が嫁を慰めようとする際、彼女の母親が修行していた法門を是認したり、言ってはいけないことを言ってしまったので、結局、自分でこの突然の「魔の災い」を招いてしまったのです。

 その間、私は病気や恐怖を考えず、まず最初に思ったのは、「この病業の虚像を完全に否定し、師父に助けをお願いすること」でした。

 二十数年間、師父の庇護のもと、どれだけの関や困難を乗り越えてきたかわかりませんが、実は師父は弟子のために、それらをすべて背負っておられるのです。

 81歳になった今でも、私は体力もあり、家事もすべて自分で行っています。また、大法の真相や福音を世の人に伝えるために、よく自転車で街中を走り回っています。子どもたちは「お母さんは最も素晴らしい母親だ 」と言ってくれます。これらのことは全て師父の慈悲と、師父の加持だと思っています。ここで、慈悲で偉大なる師父に感謝を申し上げます。

 私がこの体験談を書いたのは、年配の修煉者たちに注意を呼びかけようと思ったからです。修煉中、魔難に遭遇したときには、「内に向けて探し、旧勢力の迫害を否定し、そして師父に助けを求めます」。同修と交流する際、年配の修煉者の中には、困ったときに、師父に助けを願うのが恥ずかしい思い、「師父に迷惑をかけたくない」人がいることを知りました。これは常人の心を持って師父を考えています。私たちを家に導くために、師父は傍におられます。どうしても乗り越えられない魔難に遭遇したとき、師父は「どうしてもダメだったら、師父を呼べば良いのです」[1]と仰っています。 これこそ、師父を信じることであり、大法を信じることだからです。

 ちょっとした個人的な見解ですが、もし間違っていれば慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の教文:『二〇一八年ワシントンD.C.での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/12/422392.html)
 
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