文/海外の大法弟子
【明慧日本2021年7月17日】ソーシャルメディアは現代の生活の中で重要な役割を果たしており、世界の人口の4分の1近くがフェイスブック(以下、Facebook)を使っています。中国語圏でも相当数の人が利用しているのです。ですから、普及されているFacebookで法輪大法の真相を伝えること、人を救うことにとって便利な道具だと思います。2020年9月、明慧ネットは中国語明慧Facebookプロジェクトを立ち上げました。仕事の内容はFacebookで明慧の文章の要約と丁寧に作った魅力的な画像を付け、人の目を引きつけるような投稿をすることです。これはソーシャルメディアを使って大法の真相を伝える大きな一歩を踏み出したと思っています。
大法を広め、真実を伝える新しいプラットフォームを開く
明慧のFacebookは毎日、4篇の文章を投稿しています。今日までに1,000篇以上の明慧の文章の要約を投稿し、1日に2,000人から8,000人のファンに届けました。 投稿に対して多くのファンから感想や称賛の声が寄せられました。その中で、かつて大法の真相を知らなかった人が、よくないコメントをしたりしましたが、そのうち大法のことを理解するようになりました。「地獄は『轉法輪』を読んだ人を受け入れない」という投稿をしてから、あるファンから「どこで『轉法輪』を買えますか」と質問をしてきました。 そして、彼を法輪大法の道に導きました。大半が投稿をしてすぐ、何千人ものファンから「いいね!」と押されます。同時にその文章のリンクをクリックされることも多いのです。これによって、大法の真相を伝えることと、大法を広めることに効果があると思います。
プロジェクトに参加する同修にとって、この仕事は修煉を向上させる過程でもあります。このプロジェクトに参加してきた同修の大半は明慧で仕事をしたことがありませんので、明慧の仕事内容やFacebookの操作をよくわかっていなかったのです。それでみんなが 研修と法理に基づいた交流を通じて、心性を高め「人気のソーシャルメディアを利用して真相を伝え、人を救う」という使命感を持つようになりました。 トレーニングによってメンバーたちは早くもスムーズに仕事をこなせるようになりました。 1人あたり週3回の投稿と画像を作ることが求められており、すでに42週経ちました。古い投稿はいまだに、ファンたちが拡散しています。大法の修煉体験や病気治療の奇跡、古代人の修煉と善悪応報の物語などが、活水のようにFacebookで拡散され「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と世界の人々に伝わっています。
私たちのFacebookページが設立された当初、ちょうど中共ウイルスが世界を席巻していたときでした。 世界各地で、さまざまなレベルの都市閉鎖が行われ、人々は旅行に出かけることができず、家で過ごすことが多くなりました。 そのことで、人々は携帯電話を使う時間が長くなり、Facebookの利用頻度も高くなるため、明慧のFacebookページにアクセスする機会が大幅に増えました。これは時代のニーズによって形成された大法の真実を伝える方法の一つになったと思います。
重点を掴んで投稿文と画像を作る
編集者として、投稿文を書くことは大きな試練です。投稿文を書くには、まず明慧の文章を読み、熟考し、文章が伝えようとしている修煉の要素を深く理解して、重要なポイントが分かるようにならなければなりません。何人かの編集者は、「明慧の文章をこんなに丁寧に読んだことはない。まるで文章を書いた人と心で深く交流をしているかのようだ」という感想がありました。投稿は、わずか100〜150文字で文章の精華と重点を表す投稿文とデザイン性が高く、かつきれいな画像を添える必要があります。画像は「 画竜点睛」の効果があります。 編集者たちは、良い仕事をしたいという思いから、画像づくりと投稿文の修正のテクニックや原則についてオンラインで議論したり、塾で文章の書き方を習ったりする人がいれば、プロ並みの画像を作るためにソフトウェアを購入したり、画像を制作する教室に通ったりする人もいます。
実際、Facebookのどの投稿文と画像も、大法の真相を伝える輝くチラシのようで、世人の認識を変え、命を救うことができるのです。 ですから、投稿文と画像の制作は細部まで完璧に仕上げることが重要で、編集者たちは必死で取り組んでいます。
仕事における執着を放下する
Facebookの投稿をする前に投稿文と画像はすべて、2回の校正を受けなければなりません。 各編集者は1篇の草稿を書いた後、1回目の校正をしてから、2回目の校正を行います。校正で投稿文と画像の字、句読点、内容、体裁、色彩の誤りや不具合をあらかじめ修正することで、より読みやすく、元の文章の要点を正確に伝えることができます。 編集に携わる同修は医師や教師、公務員、エンジニアなどの常人の仕事をしています。同修たちは皆、常人の仕事では成果を上げていますが、文章を書くことと明慧の仕事には詳しくありません。編集者は、自分たちの投稿文がすでに良くできているのに、画像も苦労して作ったので、なぜまだ修正の必要があるのかと思ったりします。それで 自分に執着していることによって、明慧Facebookの仕事を辞めたいと思っている人もいます。 しかし、校正を担当している人は、基準を持って一定のレベルに達しなければ、書き直しや修正の必要があると考えています。ですから、各自の観念や観点を持っているので、メンバーたちはいつも、時間をかけて交流したり、修正する原因を分析したり、修正前と修正後を比較したりして、最終的には互いに納得できるまで話し合うのです。ほとんどの人が自己の観念を捨て、全体を形成して、ともに向上するのです。師父は「私はこの環境を、批評を受け入れると同時に、内に向けて探すことのできる環境にしたいのです。皆、自らを修め、すべての人が内に向けて探し、誰もがしっかりと自らを修めることができれば、衝突は少なくなるのではありませんか?」[1]とおっしゃいました。
Facebookの中で清流になるように
大法は濁った世界での清流であり、無数の衆生に恩恵をもたらすことができます。 これまでの私は、Facebookは様々なコンテンツが集まったもので汚染されているところだと思っていたので、見るのも嫌で近づかず、嫌悪感もありました。しかし、師父は「皆さんが修煉者なので分かっていますが、人間の道徳性が人間の境地を下回るほど低下し、社会風紀は滅されなければならないほど低下しています。ですから、私たちは人を救わなければなりません」、「私たちは自分が良いと思うこと、善のもの、美しいもの、伝統的なものを伝え、私たちの理念を伝えます」[2]とおっしゃいました。この説法を勉強して、私は自分の考えを再確認し、人を救うことへの情熱を取り戻しました。
明慧Facebookは、「明慧の文章を多くの同修と常人に届けることができる。観光名所や街頭で大法のチラシを配るのと同じように、人を救いことができるポジティブなエネルギーがある。人のネガティブな考えを改めさせ、と多くの人を伝統的な文化や道徳に立ち戻らせることができる」と感じたのです。
明慧は心を満たしてくれるところだと知らされる
このFacebookは私にとって新たにできたプロジェクトで、最も時間を費やすプロジェクトでもあります。私は毎週、明慧ネットでいくつかのコラムから、時間をかけて20篇以上の常人の読者にふさわしい文章を探し、そして、それらの文章を分けて編集者に送ります。 私自身も編集者の1人ですので文章をもらった後、文章を要約し、投稿文を書くなど一連の作業を行わなければなりません。その後、原稿と画像を確認し、投稿スケジュールの調整などに着手します。そして、次の週の新しい文章を探し始めます。この仕事は、繰り返しの作業で、かつ綿密で集中して取り組まなければなりません。その中で、私は大きな収穫と大きな感動がありました。明慧ネットの文章は言葉で言い表せないほど豊富で人の心を満たせる博物館のような存在であり、まるで大きな宝の山です。明慧のプロジェクトに携わって21年になりますが、今になってやっと宝の山に入って宝を探すことを始めました。修煉者の物語はどれも感動的で衝撃的です。私たち編集者はこれらの宝物を使って、心を込めて文章の精華を集め、要約して投稿文を書き、同修や常人のところに送り届けるのです。
純粋な心があってこそ、ポジティブなエネルギーが出て来る
明慧ネットの文章を要約して投稿文を作る際、法輪大法に触れたことのない一般の人々にも理解でき、目を引くような視点で書かなければなりません。人々の興味や好奇心をかきたて、修煉のことに結び近づけさせ、 常人の執着に従っていくと、大法の真実を伝えやすいと思います。
編集者の気持ちが投稿文の言葉に現れることが多いのです。純粋な投稿文であれば、人を救うことができると思います。私はいつも、投稿のリーチ率が高いと見ると、励まされ、頑張ろうという気持ちになりますが、同時に歓喜心を起こさないように気をつけています。 逆に、リーチが少ないとき、投稿文がよく書けていなかったか? または、画像の彩りの調整が必要か? などと、いつもどうすれば改善できるのかを考えています。 編集者は、自分の主観性を入れず、純粋な投稿文であるほど、リーチ数が高いと感じています。
ソーシャルネットワーキングの教授・文珊(ブンサン)氏は、次のように述べています。「Facebookのインサイト・レポートにあまり注目しないでください。それは主に通常のビジネスで、広告を掲載してアクセス数を増やすためのものです」。 明慧Facebookページの重点は、明慧ネットの文章の「注目度」を高めることにあるのです。 常人を明慧ネットに引き込むことで、大法の力と修煉の縁を結びつけることができると私は認識しています。
修煉を精進しなければならず
修煉を急がなければなりません。ある日の夜、明慧Facebookページに突然問題が発生し、すべての投稿に「いいね!」や「シェア」ができなくなりました。 他のファングループは問題なかったのですが、私たちのFacebookだけが問題になっていました。 「明慧Facebookが、検閲の対象になっているのかも」と思いましたので、 不安になりましたが、すぐに落ち着いて法を学び、内に向けて探しました。それから、常人のやり方でFacebookに苦情を訴えました。師父は「皆さんは普段から正念を保ち、邪悪または何かの出来事に遭ったときには、正念を発し、真相を伝え、衆生を救い済度し、さらに自分をより良く修めるべきです。もし自分を良く修めることができなければ、威徳はありません。話したことも法に基づいておらず、衆生を救い済度することは全く論外のことです。話したことに威徳と威力がなければ、作用を果たさず、邪悪に隙に乗じられることもあります」[3]とおっしゃいました。そして、私は落ち着いて、よく内に向けて探してみると、「学法と煉功を怠っていたり、YouTubeの動画を見たりして修煉を疎かにした」と自分の修煉に問題があると分かりました。とても悲しい気持ちになったので、とりあえず法を勉強しようと思いました。 その結果、すぐに立ち直りました。 その中で、「時間を無駄にせず、人を救うことを積極的に行わなければならない。それができなければ、人を救うチャンスすらなくなるかもしれない。だから、修煉を急がなければ時間がすぐに過ぎ去り、取り返しのつかないことになってしまう」と思いました。
明慧Facebookは、まだ第一歩を踏み出したばかりです。私たちの努力と根気によって、より多くの人に大法の真実を理解してもらうことができるようと願っています。
師父に感謝いたします! 明慧での修煉の機会を大切にし、この万古の機縁を大切にし、師父について本当の家に帰りたいと思っています!
注:
[1] 李洪志師父の経文:『ロサンゼルス市法会での説法』
[2] 李洪志師父の経文:『大紀元新唐人メデイア法会での説法』
[3] 李洪志師父の著作:『各地での説法五』「二〇〇