文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年9月4日】春秋時代、晋景公は病気でベッドに寝ついており、長期にわたり治療したが治らず、秦桓公はそのことを知った後、緩という医者を晋国に推薦し、緩に晋景公の病気を治しに行かせました。
緩はただちに秦から出発し、緩がまだ途中で道を急いでいる時、晋景公は奇怪な夢を見ました。2人の小人が対話をしている夢を見て、その中のある小人がとても心配して「緩は医師で、優れた名医で、私達は場所を探して少し隠れたほうが良いです!」と言いました。もう1人の小人は何事もなかったかのように「私達が膏肓の間に隠れさえすれば、彼には何もできなくなります!」と言いました。
緩は晋に駆けつけた後、晋景公の脈をとり、頭を振って「この病気は治療する方法がなく、病気は膏の下、肓の上にあり、膏肓の間は薬の力が届かないので、この病気は治療することができません」と言いました。晋景公は緩の言葉を聞いた後、夢を思い出し、ため息をついて「あなたの診断はとても的確で、あなたは本当にすごい名医です!」と言いました。話し終わると、緩に貴重な贈り物を贈り、人を派遣して緩を秦まで送りました。
間もなく、晋景公は病に倒れて亡くなりました。
これは後に人々によく言われるようになった慣用句――「病膏肓に入る」の典故です。あの2人の小人は「病気」が他の空間で体現した命ある霊体であり、私達のこの空間には腫瘍や炎症などの形で反映されます。
ある日、勤め先で2人の同僚が雑談をしているのを耳にし、その中の同僚のAさんは無意識に自分の顔に出たできものについて「数年前からあり、どうしても取れない」と話したところ、同僚のBさんは即座に「大宝sod蜜(訳注:中国製の保湿クリーム)を使ったら、効果があり、私はこうやって塗った後、落ちました」と言いました。Aさんは「それなら私も大宝sod蜜を買って帰って塗ってみます」と言いました。
しばらく経って、2人の同僚がまた会い、BさんがAさんの顔についたできものがどうなったかを尋ねると、Aさんは「その日私達が雑談した後、私は家に帰り、このできものがなぜか少し萎んでいるのを発見し、翌日私がまだ大宝sod蜜を買いに行っていないのに、それはなんと自然に落ちました。不思議です」と興奮して言いました。話し手は他意がなくても聞き手は気に掛かることがあり、私はそばで聞いていて心の中でずっと「本当に『病気』はすべて霊性があり、どんな物でもそれを打ち負かす一物があり、この『病気』はその天敵がそろそろ来ると分かったので、自ら逃げたのだ」と感嘆しました。
私はこの話を真相を知っている友人に伝えたところ、友人の瞼の上に丸いこぶができ、痛くも痒くもないがとても邪魔だということで、友人は丸いこぶに対して「この瞼の上はあなたの住む場所ではなく、すぐに自ら去りなさい。でなければ、私はお灸の筒をあなたにかぶせます。お灸を点火すればあなたはもう逃げられなくなります」と言いました。思いがけないことに、翌日この丸いこぶは自ら自然に落ちました。
本当に万物全て魂があるのは真実です。同修のみなさん、病業の関を乗り越える時、常人の心と常人の目で「病気」を捉えないでください。常人でさえ真相を知れば、私の語った話を通して実際にうまく活用することができます。こんなに長い間修煉している修煉者が、なぜ大法の法理で自分を指導することができないのでしょうか、観念が正念を妨害しているのです。
刑務所の中で、私はある台湾人女性に大法の真相を伝えたことがあり、その女性はまったく退けることなく私が言ったことをすべて信じました。そのため、伝えれば伝えるほど話は広がり、修煉を通して功能が出る現象についても話しました。ある日、その女性が洗濯を終えて干そうとした時、衣類を壁の近くに掛けた後、「固定」と衣類に向かって話し、去って行きました。私は理解できずその女性に聞くと、その女性は「この衣類は掛けてもすぐに落ちてしまいます(刑務所の環境により、壁から1センチ幅でしか衣類を乾かすことができない)、かつてあなたは修煉には功能があると言ったではありませんか? 私は功能を使って衣類が落ちないよう固定しました」と言いました。その女性は普段私と『洪吟』を一緒に暗唱しており、それによってその女性は自分も修煉していると認識していました。なんと簡単であり、如何なる人の観念もないため、いかなる抵抗もなく、功能を使うのに自分の腕、足を使うのと同じように自然にできるのです。台湾人は共産党による無神論を注ぎ込まれておらず、伝統文化が多く残されています。そのため、自分の功能を操りやすく、あの「固定」された衣類は確かにずっと落下しませんでした。
【編集者注:この文章は筆者の個人的な観点を代表しているものであり、正しいか否かについては筆者個人が責任を負うものとし、読者は自身で判断してください】