文/湖北省の大法弟子
【明慧日本2021年10月18日】母と兄、妹、私の4人は法輪大法を修煉しています。さまざまな困難を通じ、心に法があることで正念の威力が増すと分かりました。そして更に、人々を救うことは、法を正す師父を手伝う私たちの使命だと分かったのです。
正念で長兄を救援
1999年以降、迫害の元凶である江沢民グループが大法に対する迫害に拍車をかけていました。実家の長兄は警官に捕まり、省都の洗脳クラスに収容されました。私と妹は公安局に赴き、局長に直接、兄の釈放を求めました。局長は躊躇し、言葉を濁していました。
私と妹二人は慈悲の心で、また正当な道理をふまえ、言葉遣いを優しく選んで「大法を修煉すれば善良な人になり、間違いなく国家や人々、すべての家庭に有益であり無害です。私達の長兄は酷い肺病を患っています。もし兄に何か起きたら、あなたは全ての結果の責任を負わなければなりません」と言いました。そして私達は、1ヶ月以内に兄を無条件に釈放するよう求めました。
局長は大法の真相について少し分かったようで、この直接の求めを承諾しました。そしてちょうど1ヶ月後、長兄は無事に帰って来ました。こうして、私は「正念の威力」を目の当たりにしたのです。
師父は長兄の命を救いました
家に帰ると、長兄の病状はひどくなりました。「肺に残っている酸素の量はわずかで、息づかいも弱く声に力がなく、非常に危険」とレントゲン検査で判明したのです。
私達姉妹と何人かの同修で長兄の家に行って一緒に学法し、発正念をし、煉功しました。すると約2ヶ月で長兄の体調は好転し、精神的に落ち着き、食事の量も増え、徐々に快復しました。それ以降、長兄は率先して修煉し、三つのことを緩めませんでした。長兄は、真相を伝えるのに一度も携帯電話を使ったことがありません。ただ自分の口と足で、10数年にわたって直接顔を合わせて真相を伝えたのです。そうして救われた人々は、1万人を上回りました。
母は80歳余りですが、師父が息子の命を救って下さったのを目にし、絶えず真相を人々に伝えて多くの人を救い、自分の使命として約束を果たしています。
肉親の情に淡白になり 正念は法の中に
「名、利、情を修し去り 圓満して蒼穹に上る 慈悲をもって世界を看れば ようやく迷いの中から醒める」[1]、師父のこの法理はしっかりと私の頭に刻まれています。
2020年3月末、私に大きな困難がありました。私は師父の法の指導の下に、続けていくつかの関を突破しました。まず3月30日、夫が急病で亡くなりました。訃報が伝わると、青天の霹靂のように家族のみんなを驚かせました。しかし私は心に法があるため、動じることなく比較的落ち着いていました。人にはそれぞれ定められた運命があり、誰もそれを左右できないのです。
みんなが落ち着いた頃、義兄は私と一緒に亡くなった夫の所属部門へ賠償を求めに行こうと提案しました。私はこれが「利益」の関であると認識したので、思い切って「兄さん、もし貴方が賠償請求に行くのなら、私は行きません。これは労災による死亡ではないのです。あなたの弟は運転中に急病で亡くなったのであって、労災は適用されないのです」と言いました。
一方、夫の所属部門から人道的に4万元が支給されました。ちょうど火葬や遺体搬送代、埋葬の費用がかかったので、それで支払いました。4月9日、10日に葬儀を執り行うと、親友はとても同情して香典を増額してくれたのですが、私はすべて、かどが立たたないように断りました。
生前の夫は大法の真相を比較的理解していたのですが、亡くなった後に息子が二度、夢で父親に会ったそうです。そして「お父さんの身なりはきちんとして、あでやかな服装だった。たくさんの人と一緒に読経し、見たところ良い行き先だった」と言いました。
夫は亡くなりましたが、私はしっかりと大法を修煉して心が動じず、感情的に大きく影響されませんでした。しばらく経つと私は妹と一緒に山岳エリアや田舎をまわり、真相のステッカーを貼り、学法や発正念も怠りませんでした。
私は更に名、利、情に対して淡白になり、謹んで師父の教えに従い、しっかりと学法し修煉しています。半年後には学法時間も長くなり、法を師として更に着実に三つのことをしっかりと行い、表面の情勢に邪魔されません。師父が説かれた「今朝のどんな事にも管わる別れ 圓満して家に帰れば、万事通」[2]を心に留めます。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「功成って圓満」
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟2』「道を得て明白」