懲役14年の判決を受けた王新民さん さらに4年6カ月の不当判決
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 【明慧日本2021年12月12日】黒竜江省牡丹江市に住む72歳の法輪功学習者(以下、学習者)・王新民さんは6月10日に不当に連行され、牡丹江拘置所に拘留された。10月29日、愛民裁判所によって裁判が開かれ、法輪功を実践したとして懲役4年6ヵ月の実刑判決を受けた。王さんは、この判決を不服として上訴している。

2014年6月に医療仮釈放された時の王新民さんの様子

 黒龍江省煙草研究所を退職した上級農学者である王さんが、過去20年の間に信念のために判決を受けたのはこれが2度目である。

 2003年10月22日に連行され、牡丹江刑務所で14年の刑に処されたことがある。2014年初めに重度の膵臓炎を発症し、2014年6月に医療仮釈放となった。完全に回復する前に、2015年6月4日に再び刑務所に連行され、2016年まで拘束されていた。

 王さんは6月10日、警察の一斉捜索で連行された。当局は集団逮捕の目的を、来る7月1日の中国共産党創立を祝う100周年記念日を考慮して「治安を維持するため」だと主張した。6月11日の正午までに、少なくとも27人の学習者が連行され、6人が嫌がらせを受けていた。

 その日の朝6時、4、5人の警官が学習者の張涛さんの自宅のドアを壊して、法輪功の本、パソコン、携帯電話を押収した。

 そこで警官は学習者の王さんを見つけ、張さんの家族4人全員を向陽派出所に連行した。向陽派出所の所長は、張さんを殴り、両手を背中に回して手錠をかけた。 同日、張さんの2人の家族は解放され、張さんは15日間不当に拘留され、王さんは牡丹江拘置所に収容された。当局は、王さんの血糖値が非常に高かったにもかかわらず、王さんを解放することを拒否した。

 王さんは10月29日、愛民区裁判所に出廷し、自分のために無罪を主張した。王さんは先日、4年6カ月の懲役と5000元の罰金の判決を受けた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/14/433616.html)
 
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