『目覚めよ』を読んで悟ったこと
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年1月2日】新経文『目覚めよ』を読んで、その中から法を正す進展を伺うことができ、ワクチン接種についても新しい理解を得ました。次は私が悟ったことです。

  1、ワクチン接種はしてもしなくても良いが、肝心なのは修煉者の立場で問題を見ること

 「また、古い学習者を含む一部の学習者は普段、大法のことを行い、学法も怠っていませんが、肝心な時にやはり乗り越えることができません」[1]

 「人を救う過程ですでに多くの人のために疫病より百倍、千倍も強い細菌、ウイルスを消滅させましたが、パンデミックの中で自分自身を正しく扱うことができていません。感染を恐れている人もいれば、ワクチン接種を頑なに拒む人もいます。この時、あなたはまだ大法弟子の称号に相応しいのですか」[1]

 中国では2021年の初めからワクチン接種を普及させ、最初はまだ本人の意思で打つかどうかを決めることができましたが、6、7月になると強制的に全員に打つという政策を展開しました。責任を取ることを恐れて、また、国際世論を恐れているため、当局は宣伝する時に「ワクチンを打つかどうかは本人の意思を尊重する」と言っていましたが、実際には強制的です。ワクチンを打ってから、体に対する害を消去するために秘伝の漢方薬を探す大法弟子もいれば、接種を拒む大法弟子もいます。多くの大法弟子は必死にワクチン接種を拒んで、接種を受けないことを修煉の基準とし、心性を守るための行動と見なしています。さらに一部の大法弟子はワクチンには人類を制御するチップが含まれていて、打つと人体のDNAは変えられて、将来は殺処分され、廃人になると考え、ワクチンを打った同修を邪に悟り、修煉の次元が落ちた人だと考えています。

 私と夫は出稼ぎ労働者で、交通機関を利用するにあたりワクチンを打たないと外出できないため、6月にワクチンを接種しました。その時から、私と夫は周囲の同修から孤立され、グループ学法や大法の仕事においても連絡を絶たれてしまい、大きな圧力を受けてきました。『目覚めよ』を読んで、「やっと晴れた」という感慨でした。

 個人の見解ですが、大法弟子全体として、ワクチンを打てば常人社会と対立することを避けられるし、いわゆる「防疫を破壊する」レッテルを貼られて新たな迫害を生むこともなくて、社会と家庭からの不必要な圧力を軽減することができ、大法弟子全体に損をもたらすことも避けられると思います。ある悟りを開いた同修は、もし出発点が衆生を救うためであれば、ワクチンを打つことは慈悲心の現れだと言っています。ここでは、皆さんにワクチンを打つことを勧めるのでなく、修煉者の立場に立って問題を見ないといけないことを説明したいだけなのです。

 師父は経文の『理性』に「疫病自体は神が段取りしたことであり、歴史の発展において必然的に現れるのです」[2]と説かれました。私が思うには、神が疫病を造り、他の空間では邪悪な生命を消滅するために使い、人類という空間では中国共産党を擁護する人を淘汰するために使っています。正と邪の交戦の中、他の空間にある邪悪な生命も疫病の対処法を探していて、人類の空間に反映すると、今日のような複雑な疫病情勢として現れ、多くの修煉者を困惑させています。

 新型コロナウイルスは人類が作ったものではありません。しかし、中国共産党が疫病の存在を隠したことで、ウイルスをより速く、広く全世界に広めたのです。

 2、法を正すことは最後の段階まで来た

 最新の経文に師父は「法が天体を正すことはすでに終了し、現在法がこの世を正すことに移行しつつあります」[1]と説かれています。実は、2017年に師父は「師父も法理から皆さんに説明しているだけです。宇宙で法を正すことは今日まで至り、本当に最後の段階に進んだのです。しかも、すでに法がこの世を正す段階に移行しつつあります。ですから、振り返ってみると、この全ては本当に大変なことだったのです」[3]と説きました。

 ここの移行期間を1~2年、2~3年で終わると簡単に考えてはいけないと思います。6、7年でも速いほうだと思います。

 『目覚めよ』の中の「大部分の大法弟子は師父とともに法がこの世を正すことを行います」「1」に対して、私個人の理解ですが、大部分の大法弟子の修煉は圓満の基準に達しておらず、彼らに修煉の機会を多く与えるため、師父は以前の予定を変えられたと思います。以前の予定とは、法を正す時期の大法弟子は法がこの世を正すことに関与しません。

 周りに悟りを開いた状態の同修のAさんが見たのは、法がこの世を正す時期になると修煉の向上の速度は今日と同じくらい速く、その時の魔難は多く、今の魔難とは違い、その時期に入る前に圓満成就することは最も良い選択だ、ということです。Aさんの観点は法理に適っていると思います。法がこの世を正す時期に入ると、すべての謎はもう解かれて、今日のように早く向上したいなら、もちろん魔難も大きく多くなるはずです。

 法が天体を正すことはすでに終了したため、大法弟子の修煉に新しい状態をもたらすとAさんは言いました。それはつまり、他の空間にいる妨害の要素が減少したので、大法弟子は坐禅を組む時に以前よりもっと入定しやすく、学法の時ももっと集中でき、悟りを開く修煉者も増える、とのことです。

 3、政治、社会問題への執着を捨て、衆生を救うことを急ぐ

 新唐人、大紀元、マイメディアが政治、常人の話題を話すのは、彼らの仕事です。一部の大法弟子は上記のメディアの番組をよく見ていますが、それは修煉ではありません。番組を多く見ていることによって政治や常人の社会問題に執着するようになっては、なおさら良くありません。

 例えば台湾問題ですが、台湾が中国大陸に統一されることになれば、台湾の大法弟子の修煉にとって重大な試練となります。中国本土のような厳酷な迫害に耐えられる台湾の大法弟子はどれぐらいいますか。

 師父の説法からすると、将来、多くのことは必要に応じて変わるので、台湾と中国の統一も起こりかねないと思います。ある悟りを開いた同修は、2022年10月、中国大陸と台湾が統一すると言っています。もちろん修煉者は大法を基本とし、予言や功能については参考だけにします。

 「皆さんに社会を変える義務はありません。いまの社会はすでに末期になり、全ての良くない現象はいずれも必然的なことです。私たちが行なっている全てのことは人を救うことです。旧宇宙に構う必要はありません」[1]

 もし中国大陸と台湾が統一されれば、それも必然的に起きることで、きっと悪い神が手配したものだと思います。それは、悪い神が2020年のアメリカ大統領選挙を妨害したと同じです。もし2024年にトランプ氏が米大統領選で勝利しても、われわれは「世界を救ってもらいたい」というトランプ氏に対する期待と執着を捨てなければなりません。

 『目覚めよ』は早く目を覚まして真相を理解するように、世間の人々を呼び覚ましていると当時に、今までしっかり修煉していない大法弟子に最後のチャンスを与え、最後の注意をしているのです。同修の皆さん、一緒に頑張りましょう。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『目覚めよ』
 [2] 李洪志師父の経文:『理性』
 [3] 李洪志師父の経文:『大法伝出二十五周年ニューヨーク法会での説法』

 【編集者注:この文章は筆者の現時点での個人的な認識を代表しているものであり、同修の皆さんと切磋琢磨し、「比して学び比して修す」のためのものです】

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/27/434081.html)
 
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