蘇州市の倪介鳴さんが不当連行 鉄の椅子で3日間尋問
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年10月4日】蘇州市の法輪功学習者・倪介鳴さん(男性)は今年6月、法輪功迫害の事実に関する情報資料を配布したとして、黄埭(こうたい)鎮派出所に連行された後、鉄の椅子に鎖でつながれ、睡眠なしで3日間尋問された。現在、倪さんは黄埭鎮第二拘置所に拘禁されている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 倪さんの弁護士が介入し、蘇州市呉江区検察庁に弁護士書簡を送り、検察官が告発した「邪教組織を利用して法律の実施を破壊した罪」は無効である、法輪功を学ぶことは中国の国民の合法的な権利であり、国家新聞出版総署は法輪功書籍の出版禁止令を2011年にすでに廃止しているので、法輪功の経書や資料を製作し、保有することは、完全に合法であると指摘した。

 事件の経緯

 倪さんは、1991年から蘇州市黄埭鎮で写真スタジオを経営している。今年5月下旬、数人の学生が卒業写真を撮るために倪さんのスタジオにやって来た。倪さんは法輪功迫害の事実に関する情報が掲載された雑誌を数部、学生の親に渡したところ、警察に通報された。警官らは捜索令状なしで、倪さんの店と家を家宅捜索し、3台​​のコンピュータ、2台のプリンター、法輪功の創始者の写真、41冊の法輪功の本を押収した。

 倪さんは午後11時ごろ、尋問のために黄埭鎮派出所に連行された。次の3日間、倪さんは鉄の椅子に拘束され、トイレを使用する必要があるときだけ鎖を外された。警官らは交代で倪さんを尋問したが、倪さんは眠ることができなかった。

中共迫害法轮功学员的刑具:铁椅子

拷問のイメージ写真:鉄の椅子

 倪さんは6月4日から27日まで隔離施設に収容された。倪さんは6月27日に黄埭鎮第二拘置所に連行され、それ以来拘禁されている。

 倪さんは、1997年に法輪功を学び始め、法輪功迫害の事実に関する資料を配布したことを理由に2000年、労働収容所に入れられた。倪さんは法輪功の本を読んだとして、2006年に再び懲役4年の刑を言い渡された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/27/448167.html)
 
関連文章