安徽省の胡宏美さん 8カ月間精神病院に拘禁
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 【明慧日本2023年3月20日】安徽省金寨県(きんさいけん)在住の法輪功学習者・胡宏美さん(75歳女性)は2022年2月25日、自宅で不当に連行され、白雲病院の精神科に8カ月以上拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 胡さんは白雲病院に運ばれた後、人権活動家を含む他の8人と同じ部屋に入れられたが、そこは刑務所の扱い方と全く同じだった。胡さんは十分な食事を与えられなかったにもかかわらず、薬を毎日3回、3錠服用することを強いられた。 胡さんが薬の服用を拒否すると、看護師は胡さんの首をひねり、顔を平手打ちした。

 時には5人の看護師が胡さんを抱えて、強引に薬を飲ませたりした。そのため、胡さんの肋骨がほとんど骨折してしまった。看護師はまた、食べるのが遅すぎると非難し強制的に食事を与えたり、チューブを通して胡さんの胃に空気を入れ、胡さんに大きな苦痛を与えた。他の収容者は休憩のために屋外に出ることもできたが、胡さんは決して部屋から出ることを許されなかった。看護師は意のままに胡さんを蹴ったり、縛ったりした。また胡さんは毎月血液サンプルを採取された。

 8カ月以上拘禁された後、胡さんは警官らにビデオや写真を撮られた。警官は二度と法輪功を修煉しないことを約束する「三書」に署名するよう胡さんに強制した。

 胡さんは、自分の人生は悲惨なものだったと言った。胡さんは若い頃、健康だったが、ある軍医の手術の練習のため、保健所の簡易手術室で、軍医によって胡さんの胃の手術が強制的に行われた。胡さんは正義を求めるため北京に行こうとしたが、電車の切符を買う余裕がなかった。

   明慧ネットの統計によると、2021年12月27日の時点で、29の省または省レベルの都市から少なくとも865人の健康な法輪功学習者が、精神病院に送られ、薬物投与の強要や、身体的に拷問を受けている事例が多い。

 例:2021年8月26日、陝西省宝鶏市の病院職員である張彩霞さん(女性)は、通勤途中に警官らに連行された。精神病院の王家崖リハビリテーション センターに送られた後、張さんは自分の信念を放棄する「三書」に署名することを余儀なくされた。また張さんの夫が張さんの釈放を求めに行ったとき、法輪功に反対する声明を書かないと連行すると脅された。

 法輪功への迫害は、健康な法輪功学習者を精神病院に送り込んでいる。中国共産党による20年以上にわたる法輪功の迫害の方法は、一般の人にも適用されている。

 その一例が、湖南省で妊娠4カ月で教師をしていた李田田さんは、上海の教師である宋庚一さんの支持を表明したため精神病院に送られた。(宋さんは、「南京大虐殺での30万人の死亡というデータは、歴史的な裏付けを欠いており、30万人というのは、中国の歴史小説の執筆の概要にすぎません。私たちは永遠に憎むべきではないのですが、戦争がどのように起こったかを反省すべきです」と述べている)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/2/454411.html)
 
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