【5.13応募原稿】苦悩と闘病の半生が終わり、師の恩に報いる
■ 印刷版
 

文/山東省の大法弟子 

 【明慧日本2023年6月30日】私は今年74歳で、法輪大法を25年間修煉しています。大法を実証し、大法の創始者である李洪志先生の慈悲なる救いと御恩に感謝するために、私の話を皆さんと共有したいと思います。

 私が3歳の時、母は5人の子供(兄、姉、私)を残して亡くなりました。母の愛を失った後、私は誰にも関心を寄せてもらえず、幼い頃から数えきれないほどの辛酸を経験しました。私がようやく学齢期に達した時は、父は男尊女卑で女の子よりも男の子を大事にし、さらに家が貧しかったこともあり、私を一日たりとも学校に行かせてはくれませんでした。

 6歳の時から、父は私にロバを引いて畑を耕し、種蒔きをすることを強制しました。当時の私の身長はロバほど大きくありませんでした。ロバは畑仕事で疲れるとちゃんと歩いてくれず、私は身体が小さいため、ロバを引きずることもできないので、耕した畑は曲がりくねってしまい、真っ直ぐではありませんでした。当時、父は生産チームのリーダーだったため、面子を保つために、自分の土地がしっかり整地されていないことを他人に指摘されるのを恐れたため、とても怒ってロバと一緒に私を殴りました。こういうことはしょっちゅうあり、私はいつも父に殴られていたので、父に会うのが怖くなりました。

  8歳の時、私はロバを引いてやる作業を強く拒否したため、父は私に大人がやる仕事を割り当てました。私は子供の頃から気が強く、どんなにきつい仕事でも歯を食いしばってやり遂げましたが、ロバを引いてやる仕事はもうやらないと決めていました。14歳になってからは、男性と同じようにリヤカーを押して、畑に肥やしを運ぶ毎日に疲れ果て、死にたいとさえ思っていました。

 私の幼少期は、そんな苦しみの中で過ごしました。幸福や喜びとはまったく無縁でした。19歳で結婚し、情け容赦ない家から離れれば、運命が好転するだろうと幻想を抱いていました。 

 18年間の闘病 

 結婚してからは、労働点数を稼ぐために昼夜にかかわらず、絶えず働くことしか知らず(年末に労働点数に応じた給料が支払われる)、夫の両親の世話を疎かにしていました。さらに、私には3人の子供がいたので手が回りませんでした。当時、夫の両親は私の悪口を言っていて、私はそのことに納得できませんでした。時間が経つにつれて、対立はますます深刻になり、ついに私は午前中の仕事を終えて家に帰っても何も食べず、午後また仕事に行きました。私の心の中は怒りで溢れていました。 

 私は、まだそれほど年をとっていませんでしたが、体調はすでに悪い状態にあり、どんな病気にも罹っていました。胃も肝臓の調子も悪く、神経症、五十肩、膝関節炎、座骨神経痛、そして4番目から7番目の腰椎の生理的湾曲(S字カーブ)など、あらゆる種類の病気を抱えていました。私の両目はほとんど見えなくなっていました。両足の踵も痛く、脳への血液供給不足や低血圧など十数種類の病気に悩まされていました。 

 18年間薬を飲み、18年間お金を使い、18年間ひどい目に遭っていました。あらゆる病院で治療を受けましたが、まったく効果はありませんでした。それどころか、病気はますます重くなり、ついには薬さえ飲み込めなくなりました。なす術もなく、家で横になって死を待つしかありませんでした。家では一日たりとも楽しい日を過ごしたことはなく、老人も子供もいつも怒っていました。 

 新たな人生

 その後、大法が私の村にも広まった時、心優しい学習者が家に来て、私に法輪功を紹介してくれました。彼女は、この功法による病気治癒と健康維持に関するいくつかの奇跡的な話をしてくれました。これを聞いて、もしかしたら私は救われるかもしれないと思いました。しかしその後、また落胆しました。なぜなら私は文字の知識がないので、本が読めず、健康状態が悪いためベッドから起きられず煉功ができないと思ったからです。しかし、学習者の励ましの下、奇跡が起こりました。私は立ち上がることができたのです! そこで私はさっそくその学習者から煉功の動作を学びました。 

 私が第一式功法の動作の「金剛排山」[1]を学んでいた時、目を閉じると、黄色い袈裟を着て、白髭を生やした老神仙が、杖を突いて山を下りているのが見えました。嬉しくなり、もっとよく見ていたかったのですが、あっと言う間に消えてしまいました。さらに2つの山が目の前に現れました。その山には緑色の草や木、花があり、とても美しかったのです。2つの山の間には深い溝があり、その山の間にオレンジ色っぽい2頭の小さな虎が遊び戯れていました。不思議なことに、この時、私の身体にはなんの痛みもなく、とても気分が良かったのです。 

 学習者が私に第三式功法の動作「衝灌」を教えてくれた時、頭がなくなったような気がして、身体の中に水が流れ込むような感じがありました。私はこれらの状態について学習者に話しました。すると彼女は、あなたは根基がよいですね、と褒めてくれました。 

 煉功をした後は、身体がとても楽になり、病気がなかった若い頃でさえ、これほど心地よいと感じたことはありませんでした。その時、私はたとえ字が読めなくても、『轉法輪』という宝の本を読もうと思い、持って来てくれるように頼みました。最初のページをめくると、師父の写真があり、師父は私に微笑んでくださいました。当時、無知だった私は、師父の法像の写真に向かって、「あなた様は私をご存じかもしれませんが、私はあなた様を存じません」と言いました。この時、師父は私に本が読めるよう導いてくださいました。本を開くと、それぞれの文字がトウモロコシの粒ほどの大きさになっており、しかもすべて金色でした! 私はあまりの嬉しさで声が出ませんでした。それ以来、私は文字を覚える事に一生懸命取り組みました。師父は私がとても熱心なのをご覧になられて、私に辞書の引き方を教えるように同修に按排してくださいました。 

 私に知識を学ばせ、良い人になる方法を教えてくださった師父に感謝いたします。1カ月も経たないうちに、私の身体の病気はすべてなくなり、体重は40キロから60キロ以上にまで増えて若くなりました。まさに人々の言う「換骨奪胎」(訳注:かんこつだたい。骨を変え生まれ変わる)で、すっかり心も体も変わりました。私は師父の御恩にどのように報いれば良いのか分かりません! 

 師父に恩返しするために使命を達成する 

 私が予想もしなかったことは、親戚、友人、近所の人々が皆、私のことを喜んでくれ、大法の奇跡を称讃しました。しかし、家族全員がとても幸せな気分に浸っていた時、突然、青天の霹靂が起き、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、村の中の大型拡声器が、一日中法輪功を誹謗中傷し、正義と悪を逆転させ、人々を害毒し始めました。 

 私は同修たちの所へ相談しに行きました。私たちは法を実証するために北京へ行くべきだと思いました。しかし、同修たちは家族から厳重に監視されていたため、行く勇気がありませんでした。師父に命を救っていただいた御恩に報いるため、私は大法のために公平な話をしに行こうと決心しました。私はすぐに家族に自分の決心を伝えました。お金と8冊の大法の本を背負って北京への道のりを行きました。 

 どの駅、どの停留所でも行く手を阻まれると、私は彼らに経典を見せて尋ねました。「法輪功の師父が本の中で仰っていることをご覧になってください。それはテレビで宣伝していることと同じですか?」。現場の警察は、経典を読み終えた後も本を私に返そうとはしませんでした。私は泣きながら「私は多くの病気を患っていて、死ぬのを待つばかりだったのです。法輪功を修煉したことでお金もかからずに、病気はすべて治りました。正しい人間になるには良心がなくてはなりませんから、真実の話をしなければいけません。大法の師父は、私の命を救ってくださいました! あなた達が私の本を返してくれないのなら、私はここで死にます!」と言いました。私が嘆き、悲しんで泣いているのを見ると、彼らは難しいことも言わずに、大切な本を返してくれました。私は引き続き、宝の本を携えて北京へ向かおうと思いましたが、地元の警察によって逮捕されました。彼らが私を家に帰らせた後、私は宝の本を隠し終えると、翌日も法を実証するために北京へと向かいました。 

 当時の私は理解ができず、自分の使命が何なのかも分かりませんでした。ただ、師父と大法が不当に扱われたことだけを考えていました。結局、町の派出所の警官は私が再び北京へ行くことを知ると、「北京に行かなければ、家でどんなに煉功しようが構わない」と言いました。私はきっぱりと彼らにこう言いました。「それはできません! 大法が私の命を救ってくれなかったら、私は今生きていないでしょう!」私が引き下がらなかったのを見て、彼らは私に3年間の強制労働を宣告しました。しかし労働収容所は私の受け入れを拒否したため、またしても私は引き戻されました。その後、私はまた2年の懲役刑を宣告されましたが、労働収容所はやはり私を受け入れることを拒否しました。その後、彼らは私を地元の看守所に監禁し、数日間不法に拘留した後、彼らは私を町の警察署に連行し、不法に私を120日あまり拘留しました。 

 私は前後17回連行され、3回強制労働収容所に送られ、懲役4年の判決を受けました。私は刑務所で多くの苦しみを味わいましたが、刑務所によって「転向」させられることはありませんでした。私の苦しみなど師父が私のために耐えてくださった苦難に比べればたいしたことではありません。師父の慈悲深い救いに感謝致します! 

 私が邪に迫害されていることは親戚、友人、近所の人たちは皆知っていましたが、彼らの中には中共に害されているために善悪がはっきりせず、私があたかも犯罪を犯したかのように思っている者もいました。しかし、私は自分の行動が最も正しいと分かっていたので、たとえ誰にどんな態度をとられようが、どんな言い方をされようが、どんな目つきで見られようが、気にせず、法輪功の冤罪が晴れる日が来ると固く信じていました。 

 名利情を放下し、師について衆生を救う 

 大法弟子には真相を伝え、人を救い済度する責任があります。2008年、私は4年間の不当な刑期を終えました。帰宅して2日目に、当地の古い同修と協力して、大きな定期市(いち)が開かれているところへ行き、対面で『九評共産党』を配り、三退を勧めました。当時の『九評』は三冊で1セットになっていました。私たちは最も多い時は100セットすなわち300冊を背負って行きました。協力してくれた古い同修は私より年齢が高いので、私は定期市に着くと場所を探し、同修にそこで本を看ててもらいました。私はある時、10セットを手に持って配りに行き、配り終わっては取りに戻りました。私に感謝する衆生もいれば、私を脅かす者もいましたが、私の心は動じませんでした。私は『九評』を持って行って三退を勧め、本の中に道理と根拠があると人々に伝えました。ある時は一日に80人以上の人に三退を勧めることができました。 

 学法を通して、私は大法弟子の使命は多くの人を済度することであると理解しました。真相伝えの中で何度も危険がありましたが、どのように無事に乗り越えたのかはっきり覚えていませんが、師父のご加護の下歩んで来られました。私は2008年に刑務所から釈放されて以来、2万1千人以上の人を三退させることができました。私は身を入れて彼らに三退を勧めてきましたが、実際はすべて師父がご加持されたからこそ成し遂げられたことです。もし、師父のご加護がなければ、弟子はどうやって人を救うことができたでしょうか? 

 隣近所の人たちは私の修煉後の心身の大きな変化を見て、私が話す真相を聞いて多くの人が家族全員で三退しました。 

 人々が大法の奇跡に感嘆した

  2022年、疫病が深刻だった時、中共はコントロールできないと見ると、完全に閉鎖を解くことができず、短期間のうちにほとんどの人が中共ウイルスに感染した陽性患者となりました。私は毎日いつも通り真相伝えに出かけました。人々は私にこう尋ねます。「あなたはどんな人とも接触していますが、『陽性』にならないんですか?」私が感染していないことを知ると、相手はすぐに「本当に素晴らしいです!」と言いました。私は「大法の奇跡です」と言って、引き続き真相を伝えました。「歴史上で何度も疫病がありました。ローマ帝国がキリスト教徒を迫害した後、3回大きな疫病がありました。キリスト教徒を迫害した人々と神を信じない人々はみな死にました。天の神様は公平で、善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあるのは、古代から現在に至るまで違いはありません。中国の王朝にも大疫病が発生したことがあって、悪人は淘汰され、良い人が残されたのではありませんか? その時になれば『法輪功に感謝します!』と言う人がいるでしょうね」と言いました。 

 私の言うことを信じない人もいて、私に「あなたはまだ若いね・・・」と言った人がいるのを覚えています。私は彼に聞きました。「お兄さんはおいくつですか?」彼はまもなく70歳になる、と答えました。私は彼に、「私は74歳です」と言いました。彼は私をじっと見つめていました。私は彼に「25年間、私は薬をまったく飲まず、注射もしたことがありません。大法弟子の高齢の学習者のほとんどがそうです。法輪功を真面目に修めさえすれば、病気治療と健康保持の奇跡的な効果がありますよ」と言うと、その時、彼は大法に敬服した様子でした。 

 ある組織にいる人が私のことを、歳をとるごとに若くなると褒めたことがあります。そのような時こそ、大法を実証する機会です。自分の一生を振り返ってみると、子供の時は死ぬほど貧乏で、中年になった時は死ぬほど病気がありましたが、大法を修煉した後、身体が軽くなったばかりか、どこに行っても称讃の声を聞くことができます。大法は本当にとてもすばらしいです。修煉しなければ分かりませんが、修煉する人には分かるのです。 

 最近、師父は『なぜ人類が存在するのか』という経文を発表されました。人生で多くの功徳を積んでこそ、天に帰る道を開くことができ、苦をなめて、業を消去することは宇宙の正理でとても良いことなのだと分かりました。私にこのような最も苦しく、劣悪で、複雑な環境という、最も良い修煉環境で私を成就させようと按排してくださった師父に感謝致します。今後、私は必ずより厳しく自分に要求し、心性を高め、自分の使命を全うしていこうと思っています。 

 この場をお借りして、師父に心からの深謝を申し上げます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『大圓満法』「二、動作図解」 

 (明慧ネット第24回世界法輪大法デー応募原稿厳正体験文)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/31/460158.html)
 
関連文章