【5.13応募原稿】「陽性」の中で体験した健康に関すること
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文/安徽省の大法弟子

 【明慧日本2023年10月27日】2022年12月7日、中国各地で突然、疫病の制御が解除され、新型コロナウイルスが中国国内で拡大しました。私の地方も例外ではありませんでした。職場、学校、そして多くの家庭でたくさんの人々が感染しました。人々が会ったり電話したりする時、最初に「陽性」になったかどうかを普通は尋ねたりはしませんが、当時は初めの挨拶代わりに「陽性になっていませんか?」とみんな聞いていました。大通りでは歩行者を見かけることはなく、封鎖の時よりも静かでした。人々は外出を控えておりパニック状態になっていたのです。

 ここでは、私の家族と地元の人々がこの「陽性」の中で体験したことについてお話しします。

 陽性者に濃厚接触しても感染しなかった

 私の家は2階にあります。ある朝、私は荷物を取りに階下に降りました。すると、1階の女性が「お姉さん、あなたが教えてくれた『心からの九文字』の言葉を忘れてしまいました」と私を止めました。私は彼女に「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と何度も繰り返して教えました。彼女はずっと咳き込んでおり、私は彼女に「陽性」になったのかどうかを尋ねました。彼女は頷いて、「父親に食事を届ける時に感染しました」と言いました。彼女の父親は病院に入院しており、すでに数日間「陽性」で苦しんでいました。彼女は私に「心からの九文字」を尋ね、そして病院で父親に教えたいと言いました。彼女は私や私の家族に感染させることを心配して、私の家に来る勇気はありませんでした。それで、ずっと自分の家の玄関口で私を待っていたのだと話しました。

 夫は、私が「陽性」の人と話しているのを聞いて非常に驚き、私が感染して夫に感染させてしまうのではないかと心配しました。私は家に帰って「私は感染しません。私には師父がおられるので、どんな毒にも侵されません」と夫を何度も安心させました。しかし、夫は信じていないようで、毎日私の体温を測りました。私は熱が出ておらず、咳もしていません。2週間後、夫は私に再びPCR検査を受けるように要求しました。PCR検査の結果は「1本の線」だけで、これは陰性を示していました(陽性は2本の線)。結果が陰性を示していたことで、夫はもう何も言えなくなりました。その後は、私について誰かが夫に電話して、状況を尋ねることはありませんでした(私は携帯電話を持っていない)。それからは、夫はいつも自慢げにこう言いました。「妻はとても元気です。彼女は『陽性』の人と対面で話しても感染しませんでした。私の家の食材やその他の買い物、宅配便を受け取ることなど家事全般を彼女がしています。法輪大法は素晴らしい、師父は本当に偉大です!」

 父と子が法輪大法を支持し、この「陽性」の中で守られた

 夫は私が「陽性」になることを心配していましたが、私は「陽性」ではありませんでした。しかし、夫は外出しなかったのに発熱し、体温は37.8度に上がり、全身が痛みました。翌日、体温は39.4度に上昇しました。夫は解熱剤を飲むことを嫌がり、私に近づかないように、そしてマスクを着けるように言いました。私は、師父の説かれた「本当の大法弟子はエネルギーがあり、業力とウイルスを滅することができ」[1]を固く信じていました。私が「薬を飲みたくないなら、師父がおっしゃったように、『心を込めて真言を唱えるよう教えることなど、いずれも特効薬』[1]ですね」と言うと、夫は黙って承諾しました。

 3日目に、夫の体温は37.8度に下がりましたが、朝食を食べるには影響はありませんでした。私は夫に「なぜこんなに早く熱が下がったの?」と尋ねると、夫は自信満々に、「この数日間、私はずっと『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じていました」と言いました。そしてさらに、「法輪大法の師父がすでに私の面倒をみてくださっていました」と言ったのです。

 4日目、夫の妹と弟も次々に夫に電話しきて「陽性」かどうかを尋ねました。夫は「私はもう良くなりましたよ」と答えました。彼らはとても驚き、「3日前に電話で陰性だと言ってたけど、たった3日間電話をしない間にもう良くなったの? 信じられない!」と言いました。夫の妹は「私たち家族は5人全員『陽性』です。孫娘と孫息子は学校で感染し、高熱が出て、ベッドから起き上がれず、喉の痛みは刃物で切られるような痛みです。現在、5日間が経過してもまだ回復しておらず、食欲がなく、嗅覚がありません。薬や注射をしても効果が見られません」と言いました。

 夫の妹の話を聞いて、私は夫から受話器を受け取り、夫の妹にこう言いました。「命を救うための『心からの九文字』をすぐに念じましょう。家族全員で念じましょう! 以前話したことを忘れてしまいましたか?」と言いました。夫の妹は「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしいですか?」と言いました。私は「はい、これが本当に命を救う真の万能薬です!」と話しました。この時、夫の妹は突然、「なぜ兄が、3日で回復したのかがすべて分かりました」と言いました。

 息子一家は、私たちと同じ街には住んでいません。感染症による3年間、私たちは安全を確認するために電話を通じて連絡を取るしかありませんでした。息子が電話で、「PCR検査を受けても私は陰性です」、と言うのを聞くたび、私の心には師父に対する無限の感謝の気持ちが湧き上がりました。息子は本当に幸運でした。

 私が法輪大法の修煉を始めた時、息子は中学3年生でした。息子は私の修煉前と修煉後の心身の変化を見ています。息子は重度の心臓の異常拍動などのさまざまな疾患が薬なしで治りました。息子と夫は、法輪大法が素晴らしいことを知っており、私のことをとても支持してくれました。1999年、江沢民率いる中国共産党(以下、中共)が法輪功に対して狂気じみた迫害を実行しました。私と数人の同修は一緒に北京に行って法を守り、師父のために、法輪大法のために正義の声を上げましたが、北京の警察によって不法に留置場に拘禁されました。家の中では天が崩れたかのように、夫と息子は怖がっていました。息子は私を救うために苦しむ父親を見て、声をあげて泣きました。その年(訳注:1999年)、息子は大学入試を受ける準備をしていました。友人や親戚は息子の状況を見て、息子のために「これは彼の大学入試に影響を及ぼさないでしょうか?」と心配しました。師父が必ず見守ってくださっていると信じていたので、私は影響は受けないと確信していました。

 結果として、息子は大学入試で非常に優れた成績を収め、順調に有名大学に入学しました。息子は入学通知書を持って拘置所に来て私に見せ、そして地面にひざまずいて泣き続けました。息子が泣いた理由の中には多くの不満や理解できない疑問が含まれていました。息子は私に修煉を放棄させ、自由を取り戻したいと考えていました。しかし、息子は私が同意しないことを知っており、言葉が喉元まで出かかりましたが、結局言葉を飲み込みました。私は息子の涙を拭き、息子に「どんなときでもどこにいても『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を思い出して、安心して学び続ければ、すべてがうまくいくでしょう」と言いました。

 息子が冬休みに戻ってきた時、私や法輪大法に対して息子が誤解を持たないかと私は心配し、大法の素晴らしさを繰り返し説明しました。そして、私たちが拘禁されていることは違法なことなのだと説明しました。息子は「私も知っています。学校の窓の所には法輪大法の真相資料やDVDが置かれています。日曜日に山に行って遊んだ時、木に吊るされたり、石の上に置かれたりしていて、どこにでも真相資料がありました」と話しました。本当に同修の無私の貢献に感謝しました。当時、私たちにはそれができませんでした。

 真相を理解した息子は違います。社会がどれだけ混乱していても、息子は影響を受けませんでした。大学から大学院、そして仕事に至るまで、息子は常に健康な身体と心を保ち、喫煙や過度な飲酒、ギャンブルをしないだけでなく、勉強が好きで、他人に礼儀正しく接し、上司や同僚からの人望が厚いのです。息子の言葉で言えば、心に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という信念を持てば本当に幸運であり疫病も息子を避けて通り過ぎ、新型コロナウイルスが広まった3年の間PCR検査の結果もすべて陰性だったのです。

 ある時、職場はすべての従業員に対してPCR検査を要求しました。その時は新型コロナウイルス感染のピークで、陽性の人たちは集中的に隔離されました。ちょうどPCR検査の時、上司は外出しており、戻ってきた時は検査が終了していました。そのPCR検査に参加した人々はすべて感染し、隔離されました。息子が電話で、PCR検査に参加した人々がすべて感染しことを私に話した時、私たちはみんな静かに細やかな師父のご加護に感謝申し上げました!

 2022年12月初旬、中共当局は突然ロックダウンを解除し、新型コロナウイルスの感染が広がりました。数日のうちに、多くの人が「陽性」となりました。多くの人が「陽性」となった時「通知を受けて、今月上海で資格認定の受賞式に参加することになりました」という息子からの電話がありました。今回の会議(訳注:資格認定の受賞式)に参加すると、新型コロナ感染のリスクが比較的高まりました。往復の移動や宿泊においても多くの「陽性者」と接触する可能性があり、参加者は全国各地から集まっていました。今回の会議の期間中、私たちは毎日電話で連絡を取り合い、私は息子に生命を救う「心からの九文字」を心の中で念じるように忠告しました。会議が終了し、息子が家に戻った後、コロナウイルスのPCR検査の結果が1本線で表示されたため、息子は「数日間にわたり多くの人と接触し、かつ会場内で咳が多く聞かれた状況で、感染せずに済んだのは本当に幸運だと言えます」と少し疑念を抱きながら話しました。息子は再度検査を受けることを決意し、6時間後、息子は再び検査を受けましたが、結果は依然として1本線でした。息子は電話で私と父親に「私のPCR検査はやはり陰性でした」と伝えました。

 私たちは師父の慈悲とご加持に心から感謝申し上げました!

 村民が真相を知り、感染症の中で村の誰も死亡しなかった

 2023年3月26日、清明節が近づいていました。私たちは夫の兄弟姉妹と一緒に、夫の故郷の実家に墓参りと祖先を祭るために帰省しました。夫の実家に向かう車の中で、過去の出来事が再び頭に浮かんできました。1996年に法輪大法の修煉を始めた後、私は毎年の休暇や祝祭の時に夫の両親を訪ねた時に、いつも村の人々に法輪大法の素晴らしさを話すことを忘れませんでした。健康を回復し、心身を鍛える驚異的な効果があること、善い行いをすると福報を得ることを教えました。そして、彼らはそれを受け入れてくれたのです。1999年、中共の党首であった江沢民は法輪功を狂気的に迫害しました。私も何千人もの法輪功修煉者と同様に、法輪功と師父のために冤罪を訴え、法輪功のために正義の声を上げ、何度も不当な拘禁を受けました。その後、義理の両親の家に再び訪れた時、義母は私に法輪功について他の人と話すことを許しませんでした。義母は再び迫害を受けることを恐れていたのです。

 義母が法輪功について他の人と話すことを許さないという難局に立ち向かうにあたって、村に戻る前に、私は毎回、弟子の正念を強化してくださるよう師父にお願いし、知恵を授けてもらいました。そのため、私は常に障害を乗り越え、村の人々に真相を伝え、法輪大法の素晴らしさを理解してもらうことができました。しかし2009年、義理の両親は続けて亡くなりました。そのため、私たちは村の人々と会う機会が減ったのでした。

 私は病院で働いており、病院のスタッフが看病を必要とする時にはいつでも喜んで手伝いました。そのため、村では私に対する評判が良く、私は人々に対して親切で分け隔てをしない、と言われました。診察に来た人たちにはまず、法輪大法が病気治療と健康保持に不思議な効果があることについて説明し、それから真相パンフレットやDVDを持って帰ってもらい、村人たちにみんなで回して見てもらいました。真相パンフレットやDVDをみんなで回して見てもらったことは「三退」を勧める基盤を築きました。ここ数年来、病院のスタッフが病気を治療したり、私たちが故郷に帰ったりした時、私は村の人々に「三退」をするように勧め「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心から念じることで、困難が訪れた時に命が守られます」と繰り返し注意を喚起しました。新型コロナウイルスの流行後、村の人々に会う機会がなくなり、代わりに村の人々の携帯電話に「家族みなが変異した新型コロナウイルスに感染し、奇跡を得て1週間で回復」、「彼女は同僚たちにも『法輪大法は素晴らしい』と念じてもらった」、「歴史と真相」などの内容を写真付きのメールで送りました。

 「着いたよ、降りましょう」。夫の大きな声で私は驚いて回想から覚めました。故郷の村の人々が私たちが帰ってきたのを見て、次々に家から出て来て、親切に挨拶し、そして私たちと一緒に墓地に行って祖先を祭りました。一人一人と挨拶を交わした後、私は以前のように用意した真相資料をそれぞれの人に静かに手渡しながら、「帰ってから、師父の新しい経文『なぜ人類が存在するのか』をしっかり読んでください。これはすべての人々を直接救うためのもので、みなさんも含まれています」と村の人々に伝えました。村の人々は皆とても喜びました。

 正午、祖先を祭るのに参加した村人たちを昼食に招待しました。食事の席で、私はいとこの1人に「新型コロナウイルスの感染拡大対策が突然解除され、ほとんどの人が『陽性』になっているようですが、私たちの村はどうなっていますか? あなたは『陽性』ですか?」と質問しました。いとこは笑って「私は『陽性』ではありませんでした。村ではいくつか『陽性』のケースがありましたが、症状は軽微で、熱を下げる薬を飲んで数日で回復しました。本当にありがとうございます」と言いました。私はすぐに「李洪志師父に感謝すべきです! 師父が法輪大法という宇宙大法を伝えてくださったことで、私たちを救ってくださったのです」と言いました。私がこのように言った時、いとこたちも私のやり方を真似て、合掌して「師父、ありがとうございます! 師父、ありがとうございます!」と何回も繰り返し言いました。

 もう一人の兄弟が続けて「今回の疫病は非常に厳しいものでしたが、うちの村では誰も亡くならなかったのです。これは事実です」と言いました。私は「他の村は感染が深刻でしたか?」と尋ねました。兄弟たちは非常に真剣な表情をして「非常に深刻で、各家庭に感染者がいて、南側の村では封鎖の解除後から今までに10人以上の死亡者が出ており、非常に恐ろしい状況です。私たちの村の人たちは、まるで何事もなかったかのようです」と話しました。

 ここまで兄弟たちの話を聞いて、私は「ほっ」としました。法輪大法の真相を理解し、「三退」した生命は本当に救われました。そして、他の村が真相を知る機会を得られなかったことに対して同時に悲しみを感じました。

 兄弟たちの話を聞いた瞬間、師父が説かれた「将来皆さんは自分がどれほど幸運なのか分かるようになります!」[2]というお言葉に対して、私はさらに深い理解を持ちました。私は修煉し、とても幸運であり、私の家族も幸運であり、法輪大法の真相を理解したすべての衆生も幸運であることが分かりました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『理性』
 [2] 李洪志師父の経文:『米国西部法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/25/460951.html)
 
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