文/河北省の大法弟子
【明慧日本2024年2月26日】数カ月前、私は省都から家に帰ることになり、午後1時に個人経営の7人乗りのタクシーを予約しました。1時近くになって、運転手が電話をかけてきて「乗客の2人が2時に検査が終わり病院前で待っているので、出発を3時に延期できますか?」と尋ねました。私は了承しましたが、3時近くになってもタクシーの姿はありませんでした。私は運転手に電話して「いつ迎えに来ますか?」と聞くと「もうすぐ着きます」と言っていましたが、あと10数分で4時になるところでようやく迎えに来ました。
私は荷物を持って運転手に「トランクに入れましょうか?」と、聞くと「お客さんだけなので、車に乗せてください」と言われました。「もう2人は?」と尋ねると、運転手は「彼らの検査結果がまだ出ていないので、今は行けません。これ以上お客さんを待たせるわけにはいかない」と言いました。私は「家に帰るのは急がなくても大丈夫です。私たち庶民にとって、お金を稼ぐのは大変です。あなたは苦労して、私一人のために100キロ以上も走ると赤字になります。もう少し彼らを待ちましょう」と言いました。運転手は私の親切さに感動し、私を載せて病院の前で2人の乗客を待っていました。
運転手は女性で、私も女性なので、助手席に座って、ずっと運転手と話をしていました。彼女には3人の息子、1人の娘の4人の子供がいて、夫も運転手で、義理の両親が子供の面倒を見ていると言いました。私は「人と接することも、子供を教育することも、誠実で、善良で、寛容で、他人のことを考えるという原則に基づいて行い、両親に対しても、義理の両親にたいしても、親孝行を重んじるべきです」と言って、私が生活の中で具体的にどのようにしているかを話しました。私の話に彼女は同感し、私の話を聞いていると気持ちよく、これからも私のような人になりたいと言いました。
午後4時30分になって、その2人から「結果はまだ出ていません。出たとしても、また医者に診てもらわなければならないので、しばらく行けません」と連絡が来ました。運転手は私に 「行きましょう」と言いました。
数分走ったところで、予約の電話が入り、工事現場で働く6人が車で帰宅することになりました。しかし、車には5席しか空いていなかったので、運転手は「1人を予備の椅子に座らせるしかありません」と交渉し、了承されました。運転手は嬉しそうに、私に「今日はお客さんが待ってくれたお陰で、たくさん乗客を乗せることができました」と言いました。
6人が乗った後、みんな農村に住んでいることが分かりました。私は運転手に「私は町で降りますが、彼らが家に帰ると日が暮れてしまいますので、彼らを先に送って、最後に私を送ってください」と言うと、彼らは皆喜んでいました。運転手は、また他人のために考える私のやさしさを感じました。その時、私は心の中で「この人たちを救うことを妨げるすべての邪悪な生命と要素を取り除く。車内の皆さんの分かっている一面、よく聞いてくださいよ。私の師父はあなたたちを救いにいらっしゃいました。これはあなたたちが救われる唯一の希望で、このために1千年も1万年も待っていました。私が大法のことを伝える時、受け入れることができれば、あなたたちは救われ、未来があります」との一念を発しました。
そこで運転手に「昨年、コロナのロックダウンが解除された後、あなたの村に感染者が多く出ましたか? 私たちの町では、一家が感染された家庭がたくさんあって、薬を買うこともできず、多くの人が亡くなり、棺桶の手配も間に合わなくなりました」と言いました。運転手は「私たちの村は、たくさんの人が亡くなって、とてもひどかったのです。周辺だけで8、 9人が亡くなり、若い人もいれば、年寄りもいました」と言いました。私は「どうすれば疫病を回避することができるか聞いたことはありますか?」と聞くと、「ありません」と言いました。
私は「私がその方法を教えてあげると、あなたは無事に災難から逃れることができます。われわれにとって、無事であることは福ですから」と言った後、大法の良さを伝え、中国共産党(以下、中共)の各組織から脱退する三退の意義を話しました。私は「法輪大法は人を救う佛法であり、人々に真・善・忍に従って良い人になることを教え、殴られても殴り返さず、罵られても言い返しません。以前、私は体が病気で、漢方を含めていろいろな治療を受け、巫術まで試しましたが、まったく治りませんでした。法輪功が病気治療にとても素晴らしい効果があると聞いて修煉を始めましたがれ、半月も経たないうちに病気が治りました。また、師父は私たちに高い基準で良い人になるようと教えてくださいました。大法を修煉していなかったら、私は他人のために考えることはできません。今日、あなたが私と接して見て、私の言動は邪道だと言えますか? テレビで放送した法輪功に対する誹謗中傷を信じますか?」と聞きました。
運転手は「あなたを通じて、中共が宣伝しているのはすべて嘘だと分かりました」と言いました。私は「今の人は道徳規準がとても低いため、金のためならどんな悪事でも働くのです。中共の無神論の洗脳で、人々は善悪の報いを知らず、ここまで悪くなったのです。中共は文化大革命、三反、五反、地主に対する闘争、そして陳情する大学生を殺す天安門事件、現在は法輪功への迫害など、数々の迫害を起こし、大勢の人を殺害しました。さらに、大法弟子に対して臓器狩りを行っています。人殺しの罪は、命をもって償わなければならず、神は中共を滅ぼすのです。あなたが中共の党、団、隊に入ったことがあれば、それと一緒に滅ぼすことになります。心から脱退して『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字を唱えることで、災難から逃れることができます」と伝えました。運転手は私の話に賛同し、団、隊を脱退しました。
私は、運転手にそう言ってから、後ろを向いてその6人の乗客にも話しました。「私も田舎の出身です。農村の人はみな純粋で、知らない人が来ても家で食事をさせます。それに対して、都会では、食事をさせるどころか、急にトイレに行きたくなってもトイレが見つからず、他人の家でトイレを借りようとしても、貸してはくれません」と言うと、彼らは皆笑って「その通りだ」と言いました。彼らとの距離は一気に縮まりました。そこで私は彼らに「この前、村の疫病は深刻でしたか?」と尋ねると、とてもひどかったと言いました。「私がさっき運転手さんに言ったことを聞いていましたか? 人がある程度悪くなると、神は人を引き取ります。今は人を引き取っています。人に大災難が見舞われる時、神や佛は人を済度します。私の師父は人を助けに来てくださいました」
「今の疫病は、世人に警告するもので、もっとひどい疫病と災難があるのです。皆さんは心から中共各組織から脱退し『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を唱えると、神や佛のご加護があり、これからのさらなるひどい疫病と災難があっても、逃れることができます」と私は言いました。6人は喜んで受け入れ、5人は党、団、隊を脱退し、もう1人は何も入ったことがないと言い、彼らは皆心からの九文字を覚えたと言いました。
私が家に着いたのは午後8時過ぎでしたが、私は心の中でとても嬉しくて、それだけの値打ちがあると思いました。師父が彼らを救ってくださることに感謝します。