「生老病死」の観念を取り除く
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年9月21日】私は、1976年生まれの47歳です。しかし、私の同僚の多くは20代と30代です。

 以前から、私は会社でとても若く見えると言われており、「30代、多めに見積ってもせいぜい38、9歳に見える。80年代生まれでしょう」と言われています。20代の同僚が仕事で疲弊している中、私はいつもエネルギッシュで、疲れた様子を見たことがないと言われています。私自身も、確かに若く見えるし、肌の状態も良いと感じています。夫も、私が都会に来てから、とても若く見えると言ってくれます。同修たちも皆、驚いており、どうしてこんなに一気に若返ったのかと不思議がっています。私自身、いつも心の中で自分が他の若い人々よりも若く見えると感じています。なぜなら、彼らが年を取っていく中、私は若返っているからです。

 ある時、私は、8歳年上の同修Aさんの家に行きました。彼女の家には新しい同修がいて、「あなたとAさんはどちらが年上ですか?」と尋ねました。私がAさんより、8歳も年下だと分かると、彼女は驚きの表情を浮かべました。彼女の表情から、私はAさんと同い年くらいに見えるのだと分かりました。私は非常にショックを受け、自信を失いました。しかし、それと同時に、この同修の言葉は、私の外見への執着心あるいは欲望を取り除くためかもしれないと気づかされました。

 後になって、これは『生老病死』という観念を取り除くことであると気づきました。実際、私は自分は若く、永遠に老いることはないと感じており、そして若返っていると考えていましたが、これは正しく、法にも合致していたのです。師父は『轉法輪』で次のように説かれました。「性命双修とは、心性を修煉するほかに、同時に命も修めるということ、つまり本体を変えるということです。本体を変える過程において、人間の細胞が次第に高エネルギーの物質によって取り替えられ、その際に老衰が緩和されることになります。身体が若者の方向に少しずつ逆戻りし、少しずつ転化され、最後には、その身体が高エネルギーの物質によって完全に取り替えられた時、この人の身体は完全に別の物質の身体に転化されます。その身体はお話ししたように、五行を抜け出た、五行の中にいないものとなりますので、不壊の身体になります」[1]。私はこの師父の教えを心から信じており、自分自身も年々若返っていると感じています。

 しかし、人間の「生老病死」の考え方は本当に頑固です。法を学ぶことで法理を理解し、また、師父が常人や同修の口を通じて私の若さを褒め称えてくれたので、信念もさらに強固なものとなりました。しかし、最終的には、その新しい同修の放った一言にも耐えられず、常人の「生老病死」の考えが再び現れてしまいました。私は自分がますます若返っているという信念を失い、自分の修煉がそれほど堅固なものではなかったことに気づかされました。そして、同時にこの考え方も他の執着心と同様に、一層ずつ剥がしていくものであり、一層剥がれるごとに師父が引っ張ってくださっていること、表面的にはまだまだ修煉が必要であるということにも気づかされました。

 今にして思えば、多くの同修がこの概念に惑わされてきました。個人的に悟ったのは、「生老病死」の考え方から離れることは修煉中の試練の一つであり、乗り越えるべきハードルであるということです。それを乗り越えることができなければ、低次元の考え方に影響される可能性があります。実際、表面上老化したように見えたり、「病気」に似た症状が現れたりするのは、すべて虚像です。確固たる信念を持って修煉を続ければ、すべてが若返る方向に、すなわち、高エネルギーの物質に転化していくのです。大法弟子はこの確固たる信念を持たなければなりません。

 これは、私の個人的な悟りであり、同修たちと交流したいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/14/464030.html)
 
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