求める、恨み、そして険悪
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文/海外の大法弟子 

 【明慧日本2023年10月10日】ここ最近、師父は『険悪を遠ざけよう』と『大法修煉は厳粛である』という2つの新しい経文を発表しました。明慧編集部も『正念と人間の情』という記事を掲載しました。

 これらを読んだ後、私は修煉の深刻さと、人間の心、感情、観念に執着することの重大さに危険性を深く感じました。私はまた、真に自分を修めていないこと、あるいは法に同化していないことの危険性も感じています。

 師父の経文『険悪を遠ざけよう』を読んだ後、私は師父の計り知れない慈悲深さと弟子たちを救う難しさを深く感じました。この経文の中に「師父はあなたに借りなどありません!」という一節を読んだとき、 私は自分自身をとても恥ずかしく思いました。それは、人が師に対して感謝と尊敬の念を抱くための最も基本的な基準です。師父がそのようなことをおっしゃったということは、師父に対する私たちの罪の大きさを示しています。

 では、なぜ長年修煉してきたのに、そもそも発生するはずのない問題が依然として発生するのでしょうか? これは常人のレベルから話す必要があるかもしれません。

 今日の社会では、多くの子供たちが親から与えられたものをすべて当然のことと思っています。彼らはそれに慣れてしまって、さらに多くを求め続けます。親が自分の欲求を満たせないと、子供は憤りを感じ始めます。人間の道徳的価値観が著しく退化しているため、このようなことは終末の今日の社会において非常に顕著です。

 師父は『各地での説法十五』「二〇十八年ワシントンD.C.での説法」の中にこう説かれました。

 「中国大陸にいる人はなんでもやりかねません。親、兄弟姉妹も同じように騙したりして、刃物を向ける場合さえあります。人間はここまで悪くなりました。今の人間が高尚だとは思わないでください。修煉しなければ、常人にほかなりません。本当に修煉し、真に修煉の道を進めていれば、学習者としてみなすことができます」

 師父はまた『轉法輪』の中にこう説かれました。

 「だからこそ、この客観的に存在している環境も、煉功者の高い次元への修煉を深刻に妨げています」

 それでは、私たちもこの混沌とした社会の中で修煉していくうちに、時代の波に乗り、感謝をせずに物を求める精神を身に着けてしまったのでしょうか?

 師父は私たちを地獄からすくい上げ、私たちの名前を取り除いてくださいました。師父は私たちの莫大な業力を担い、私たちに宇宙の大法を教えてくださいました。師父は私たちの修煉中のあらゆる瞬間を見守ってくださいます。私たちが間違いを犯したり、回り道をしたとき、師父は私たちのことを心配し、許し、立ち上がって進み続けるように励ましてくださいます。師父は私たちが前世でつくった業力を負うだけでなく、私たちが修煉中に犯した間違いによって生じた新しい業力も負っています。その上、師父は私たちに宇宙最大の栄誉を与えてくださいました。

 私は20年以上の修煉の中で私が成し遂げたあらゆる小さな進歩はすべて師父の慈悲深い保護のおかげであると深く信じています。師父は数え切れないほどの危険な事件を解決され、多くの間違いが許されてきました。師父が私に与えてくださったすべてに比べれば、私が師父にお返しできることは全くありません。私は大法弟子になる機会を得ることができて非常に幸運です。これ以上何を求めることができるでしょうか?

 数年前、大きな試練に直面したとき、旧勢力がいかに邪悪であり、私は修煉がどれほど厳粛であるかを身を持って体験したことを覚えています。 試験に合格できるかどうかわかりませんでした。しかし、師父は絶えず啓発してくださり、他の修煉者が私を助けられるように手配してくださいました。師父はあらゆる手段を使って私を合格させ、私はテストに合格しました。夢の中で、師父が私を大切に肩に担いで、一生懸命起こしてくださっている光景を見ました。

 父母の愛が山のように大きいと言うなら、師父の救いの恵みは空のように無限です。それは私たちには決して返済できないものです。人間界で最も基本的な感謝の気持ちすら示せないのに、どうして師父が私たちに与えてくださったすべてのものを大切にできるでしょうか?

 明慧編集部『正念と人間の情』という文章の中には、「『その人』はすでに大法と神韻に対する反逆的な言葉を言いました。公然と師父に対抗し、『メディア』の名義のもとで学習者らからいわゆる『証拠』を収集しようとしていますが、その映像はすでにスパイにもって行かれ、学習者を転向させたり、問題を作り出すために利用されています」と記述されています。

 その人のしたことは、弟子がどのように振る舞うべきかからあまりにもかけ離れています。彼が引き起こした損害は、共産主義政権の秘密諜報員によってさえ達成できませんでした。この人の将来がどうなるかは明らかです。

 このような人物が裏切り、公然と師父を攻撃したにもかかわらず、未だに彼らに同調し、従う修煉者がいることに衝撃を受けました。彼らの中には、いまだに明慧ネットのウェブサイトを中傷したり拒否したりするほど、頭が混乱している人もいます。私はその者たちを本当に心配し、気の毒に思います。法を乱す者と少しでも合意すれば、差し迫った危険が生じます。

 長年にわたり、師父は明慧ネットの重要性を繰り返し認めてきました。師父の法を正すのことに非常に有益な役割を果たしました。本当に修煉している人は皆、明慧ネットを読んで恩恵を受けています。このため、共産主義政権は明慧ネットをターゲットにし、信用を傷つけるためにあらゆる手を尽くしてきました。同じように明慧ネットを追いかけてターゲットにする人は、法を正す中でどちら側を選択しますか?

 中国の歴史を通じて、感謝の気持ちを示さない人は軽蔑されてきました。 今日の退廃社会においても、ほとんどの人は感謝することの重要性をまだ知っています。法を正す期間中、師父は私たちを鍛えて、無数の生命が存在する私たちの新しくなった宇宙を担当し、そのような偉大な名誉と責任を負う悟りを開いた存在になれるよう訓練しています。このことを知っていて、もし私たちが無私の人間になるという大法の要求を達成できなければ、師父が私たちに与えるすべてのものをどうして受けることができますか?

 大法の修煉は非常に真剣であり、各レベルには私たちが従うべき厳しい基準があります。

 師父は『精進要旨二』「妨害を排除せよ」の中に私達にこう説かれました。

 「わたしは一人の学習者にも落ちていってほしくはありませんが、基準に達していない弟子も決して欲しくはないのです」
 
 最近の記事で言及された者をフォローしている人は、未だに目が覚めないのに、どうやって法を正す時期の大法弟子だと主張できますか?

 実際、師父と大法に対して少しでも恨みを抱くと、大きな艱難と危険が生じます。それは旧勢力によってこれらの人々を迫害するためにも利用されるでしょう。旧勢力はそう簡単には手放しません。明慧編集部『正念と人間の情』の中にこう述べたように、「旧勢力があなたを淘汰させようとするとき、あなたの弁解や言い訳は役に立ちますか?」

 同修の皆さん、私たちに対する師父の慈悲を心から大切にし、自分の命を大切にし、私たちに希望を託してくださった無数の存在を大切にしたいと願っています。

 上記は私が限られたレベルで悟ったものであり、不足な所があれば、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/7/465059.html)
 
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