修煉における困難と苦しみを良いものとして見る
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年10月26日】昨日、私は78歳の修煉者(以下、Aさん)を訪ねました。最後に彼女に会ってからわずか数カ月しか経っていませんでしたが、その間に彼女の急速に衰えた姿を見て私はショックを受けました。

 Aさんはベッドの中にいました。彼女の髪はとても短く、顔はやつれていました。私は彼女に、なぜ座って師父の法の教えを聞かないのかを尋ね、そうやってただベッドに横たわっているだけではダメだと伝えました。Aさんは私に、しばらく法を聞いたり煉功していなかったと言いました。

 Aさんのテーブルの上に MP3が充電されているのが見えたので、電源を入れると、それは師父の講義ではなく、娘が録音した仏教音楽だったと聞いて驚きました。Aさんの家政婦によると、Aさんは数カ月間この曲を聞いていたそうです。私はAさんに、李洪志師父の説法と煉功用の音楽が入ったMP3プレーヤーがどこにあるのかと尋ねると、彼女は知らない、娘がしまったのかもしれないと言いました。

 Aさんは数年前、北京にいる娘を訪ねて帰って来てから身体に苦痛を覚えました。当時、彼女は連行されて解放されたばかりでした。私たち法の勉強会に参加していた二人の修煉者は、警察が彼女を尾行するのではないかと心配したので、私たちは彼女と一緒に学法するのをやめました。集団修煉の環境がなかったので、彼女は娘の家に引っ越し、大法の本も持って行きませんでした。彼女の娘は毎日、Aさんに仏教音楽を聞かせました。彼女は妨害を排除するために正念を発することもなく、その後すぐに身体が衰弱し始めました。

 Aさんは主意識が弱すぎて、自分が修煉者であるとはまったく考えておらず、旧勢力に支配されて錯乱しており、本当に死にたいとさえ言いました。私はそのようなことを言ってはなりません。あなたはこの法を得るために、多くの苦難に耐え、多くの人生をかけて修煉してきたのです」と言いました。「師父は私たちにたくさんのことをして下さいました。もし修煉を放棄したら、師父にとってふさわしい修煉者なのでしょうか? あなたの救いと希望を託したこの世の衆生にふさわしい人なのですか?

 私は続け言いました。「あなたは自分自身とこの世の衆生に対して責任を持たなければなりません。自分をよく修めてこそ彼らを救うことができるのです。主意識を強く持つ必要があります」

 「もしあなたの娘さんがあなたに法の勉強や煉功をさせないなら、娘さんはあなたに正しい結果と明るい未来を与えることができますか? 彼女を怒らせたくないという理由で大法の煉功を辞めたのなら、それは情ではありませんか? 師父を失望させてしまうということを考えなかったのですか? 真の修煉者として、娘さんや家政婦の言うことではなく、法に基づいて物事を判断しなければなりません。家族の情であろうと、警察の嫌がらせであろうと、私たちは正念を持ってすべてに対処する必要があります。私たちは師父の弟子であり、師父の教えに従って三つのことしっかりと行うだけであると自分に言い聞かせるべきです」

 Aさんは「修煉中、私はいつも病業と闘っていたのに、なぜ今、さらに悪化しているのですか?」と尋ねました。彼女の質問からすると、彼女の法に対する理解は表面的なものであり、修煉とは何か、なぜ修煉するのかを本当に理解していないようでした。

 私は、「大法を学んだその日から、私たちは常人ではなくなりました。私たちは修煉者です。師父は私たちの生来の資質、業、悟り、意志の強さに基づいて私たちの人生を再調整されています。師父は私たちの業を滅するために体系的に按排してくださったので、私たちが通過するには試練と苦難が存在するでしょう。それを自己啓発とするかどうかはすべて私たち次第です」とAさんに言いました。

 彼女はまた、「なぜ大法を修煉していない私の友人の中には私より健康な人がいるのですか?」と尋ねました。「彼らは毎日楽しい時間を過ごしており、苦難はほとんどありません」

 私はこう説明しました。「修煉者として業を滅し、借を返さなければならないからです。私たちの修煉の全過程は、私たちの体を浄化し、改善するためのものです。肉体的に耐えると心性が向上し、レベルが上がります。修煉していない人にとっては、表面的にはうまくいっているように見えますが、それは彼らの心の奥底に業があるからです。私たちにとって、私たちの業がすべてが解消されるまで、深いレベルから層ごとに押し出されます。私たちの体は高エネルギー物質に変わるのです。肉体的苦痛と精神的苦痛の両方を通じて業を解消する方法はたくさんあります。それは私たちが負っている借りが種類によって異なるからなのです。私たちが圓満成就して師父のもとに帰る前に、借りをすべて返し、人間的な考えをすべて取り除き解決する必要があります。これらの原則を理解していれば、試練に打ち勝つのは難しくありません」

 師父は次のように説かれました。「常人の中で楽に暮していれば、どうやって修煉しますか? あなたの業力はどうやって転化するのですか? 心性を向上させ、業力を転化させる環境はどこにあるのでしょうか? 」(『轉法輪』)

 私はAさんに「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と暗唱するよう促しました。彼女が本当に自分を大法修煉者として自覚するなら、師父が助けてくれるでしょうと私は言いました。

 Aさんはうなずいて、「気分がずっと良くなりました」と言いました。彼女が正念を強めてこの試練に打ち勝つことができることを心から願っています。

 法輪大法の修煉者として、私たちは修煉していない人とは異なる見方をしなければなりません。不快感に耐えるとき、私たちはそれを良いことだと受け止めるべきです。私たちは皆、過去の人生で無限の業を生み出してきました。それを返すのは楽しいことではありません。困難に耐えることによってのみ、私たちは借りを返し、真に向上することができるのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/20/465004.html)
 
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