河北省の張玉明さんに懲役7年を宣告、現在は冀東刑務所
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 【明慧日本2023年11月24日】河北省遵化市崔家莊郷西20里舖在住の法輪功学習者・張玉明さん(67歳男性)は、3年前に無実の罪を着せられ、健康上の理由で「居住監視」になった。その後、2023年10月26日に不当に連行された。11月3日、家族は玉明さんが冀東刑務所に送られたことを知った。

 4年前の不当な連行

 2019年7月2日午前10時ごろ、張さんは遵化市堡子店の手作りマーケットで、法輪功の実態を人々に伝えていたところ、私服警官に不当に連行された。その日の午後2時頃、当時の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の繆愛東(女性で、現在は引退)隊長は、国保警察を連れて、張さんの家に向かい、家財を不当に没収し、張さんの私物であるパソコン、プリンター、法輪功の書籍なども奪い去った。

 法輪功を学んでいる張さんは、真・善・忍に基づいて物事を行い、名利を重く見ず、短気な性格など悪い癖を改め、穏やかになった。家庭でも職場でも、あらゆる人との関係が良くなり、皆からもいい人だと認められている。張さんは、人々が佛法を敵視することによって直面する大災難を避けるため、法輪功の真相を伝えるべきだと思った。これは大いなる善の行動で、いかなる法律・法令にも背いていない。

 3年前の不当判決

 2019年7月6日深夜、遵化市の国保警察は他の法輪功学習者19人を不当に連行した。同市の繆愛東国保隊長は、その日300人以上の警官が出動したと主張した。某鎮の派出所所長も、内部で定員30人が連行されると決まったと吐露した。結局、19人の法輪功学習者が不当に連行された。

 張さんと、法輪功学習者たちは同じ案件に属してはいなかったが、遵化市の公安局と検察庁と裁判所は不当な操作をして、張さんと他の法輪功学習者11人を一緒に起訴し、不当に裁判を行った。

 2019年12月17日、19日、23日、同市裁判所は、張さんを含む12人の法輪功学習者に対し、不当な裁判を開廷した。12人はそれぞれ、王瑞玲さん、馬拡さん、林秀珍さん、張勤さん、盛金玲さん、 高敬如さん、郭書環さん、盧翠華さん、王坤さん、王建さん、張玉明さん、田淑学さんである。2020年11月27日、12人は懲役2年~8年と2000元(4万1000円)~1万元(20万7000円)の罰金を科された。中でも、張玉明さんは最も重い懲役7年を言い渡された。

 かつて、王健さんも懲役7年を宣告されたことがある。家族の話によると、2023年3月2日、王健さんは刑務所で健康診断を受けさせられた時、体は健康で、すべての指標は正常であったという。2023年3月19日に家族が面会に行ったときも、彼は健康で元気だった。2023年4月3日、家族は刑務所から突然の電話を受け、王健さんが死亡したと告げられた。さらに、葬儀の手続きをするため刑務所に来るようにと言われた。

 張玉明さんは以前、末期の直腸癌を患い、大手術を受けていたため、不当な起訴と裁判をされた時、保釈手続きを行った。それ以来、常に指定された場所での居住監視にされている。この間、地元の派出所は張さんを拘束しようと、家族を尋ねていた。しかし、張さん本人は、信仰は自由で、法輪功を学ぶことは違法ではないと考えており、中国共産党が迫害を実施しているので、協力しなかった。

 最近、冀東刑務所に送られる

 2023年10月26日午前11時近く、張玉明さんが自宅の廊下で作業をしていた時、2人の遵化市国保の警官が張さんを不当に連行した。同日午後3時ごろ、呉国華・国保副隊長は、男女一人ずつ連れて、また張さんの家財を不当に没収し、法輪功の書籍を持ち去った。そして張さんは市の留置場に拘束された。

 2023年11月3日、留置場の職員は張さんの家族に電話をし、張さんが冀東刑務所に連行されたことを知らせた。

 張さんの家族は、留置場に以前預けたお金を刑務所に送金するよう求めたが、張さんが署名を拒否したため、留置場は送金を拒否し、家族に、2000元を取りに来るようにと言った。

 その間、一家は現職の国保隊長に何度も罰金を科されたことに言及していた。今度は連行され、また無実の罪で1万元の罰金を取られた。翌日、警察は家族に1万元を送り返した。

 張さんには、介護が必要な高齢の奥さんがいる。張さん自身も法輪大法を学ぶ前に癌を患っていた。張さんの親族や張さん自身に何かあれば、関与した者全員が免れがたい責任を負うことになる。

 過去に受けた迫害

 2000年2月、張玉明さんは国際連合人権理事会向けに署名したため、遵化市公安局国保に約45日間拘禁された。

 2002年7月28日、張さんは豊潤新区の国保に連行された。その後、遵化市国保に移送され、3カ月半拘留された。

 2002年11月11日、張さんは遵化市公安局国保によって唐山荷花坑労働教養所に送られ、3年間の労働を宣告された。1年後、張さんは迫害により重度の心臓病が現れたため、医療のために仮釈放された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/9/468032.html)
 
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