恐怖から抜け出し、迫害を解体する
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 文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2024年2月2日】私は長い間バイクを運転して同修を乗せたり、時には、一人で法輪功迫害について人々に伝えに遠い場所まで行ったりしました。遠方で、一回で10人から20人ほど「三退」させることができたりすると、とてもうれしく思いました。

 2016年9月10日、真相を伝えている最中、警察に連行され、家族が5000元の保釈金を払いました。2017年6月28日、3人の私服警官が家に侵入してきて、40冊以上の大法の書籍や、煉功用のカセットテープ、真相の資料などを収奪していきました。夫は穏やかな性格で、節約家ですが、私が2度も迫害を受けたことで、精神的に大きな圧力を受け、離婚の話まで持ち出しました。

 2017年7月のある日、1人で家にいました。すると、家のドアが荒くノックされたので、誰かと尋ねると、警察だと言われました。その瞬間、恐怖に飲み込まれてしまい、なんとかその場をしのぎましたが、その日、ずっと怖くて仕方がありませんでした。夫に警察が来たことは言えないので、安全のため、しばらくの間、実家に泊まることを伝えました。

 出発前の夜、夢を見ました。私はいつものバイクに乗って強い風の中、前へと進んでいます。ある店の前に着くと、店の前に積み重なったプラスチック製のバケツが崩れました。そして、中の水とともにバケツも流れていきました。お店の人は『轉法輪』を手に持ち、その横に近所の人が立っています。お店の人から近所の人が持っているのは私からの手紙だと言われ、夢はここで終わりました。

 実家に帰った後も、非常にショックで、やる気が出ません。同修たちと一緒に学法していますが、非常に苦しく感じました。

 ある日、若い女性の同修と不法に家を差し押さえられることについて交流しました。彼女は、私たちは旧勢力と全く関係ない、すべては師父が按排してくださると言いました。そのとき、私は、迫害は実際に起きていて、旧勢力と関係ないはずがないと思いました。しかし、まもなくして、彼女は再び私を訪ねてきて、同じことを言ってきたのです。その時、私はようやく気付きました。その通りです。私は確かに旧勢力と何の関係もありません。私は大法弟子であり、師父が見守ってくださっているのです。そう悟った瞬間、師父の巨大な身体が非常に高い場所で全てを司っているのを感じました。では、師父は私に何をしてほしいのでしょうか? 真相を伝え、衆生を救うことです。私を迫害している人たちはまさに真相を知らないからやっているのではありませんか? そう思うと、恐怖心があっという間に消えてなくなりました。

 それから間もなくして、ある日夫が私に電話してきて、警官が家に来ているので、戻ってきて署名するだけで、相手は何もひどいことをしないというのです。私は夫に電話を担当者に渡すように言いました。そして電話の相手に、こう言いました。「あなた方も好んでこのようなことをしているのではないことは理解しています。しかし、2011年3月1日、国家新聞出版署は法輪功書籍の出版禁止令を解除しました。つまり、法輪功の書籍を保有することは合法です。あなたたちは私の本を勝手に差し押さえました。それは違法です。私はあなたたちを訴えることができます。このことを上司に伝えてください」すると、警官たちは帰っていきました。

 警察署の署長に真相を伝えなければならないと思い、ある日の晩、同修に発正念を頼み、安全のため外に出て電話を掛けました。電話が通じ、署長に自分の名前を伝えると、意外にも穏やかな口調でしたので、真相を伝えようとしました。しかし、まもなく会議があるというので、また後日改めて連絡するということで、お互いに電話を切りました。

 翌日、署長に電話をかけようとしたところ、同修から国家新聞出版署が法輪功書籍の出版禁止令を解除したことに関するリンクを送ってきたので、すぐに署長に送りました。そして、伝えたい真相をメッセージ形式で送り、まもなくして既読が表示されました。

 実家で1か月くらい泊まった後、自分の家に帰りました。正々堂々としていて、警官たちが小さく感じ、迫害など私には全く関係ないことだと感じました。そして、それ以来、嫌がらせにも遭ったことがなく、私に対する迫害はなくなりました。

 それから何年も経ち、振り返ると師父への感謝の気持ちでいっぱいです。師父がご加護してくださり、魔難を取り除いてくださいました。

 師父はすべてを按排してくださいました。あの夢はきっと師父からの教えです:今回の迫害は強い風でしかなく、実際にあなたに何の害も与えられません。積み重なった壁のようでも、それはいとも簡単に崩れて水とともに流れていくのです。そして、近所の人が持っている手紙は、私の署長への真相伝えのメッセージなのです。師父はすでにすべてを按排してくださり、あとは私の正念だけなのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/29/471398.html)
 
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