【明慧日本2012年3月3日】河北省の石家荘(せっかそう)市新華支局の朱隊長と石崗大街派出所の董所長は、2012年2月25日朝7時頃、6、7人の私服警官を引き連れ、尹艶欣さんの自宅に押し入り、尹さんを石崗大街派出所へ不当に連行した。
これらの警官は制服を着ず、いかなる身分証明書や捜査令状も提示せず、朝早く尹さんの自宅を訪れ、家の外にあるブレーカーを切った。尹さんは電気が切れたので調べようとして外に出たとき、警官らは尹さんの自宅へ押し入り、法輪功の書籍、ノート、神韻のDVD、携帯電話、現金約100元の個人財物を奪い去った、明らかに目的をもって訪れていた。
尹艶欣さん(70歳前後、女性)は、飛行機製造工場を退職した従業員である。法輪功を修煉する前、尹さんは身体が弱く、骨増殖症などの多くの病気を患っていた。1994年に法輪大法を修煉してから、全身の病気がなくなり、善良な人となり、親戚や隣近所から、非常によい評判を得ていた。
しかし、1999年7.20日、当時の国家主席・江沢民は、法輪功への迫害を開始した。尹さんは2回、陳情のため北京へ訪れたが、彼女を待っていたのは手錠と牢獄だった。不当に監禁されていた間、尹さんは迫害のため持病が再発した。さらにその後、祝日と休日になると、街道弁事所、派出所、居民委員会、会社の幹部らが尹さんを訪れ、尹さんの生活を掻き乱したり、電話を盗聴したり、陰で監視したりするようになった。
2002年の第16回党大会の前夜、地元警察は1日のうちに、13名の法輪功修煉者を新華区洗脳班に不当に連行し、殴ったり、罵ったり、縄で縛ったりして、彼らに信仰を放棄させようとした上、お金や財産を奪いとった。生活を掻き乱され、再び迫害されることを避けるため、尹さんは仕方なく自宅を離れた。しかし、地元警察はいたるところで尹さんの行方を追跡し続け、2003年に彼女を洗脳班に不当に連行して、人格を侮辱したり、脅迫したりして、無理やり信仰を放棄する旨の保証書を書かせ、さらに1万元の罰金を課した。
2008年のオリンピック前、地元警察は再び信仰と言論の自由を侵害し、法輪功修煉者への迫害を行った。7月8日の午前、石崗大街派出所の指導員・張全海と5、6人の警官は、尹さんと尹さんの夫である退職した飛行士・劉栄発さんを不当に連行し、さらに不法な家宅捜査を行い、二人の老人に1年3カ月の強制労働を課した。その間、彼らの家族は、いかなる通知や関連資料なども受けることはなかった。夫の劉栄発さんも、法輪功を信仰しているという理由で、何度も当局に不当に連行されたことがある。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/3/1/131842.html) 更新日:2012年3月4日