甘粛省:元少佐が10年不当拘禁 釈放後も嫌がらせ
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 明慧日本2012年3月15日】甘粛省蘭州市の軍区通信部隊の元少佐・王有江さんは、1998年に法輪功を習い始めた。以前から、法輪功を放棄しないとして、不当拘禁などを受けてきた。2001年1月10日、蘭州市西果園留置場に収容され、看守により殴る蹴るの暴行を加えられた。獄中生活において日々辛い労働を強いられ、睡眠もはく奪された。そして、蘭州市西固寺兒溝留置場へ移されたが、迫害されすでに歩行困難となった。同年7月3日、城関区裁判所は、秘密裏に王さんに10年の不当判決を宣告した。

 2011年1月9日、王さんは刑期を終えて家に戻った。しかし、2012年になった現在も、王さんは当局による迫害で出稼ぎができず、さらに苦しい生活を強いられていた。にもかかわらず、依然としてもうすぐ80歳の両親や家族と共に、610弁公室や役人から相次ぎ嫌がらせなどで苦しめられ、この圧力のもとで重度のプレッシャーを加えられ続けた。

 2012年3月8日、対聯(ついれん、中国で赤い紙に文字を書いて門や壁に貼るもの)に書いていた内容に気がいらないだけで、それをはずさないと身分証明書の申請に支障をもたらすと脅した。しかし、対聯を自分の家に貼り付けることは公民の権利であり、自由であるという王さんの反論に対し、役人らはしどろもどろで答える言葉すら見つからなかったにもかかわらず、対聯は破壊され、強制的に剥がされた。

 王さんは2011年4月から身分証明書を申請し続けてきたが、1年間にわたって当局から言い逃れをされるなど申請を拒否された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/3/12/254120.html)     更新日:2012年3月16日
 
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