個人修煉の状態から抜け出し、三つのことをより良く行う(二)
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文/シンガポールの大法弟子

 【明慧日本2012320日】

 二、電話を掛ける過程は行脚と同じ

 電話を掛ける過程は自分を修める過程であり、強い正念を持たないと人を救う効果が出ません。その過程は行脚と同じで、どんな人にも遭遇します。毎日きちんと学法発正念を行なった上でないと、なかなかうまく真相を伝える事ができません。毎日、真相伝え電話を掛け終えた後、私は必ず内に向けて探し、どんな人心、どんな心性の問題によって電話をうまく掛けられなかったかを自問します。

 電話の向こうから罵声を浴びせられた時、私は心を動じないようにし、命よりも金を欲しがる人には、命を亡くしたら財宝も持てないと、その考えの愚かさを悟らせ、党派と国の概念の分別が出来ず、無神論を主張する人に対して、私はなるべく心を動じず、いかにして彼らの間違った認識を正すかに努めました。この過程で、私はしっかり法を学び、常に正念と慈悲を持つことの重要性を実感しました。

 ある日、電話に出た男性は、私を若い女性だと思って、色々な下品な言葉を口にしました。これを聞いた私は最初耐えられず、こんな人とは会話出来ないと思って先に電話を切りました。その後、私は相手の態度は私の心性への試練だと認識し、どんな人でも、方法を尽くして救わなければならないと思うようになり、再び無礼な人に合う際に、私は心を穏やかにして相手にこう言います。「あなたは尊い中国人です。中国人なら礼儀正しく、こんな言葉を口にしません。中国人は仁義礼智信を重んじます。今のあなたはこれが分からなくなっているようですが、あなたのせいではなく、全てが共産党の仕業です。こんな汚い言葉を口にするのは本当のあなたではないのです」というと、これを聞いた相手の人はいきなり別人になったように、礼儀正しく応答してくれます。

 これにより、私は師父が仰る「相は心から生じる」の法理が分かるようになりました。師父は『大紀元会議での説法』の中でこう仰いました。「相は心から生じるという言葉にこの意味もあります。なぜなら、あなたはそのことを重く見ており、自分を見下したからです。それがたいしたことではないと思い、人を救うという大きなことなので、行なうべきことをし、心を落ち着かせ、気に障ること、気に入らないことにぶつかったり、聞いたりしても気にせず、正々堂々と行なうべきことを行なえば良いのです」

 また、こんなこともありました。ある日、電話に出た人は「もし、もし」の一言だけで無言になり、その後電話を切らずに横に置いたような感じでした。電話が切られていなければ、答えてくれなくても、私は相手が聞いていると思いながら真相を伝え続けました。真相を伝えれば必ず効果があると思いました。翌日、その人の反応を確認したくて、私は同じ番号に電話を掛けました。依然として無言でした。私は、「今日も何も言わないのですか?」と声を掛けた後、続けて真相を伝え始めました。暫くして、電話の向こうから人の話し声が聞こえてきて、私の話など聞いておらず、呼びかけても返事がありませんでした。私はがっかりして、諦めようとは思いましたが、すぐにその考えを改めました。電話が切られていないなら、誰かが聞いているかもしれません。その時、多くの天上の王が師父に従い、衆生を救い済度しに来る場面が私の頭に浮かびました。私はこの衆生を迷いの中から呼び覚まし、安易に諦めず、必ず彼を救わなければならないと思いました。

 私は真相を伝え続け、言いながら泣き声で言いました。「これはすべてあなたの為です。こんな年になった私は、あなたを自分の子供だと思って、本当にあなたのためにこの電話を掛けています。私が自分の退職金でこんなに長い国際電話を掛けているのは、ただ、あなた達を救いたいからです。共産党が自分たちの仕出かしてきた悪事によって天に罰せられるとき、無辜(むこ)のあなた達は無事でいなければなりません。以前は、これが分からなくても、今は真相を知ったから大丈夫です。これらの事を伝えたのは他でもなく、あなた達が安全でいられるためです。三退するのはあなた達に損や害はなく、一円も必要としません。私はあなた達から何も得ようとしていませんし、ただあなた達の安全を思うだけです…私たちはお互い知らない同士ですが、なぜ、あなたに電話を掛けると思いますか? ただ私たちは同じ中国人で、お互いに助け合うべきだと思ったからです。私は海外にいるので、あなたの知らない情報を知ることができるので、それをあなたに伝えて、あなたに平安と福をもたらしたいと思うのです」

 この時、相手が言いました。「あなたは本当に優しい人ですね。あなたの言った事を全部聞きました。あなたの言う通りにします」といって、彼女は喜んで共青団から退団しました。1人の命が救われ、私は心底から彼女のために喜びを感じました。

 私は自分に慈悲心が出てくる時、電話に出る衆生も感動する事を感じました。『二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』の中で師父はこう仰いました。「ですから、慈悲が現れると、この上ない力があり、いかなる良くない要素も解体されてしまいます。慈悲深くあればあるほど、力が強くなります」

 別の機会に、ある若い人が電話に出てきました。彼は私の伝えた三退の真相を全く信じようとせず、貴州省で発見された蔵字石の事を教えても、見たことがないからと信じようとしませんでした。私は彼に貴州省への旅を勧めたり、QQ(中国で普及しているコミュニケーションツール)番号を教えてネットでの真相検索を提案しましたが、彼はネットの情報などはあてにならず、自分の目で確認していないから信じないと言いました。他にも、私は「見てないから必ず存在しないとは言い切れない」など幾つかの事例をあげましたが、彼は一切信じないと言いました。本当に何をどう言えば彼が分かるのか、私は少し慌てました。しかし、何と言っても、彼が電話を切らない限り、私は諦めず、必ず彼を分からせたいと心に決めました。

 この時、師父の説法の一行が私の頭に浮かびました。「真相を伝えることは万能の鍵です」(『二〇〇三年アトランタ法会での説法』)。私は彼に大法の真相を説明し、「法輪大法好、真善忍好」(法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい)の九文字を必ず覚えるように言いました。そうしたら、彼は喜んで私の説明を聞き入れ、私に感謝の言葉を口にしながらQQ番号もメモしました。先ほど執拗に真相を拒んでいた人が驚くほど変りました。彼は自分自身が三退しただけでなく、隣にいる友達にも電話を渡し、私の伝える真相を聞かせ、結果的に、全員が三退しました。彼の友達の1人はQQ番号をとても欲しがっていて、更にネットで多くの真相を知ろうとしました。最後に、彼は私に2人の友達の電話番号を教え、真相を伝えてほしいと言いました。その友達は共産党員で、共産党に不満を持ち、ずっと前から脱党したかったそうです。

 彼の電話を切り、私はすぐにその友達に電話を掛けました。しかし、私が三退に言及した途端、相手は罵声をあげました。非常に聞くに堪えない汚い言葉で、私は口を挟むことができず、発正念をしながら彼に真相と法輪大法について説明しました。私が真相を伝える間、彼はずっと罵り、途中で電話を切りました。その時私は思いました。私で駄目なら、彼のその友達に任せようと。しかし、すぐにその考えを改めました。私は大法弟子で、人を救うのが私の責務なので、人に押しつけてはいけません。こう思って、私は再び先ほどの電話に掛けました。ある男性が電話に出て、わたしが真相を伝えようとする前に、彼の方から謝ってきました。「本当にごめんなさい。先ほど良くないことを沢山言いまして、お許し下さい。分かりました。少先隊を退出します」と言い、彼は自分が共産党員でないと主張し、私の伝えた「法輪大法好、真善忍好」の九文字を2回復唱し、電話を切りました。しかし彼は自分が党員でないと否定する事を私はどうしても理解できず、三度目に電話を掛けました。私は彼にもっと多くの真相を伝え、彼の迷いを解き、最後に、彼自身が三退しただけでなく、同じオフィスにいる3人の同僚たちの三退も手伝いました。

 私は真心を持って衆生を救うべきだと思い、その過程で色々な予想もしないことに遭遇するかもしれませんが、必ず多方面の事を考慮し、知恵を持って対処すべきだと思いました。こうして4人の生命と彼らの背後の天国にいる多くの衆生も救われました。自分の成果に満足せず、漏れはないか自問し、私は内に向けて探してみました。彼の私への罵りは私の心がそれによって動じるかどうかの試練であり、彼の友達から彼がずっと前から脱党したかった話を聞いた時、私はつい安逸心に駆られ、正念を緩めました。また、2回目に電話を掛けた際、彼の方から謝ってきたのは、やはり私の人を救いたい強い正念によるものだと思いました。本当に「柳暗花明又一村」です。

 『大法弟子とは何か』の中で、師父はこう仰いました。「衆生を救い済度し、真相を伝えることに関して、多くの人は深く入り込んで行なっておらず、相手にちょっとだけ説明して、聞いても聞かなくてもさほど気にせず、聞かないなら、またほかの人に説明しにいきます。何を行なっても、首尾一貫して、しっかり行ない、人を救うなら相手が救われるようにすべきです。皆さんの前に現れた以上、選択することはできません。人を救うときに選んでいれば、それは間違いです。出会ったすべての人を救うべきです。相手の身分、階層に関わらず、大統領でも乞食でも同じです」

 ある日、真相を聞くや否や汚い言葉を口にし続ける男性に出会いました。彼はずっと共産党を褒め、私に話すチャンスを少しもくれませんでした。それでも私は真相を伝えながら発正念し、その後電話を切りました。翌日、彼に再度電話を掛けたところ、彼は無言で私の話を聞き続け、真相を全部聞いても電話を切ろうとせず、また何かを聞こうとしている感じでした。3日目に私はもう一度彼に電話を掛けました。電話に出た彼はまるきり別人で、真相が全部分かったと言いました。私は彼にこう伝えました。「私は毎日たくさんの人にこのような真相電話を掛けなければならないので、時間は貴重です。あなたも真相がわかったから、周辺の人たちにも伝え、その人たちを救うことができれば、あなたも徳を積むことになるので、そうして下さい」

 彼は言いました。「私はもう全部分かりましたから、あなたはその時間に他の人に使ってもっと真相を伝えて下さい。私もそうします」。この経験によって私が分かったのは、自分の心の動じ方によって、その作用も大きく異なります。良く出来ていない時は必ず自分に非があり、良く出来た時は必ず師父の話に従い、師父がくださった知恵によるものです。

 RTCの良い環境により、私は向上しました。また、全体の向上とはグループ全員の向上だけでなく、個人修煉においても同じで、三つのことを同時により良く行ない、一つでも欠けたら向上できない事も分かってきました。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/2/26/253493.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/3/8/131970.html)     更新日:2012年3月21日
 
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