江蘇省:刑務所に不当拘禁された法輪功修煉者 暴行受ける
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  【明慧日本2012年7月24日】 江蘇省の洪沢湖刑務所に拘禁されている法輪功修煉者・展興茂さんは今年5月19日、刑務所の訓練場で法輪功の功法を練習したため、警官に指示された受刑者らに暴行を加えられた。

 5月19日午前8時半ごろ、訓練場で法輪功の功法を行った展さんは、警官の指示を受けた4人の受刑者に暴力を振るわれた。受刑者らは展さんの首を絞め、腰を押さえ、両足を固定し、頭をコンクリートの地面に押しつけた。

 その場で見ていた警官は、「こいつを動かないようにしっかり押さえつけろ!」と受刑者に指示した。そこでまた、受刑者らは展さんを地面に強く押し倒し、両足を頭の方に向けて強く押さえつけた。

 その時、法輪功修煉者・翁洪武さんが前に出て、「あなたたち、何をしているのですか? 展さんの足が折れたり、命を落としたりしたら、責任を負えますか」と、大声で受刑者らの暴力行為を制止した。それに対し、警官は受刑者に命令し、展さんを後ろ手にして両腕を背部で縛らせ、強引に5階の11監区に連れ去った。その5階には法輪功修煉者を「転向」させる「専門チーム」があるという。

 警官はその日から展さんに対して、トイレに行くこと、人と話をすることを禁止し、夜中まで小さい椅子に座らせ、2~3時間しか睡眠を取らせないなど、多方面にわたって迫害を始めた。しかし、展さんはどのようにされても屈しなかったため、警官は6月7日から受刑者を利用して、1日3交代で展さんを24時間眠らせないように監視している。

 展さんは江都市に在住。法輪功を学んでいるという理由で2000年に不当に連行され、1年の労働教養処分を科され、さらにもう1年延長された。教養処分の満了後、揚州市五台山病院(精神病院)、江都市脳科病院(精神病院)に移送された。3年以上拘禁された後、展さんは精神病院を脱走したが、再び拘束されたことという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/7/21/260487.html)
 
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