【明慧日本2012年7月18日】江蘇省通州市に在住の法輪功修煉者・王吉平さんは2001年1月29日、2年6カ月の労働教養処分を不当に下され、同省女性労働教養所に収容された。
王さんは同教養所で、警官や受刑者から残酷な迫害を受けて、肋骨2本を骨折し、腹腔内膿症になり、背骨も負傷した。そして、王さんは鋼板で背骨を固定され、車椅子生活となった。
しかし、2006年3月、王さんは法輪功を修煉しているとして、中共（中国共産党）当局に懲役6年6カ月の実刑判決を下され、車椅子のまま、南京女子刑務所に収容された。
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刑務所に収容される前の王さん |
王さんは労働教養所に送られる前は、とても健康だった。しかし、教養所で2年6カ月間にわたって迫害を受け、王さんは障害を負った。以下は、王さんが主に教養所で受けた残酷な迫害事実である。
2001年2月末、警官は法輪功修煉者を法輪功への誹謗、中傷ビデオを見せることを強要した。王さんは抵抗したため、警官は大雨の屋外に王さんを立たせ、半日間、雨を浴びせた。
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拷問の実演：電気ショックを加えられる |
2001年3月下旬、警官は王さんに「三書」を書かせるため、スタンガンで電気ショックを加えた。王さんは服を脱がされ、両腕を背中に向けて手錠をはめられ、3本のスタンガンで手の裏、腕、顔、首、背中、足の裏などを当てられ、意識不明となった。
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拷問の実演：引き擦られ、引っ張られる |
ある日、王さんは法輪功の功法を練習しようと思い、手を伸ばした途端、受刑者に服をつかまれ、横に倒され、2階の階段から一番下の階段まで引きずられた。警官は受刑者の行動を見ていたものの、制止せず、そのまま王さんを「反省室」に拘禁した。
2001年4月初め、王さんは教養所の食堂で姉・王珍群さん（法輪功修煉者）と会い、挨拶をしただけで、独房に拘禁された。
2001年5月、警官は法輪功修煉者を転向させるため、王さんを含む10人の修煉者たちに、目を閉じることを許さず、夜も寝させずに立たせた。修煉者たちが夜、多くの蚊に刺され、皮膚が腫れあがった。王さんは8日間 立たされたという。
2003年2月～3月、警官は王さんを「転向」させるため、3日間寝させず、小さな椅子に座らせた。その後、警官は王さんが疲れを見せないことで、また3日間、同じような迫害を加えた。
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拷問の実演：殴打される |
7日目の朝、王さんの足は腫れ、黒紫色になった。その日の夜、警官は4人の受刑者と共に、王さんの頭、腰、手を強く押さえ、「三書」を書かせた。その後も数日間連続で、警官は同じような手段で王さんを苦しめた。
そのため、王さんは腰を痛め、背骨が突起し、起き上がれなくなった。しかし、警官の指示で受刑者らは起き上がれない王さんを地面に引き擦り、引っ張ったままあちこちを歩き回った。痛みに耐えられない王さんは悲惨な声を上げていた。
その後、警官は王さんのレントゲン写真を撮った。警官は「病気はない。おまえは仮病だ」と言い、引き続き王さんを苦しめた。
ある日、王さんは「三書」を書くことを拒否したため、受刑者にペンの先で手を刺された。その後のある日、警官は王さんにビンタを加えて、地面に倒し、数人の受刑者を呼んできて、王さんの顔、背中、手、足に法輪功への誹謗の言葉を書かせた。警官は書いた言葉を王さんに言わせようとしたが、王さんは従わず、警官に再び強いビンタを加えられ、歯も痛めた。
迫害を受けた王さんは、体をゆっくりしか動かせなくなった。それを知った警官2人は、わざと王さんの左右で王さんを支え、早足で歩いた。王さんは数十日間も早歩きをさせられた結果、足に力が入らなくなり、足が冷たくて、痺れがあり、徐々に感覚を失ってしまった。
2003年4月11日、王さんは教養所の迫害で、やがて目が動く以外、全身が動けなくなった。教養所側は責任を負うことを恐れて、王さんの家族を呼び出し、王さんを帰宅させた。
帰宅した王さんは、夫に江蘇省南通市付属病院へ連れられ、専門家に検査を依頼した。診断の結果、王さんは胸椎、腰椎に結核が見つかった。そのため、背骨を鋼板で固定された。王さんは2カ月入院し、2回にわたって手術を受け、入院費用は5万元もかかった。その後、王さんは3年間も起き上がることができず、横になるしかなかった。
しかし、2006年に、両足を回復できないままやっと車椅子で出られるようになった王さんは、警官に再び連行され、6年6カ月の不当判決を下され、南京女子刑務所に収容されたという。
