四川省:五馬坪刑務所が毒物投与・拷問で法輪功修煉者を殺害
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 【明慧日本2012年8月3日】四川省彭山(ほうさん)県に在住の法輪功修煉者・鄧建剛さんは2008年頃、中共(中国共産党)当局の迫害により懲役5年の不当判決を宣告された。楽山五馬坪刑務所に拘禁された鄧さんは、一連の残酷な拷問などで迫害されていたが、家に帰されてからまもなくして死亡した。死後の症状から見ると、死因は毒物によるものと思われる。

 かつては医者だった鄧さんは、2001年~2004年の間に2度も労働教養を強いられた。拘禁中、肋骨と脊髄を骨折するまで迫害されたことがある。一方で鄧さんの妻・姜献涛さんも2008年に懲役3年の不当判決を宣告された。

 今年4月、鄧さんの家族は施設側から鄧さんが危篤で病院へ搬送された」と知らされた。その後、家族は重病のための服役中の一時出所」を要求したが施設側は断った。そのため、鄧さんの病気は日に日にひどくなり、1週間内に恍惚状態になり、終日、意識がもうろうとしていた。結局、危篤状態に陥った鄧さんは、6月14日に釈放された。

 しかし、鄧さんは帰宅しても心理的に傷害が残り、恐怖心からいらいらして4日間眠れず、自分の首を絞めたり、掻いたりして非常に苦しそうな様子だった。さらに摂食もせず、妻子の顔すら分からず、ひたすら「私を殴らないで、私をいじめないで」と叫び、意味不明な言葉をつぶやき続けた。家族は、鄧さんの糞便に唐辛子が混ざっているのを発見した。医師の診断によると、鄧さんの瞳孔の異常から、毒物を投与されたことが判明した。

 6月16日、鄧さんは尿導管を抜いたところ出血が止まらず、小便も出なくなった。家族が苦しそうにしている鄧さんの顔の汗を拭こうとすると、鄧さんは突然、大声で「殴らないで」と叫んだ。

 鄧さんは10年間も壮絶な迫害を受け続けてきたが、無念な思いを晴らせないまま、先月18日11時49分に死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/1/261012.html)
 
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