大連市:南関嶺刑務所での卑劣な迫害の実態
■ 印刷版
 

 【明慧日本2012年10月3日】遼寧省大連市の南関嶺刑務所は法輪功修煉者を拘禁し、残酷に迫害することで知られており、ここで遼寧省の王洪楠さん、白鶴国さん、劉権さんなど多数の修煉者が迫害され、殺害されたこともあった。

 監禁用の独房は個別に設けられ、鉄製の門で閉鎖されている。内部には26箇所の隔離室(9平方メートル)があり、各部屋は独房で、修煉者が個別に拘禁されている。独房の中には、吊るし上げるための大きい拷問具(大掛)と小さい拷問具(小掛)がある。この独房監禁は5日、10数日、20日以上の期間で、時折、独房からひどい苦しみに耐えかねた叫び声が響き渡り、精神的に弱った人が頭を壁にぶつけて迫害に抗議することもあり、いずれも迫害の残酷さを物語っている。

 床に修煉者を寝かせ、壁に付けられた枷で手足を縛りつけるなどの拷問具も使用されている。

拷問の実演:「大掛」

拷問の実演:「小掛」

拷問の実演:壁に付けられた枷

 また、修煉者たちは朝5時から足に枷をかけられ、後ろ手に手錠をかけられたまま、夜10時までずっと座らされた。冬になると、冷たいコンクリートの床に座らされ、死にたくなるほど苦しいという。普段から入浴、給水、仕送りも禁止されるなど生活の面から迫害を強化される。ある修煉者2人は、この迫害のもとで心神喪失状態になったこともあった。

 修煉者は同施設に入所すると刑期が無期限となるが、それに対して断食などで抗議すると、「大掛」の拷問により120日以上も吊るし上げられる。

 上記の拷問を含めて、日頃から24時間体制で修煉者1人につき数人の監視員(受刑者)が監視するうえ、殴る蹴るの暴行や拷問・恐喝・行動制限・会話禁止・修煉者同士の隔離・対外連絡禁止など、数々の卑劣な手段を用いて修煉者を迫害している。

 この施設は5000人以上の受刑者を拘禁しているが、修煉者に対して米をほぼ与えず、栄養のないわずかな食料しか与えない。そのため、施設から食料を購入することになるが、2、3ヵ月におきにのみ買い物を許される。そのうえ、施設の商品は質が悪く一般の物より高い価格がつけられている。修煉者や受刑者の負担を大きくし、大儲けを企んでいるからだ。

 当番の監守は巡回するとき、気に入らなかったら先の尖ったスタンガンを修煉者の体に押し付けてずっと電気ショックを加えた。そのまぶしい青色の電光、耳障りなピッピッという電撃音は、いつまでも止まなかった。部屋はスタンガンの放つ臭いと肉の焦げた匂いに満ちていた。このように、修煉者は日頃から虐待を伴う拷問を加えられている。

 また、修煉者は朝6時から12時間以上の辛い労働を強いられており、思想改造の洗脳工作も行われている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/9/26/263243.html)
 
関連文章