吉林省:法輪功修煉者 派出所で迫害され死亡
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 【明慧日本2012年10月9日】吉林市公安局は今年5月29日の夜、多くの法輪功修煉者を不当に連行し、家宅捜査を行い、法輪功修煉者の私財を没収した。ウ学忠さんは修煉者の李文軍さんの自宅に訪問していたところ、不法に侵入してきた高新区派出所の警官に連行された。

 非常にまじめな人柄

 ウ学忠(54歳前後、男性)さんは身長180センチ以上、顔は少し黒く、活発な性格だった。吉林省船営落馬湖付近の華天佳苑7号ビルの1単元3階01室に住んでいた。ウさんは1999年前に法輪功の修煉を始めた。ウさんは法輪功を修煉する前、多種の病気を患っていて、すべての歯が緩んでいた。法輪功を修煉してから、歯は動かなくなり、全身の病気が無くなり、全身が軽くなった。

 ウさんは素朴で優しく、人柄が良くて、仕事に対してとてもまじめに取り組んでいた。彼は吉林市のある保険会社の従業員だったが、法輪功を修煉していることを理由に仕事を失った。ウさんは4、5年間吉林市大潤発スーパーで、広告チラシのポスティングをしていた。妻と離婚後、一人で子供を連れて生活していたが、今、娘は外資企業に勤めている。

 ウさんは広告チラシのポスティングをする際、毎日のノルマが決まっていた。仕事をする際、常に自分に対して厳しく要求し、毎回深夜11、12時までポスティングをしても、怠けることはなかった。たまにポスティングしたチラシが落ちそうになると、彼はそれを入れ直していた。一緒に仕事をしていた人は、放っておけばいいと言ったが、彼は、神が見ていると答えていたという。

 何度も迫害される

 真・善・忍を信じているという理由で、ウさんは中共に何回も連行され、非合法な労働教養を科された。

 2004年6月ウさんは蛟河に行き、法輪功の真相を伝えていた際、蛟河天北派出所の警官に不当に連行され、6月6日に八家子留置場へ送られた。ウさんはそこで刑事犯に殴られて負傷した。ウさんは7月9日に吉林省九台労働教養所に送られて1年間の労働教養を科された。ウさんはトイレに行くことを制限され、小さな部屋に入れられていた。ウさんの家族はウさんと面会するため、1カ月間に1200元を支払ったが、その大部分は食事代として労働教養所に取られた。

 2007年3月16日、ウさんは吉林電力大学で法輪功の真相を伝えていた際、長春路派出所の警官と電力大学の保安員に拘束され、長春路派出所へ連行された。その後、ウさんは留置場へ送られた。11日後、労働教養を宣告されたが、労働教養所がウさんの受け入れを拒否したため、ウさんは帰宅することができた。

 2011年のある日、ウさんは吉林市昌邑区永強地区で真相を伝えていた際、法輪功を誤解している人に殴られて意識を失った。頭は大きく腫れ、意識を取り戻した際、乗っていた自転車は盗まれていた。酷く殴られていたため、ウさんは数日間正常に仕事をすることができなかった。

 このような状況でも、ウさんは依然として人々に法輪功の真相を伝え続けていた。

 迫害により死亡

 中共吉林省委員会、政治法律委員会は中共の第18回共産党大会が順調に開かれるためという名目で、大量のパトカーが出動し、多くの法輪功修煉者を逮捕した。5月29日の夜6時から10時まで、吉林市公安局は法輪功修煉者を連行し、金銭と私物を没収した。吉林市区域だけで20数名の法輪功修煉者が連行され、家宅捜査を受けた。

 ウさんは5月29日、李文軍さんの家に訪れていたところ、吉林市高真派出所の警官に連行された。吉林市高新派出所でウさんは、名前を述べなかったという理由で警官に殴打された。翌日、当局はウさんを洗脳班に送り、迫害を継続しようとした。その後、ウさんの姿は見られなくなり、後になって、ウさんが警官に迫害されて亡くなったことが分かった。

 派出所は真相を隠そうと企んだ

 高新派出所の警官はウさんの写真を手に持って、李文軍さんの家族にウさんの名前など聞いた。ウさんの名前と、彼が吉林市大潤発スーパーで広告のポスティングをしていると聞いた警官は、大潤発スーパーのポスティング管理部門の責任者を派出所に呼び出し、数日間監禁し、ウさんの状況について尋ねた。そして責任者にウさんが法輪功を修煉していたことを伝え、ウさんが精神病を患っていたと証明させ、殺人の責任を転嫁しようと企んだ。ウさんは人柄が非常によく、仕事を非常にまじめにやっていたため、責任者はウさんの人柄を認め、派出所の脅迫を否定し、派出所の警官にウさんはとても立派に仕事をこなし、いい人であったと話した。

 現在、派出所はウさんの家族を説得して、この事を裏で解決し、ウさんを殺害した罪を隠そうと企んでいる。

 ウさんが殺害された後、吉林市高新派出所の所長・張は、自らウさんの写真を手に持って、関連する職員に状況を確認した。吉林市610弁公室の書記・白岩は自らウさんはすでに心筋梗塞のため亡くなったと語った。実際は、吉林市610弁公室の白岩、所長の張は、5月29日の連行事件の主犯である。

 ウさんは同僚や隣近所も認める良い人だった。しかし、このような善良な人が自分の信仰を堅持したことを理由に、吉林市高新区の警官に迫害されて亡くなった。これは道義上許されることではない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/29/259548.html)
 
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