多くの両手がしっかりと握られた
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年12月3日】1999年7.20日、中国共産党は法輪功に対して公に迫害を開始しました。その後、私は法輪功を修煉していたため、共産党に不当に連行され、拘禁されました。拘禁中、共産党は私のことを会社に通報していたのでしょう。会社の人は皆、知っていました。拘禁を解かれて出たばかりのあの頃、昔の同僚は私のことを「反革命分子」と同様にみなして、私を遠ざけ、特に幹部たちは、私と出会っても見ない振りをしたり、あるいは、回り道をして私を避けたりしていました。

 法輪功学習者は絶えず法輪功に対する迫害の真相を伝えることにより、多くの人々がその実態を理解するようになりました。中国のような特殊な環境では、人々はさまざまな方法で、自分の大法に対する態度や願望を表しています。

 最近、私は会社の新年会に参加しました。そこで、多くの同僚や幹部が私に自発的に挨拶をしたり、握手をしたり、お互いに新年の祝福をしました。ある同僚はこっそり私に言いました。「あなたたちの神韻のDVDはとても素晴らしい。演目は最初から最後まで全てとても素晴らしかった」

 新年会の終わりごろ、私が会場の廊下を通った時、数人の幹部がそこで立ち話をしていました。私が幹部たちに新年のご挨拶をしたところ、一人の幹部がすぐ両手を出して、私と握手しながら、続けざまに「新年おめでとう」と言いました。私は手を戻そうと思い、申し訳ない気持ちで彼に言いました。「すみません。手を洗ったばかりで、まだ少し濡れています」

 その時、幹部は私が想像もできないことに、私の手をさらに強く握り締めて言いました。「きれいな手は、さらに良い」と何回も握手しました。隣にいたもう一人の幹部も手を出して、私たち2人の手を握り、続けざまに言いました。「みんなが良くなれば、明日はもっと良くなります」。また一人の幹部が手を出して、そして、大声で言いました。「私も入れて下さい!」。その時、その場で多くの両手をしっかりと一緒に握って、一緒に握って、みんな力を入れて両腕がぐらぐらするほど、強く握っていました! みんな笑い出して、もはや言葉は一切いりませんでした。

 私の後ろのちょっと離れた所に、一人の幹部がいました。彼は会社の中で、法輪功の迫害に加担した部門の責任者です。彼はこの場面を見た時、きっと強いショックを受けたことでしょう。おそらく、師父はこのような方法で、彼に目覚めしてほしいと思われたのでしょう。

 帰り道、先ほどのことを思い出し、私は目が潤みました。世の人々は全て目が覚めています。そして、氷山はどんどん溶けています。大法の素晴らしさを知った中国の人々は、全て光り輝く明日を待っています!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/1/25/252317.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/2/22/131639.html)
 
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