吉林省:7人の法輪功修煉者が留置場に不当拘禁
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 【明慧日本2012年12月19日】吉林省樺甸市に在住の12人の法輪功修煉者が2010年10月26日と11月26日、29日に、当局の警官に連行された。現在12人の中、1人は留置場で迫害により死亡し、7人は未だに留置場に拘禁されている。

 2010年10月26日夜8時ごろ、法輪功修煉者・公方利さん、劉立波さん、李維華さん、劉波さん、延秀梅さん、延秀華さん、朱秀芳さん、夏桂芹さん8人は同市の八道河子鎮に行き、法輪功が迫害されている真相チラシを配った際、同鎮の派出所、国保(国家安全保衛)大隊の警官によって、連行された。その後、男性の公方利さんと劉立波さんの2人は同市の留置場に拘禁され、ほかの女性5人は吉林市留置場に拘禁された。

 2010年11月26日、吉林市610弁公室と樺甸市610弁公室の警官数人は法輪功修煉者・周玉蘭さん。劉淑英さん、曹さんら3人を連行し、家宅捜索を行い、パソコンやプリンタなどを没収した。その後、警官は法輪功修煉者・宋桂芳さんの家に押し入り、宋さんを連行しようとしたが、宋さんが不在だったので、宋さんの夫(法輪功を修煉していない)を連行した。3日後、宋さんが家に帰ったとき、警官に連行された。その後、連行された4人はともに、吉林市留置場に拘禁された

 公方利さん(37歳男性)は樺甸市西河子村に在住。法輪功を修煉してから、道徳が向上し、健康を取り戻した。善良で優しい人柄で、人の世話をすることが好きな公さんは、周囲から良い人だと評価されていた。

法轮功学员公方利

公方利さん

 警官は公さんを連行した翌日、公さんの自宅に行き、公さんの妻に公さんが拘禁されていることを伝え、家宅捜索を行った。

 公さんは市の留置場に拘禁され、家族との面会を許されなかった。留置場に1年以上拘禁された公さんと劉立波さんの裁判が2011年11月10日に行われた。裁判の日、家族は裁判所に駆けつけたが、法廷に入ることを許されず、傍聴できなかった。

 2011年12月27日の夜中12時28分、公さんは市の病院に救急搬送された。公さんの家族はその2時間後に通知され、病院に着いたのは3時ごろだったが、5時になって、公さんの死亡を宣告された。その後、公安部門は家族を脅迫し、3万を支払って、公さんの件を終わらせた。

 樺甸市国保大隊は12人の法輪功修煉者を連行して、何度もも検察に逮捕状を請求したが、証拠不足で差し戻された。しかし、610弁公室のリーダーは「絶対、重い判決をやってやる」と言った。

 その後、4人の法輪功修煉者は帰宅させられたが、公さんは留置場の迫害により死亡し、ほかの7人の法輪功修煉者はずっと、留置場に拘禁されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/12/13/266505.html)
 
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