【明慧日本2012年12月22日】米国の「アラスカ通信刊行物」が11月18日に掲載した記事で、記者のCain Nunnsさんは、中共の新しい指導者が決まった後、人々は彼らが改革を実行するかもしれないと述べた。しかし、政治局常務委員の名前が公表された後、みんなはすぐこの考えはありえないと思った。新しい7人の政治局常務委員の大半は、すべて中共の幾ばくもない余命をつなぐ江沢民派の委員で、これは多くの人にとって、特に中共に迫害されている法輪功修煉者にとって不幸なニュースだった。
法輪功修煉者は中共の10数年続く迫害を厳しく非難しており、中共の十八大の期間中、中共は法輪功への迫害を激化させた。
劉さんと数人の法輪功修煉者は台北の101ビルの外に立ち、静かに中共の残虐な拷問を暴き出す大きな展示パネルを挙げた。1枚の写真には、やせて弱々しい男性の腹部に生体臓器狩りの巨大な傷あとがあり、その他に、法輪功修煉者が電気ショックを受けた傷あとや野蛮な殴打を受けている写真もあった。
劉さんは、これらはすべて共産党が法輪功の絶滅を企んでいることを証明していると言う。「私達は台湾旅行に来る大陸の観光客に、法輪功が中国で残酷な迫害を受けていることを知ってほしいのです。大陸の観光客に真相を知らせることはとても重要です」と語った。
米国国際宗教自由委員会は、「中共は法律を凌駕する組織の610弁公室を設立して、法輪功を絶滅させることを企んできた。大量の法輪功修煉者が監禁され、 信条を放棄することを拒絶する人は残虐な拷問を受け、拘禁される中で死亡し、精神病の薬物を注射されている」と、最近の報告書の中で述べている。
報告書では、いったい何人の法輪功修煉者が拘禁されているかについては統計できないという。米国国務院は、中国の労働教養所の中にいる政府記録の25万の 拘禁者の中の、少なくとも半分が法輪功修煉者だと去年発表した。国連人権委員会拷問問題特別調査官は、拘禁中に、残虐な拷問を受けている人員の3分2は法 輪功修煉者であり、中共の生体臓器狩りに対して、国連で調査を行うことを求めている。
法輪功はかつて中国政府の歓迎を受けたことがあり、当時多くの中共の官吏も法輪功を修煉していた。90年代の統計では、数千万人が法輪功を修煉していた。1999年7月から、中共は法輪功への全面的な迫害を始めた。
米国非政府機関の「フリーダムハウス」は、中国のインターネット上で「法輪功」は制限されている敏感な語彙になっており、その他に「天安門」と「チベット」などがあるとしている。
中国大陸から台湾へきて中国現代史を研究している約翰習さんは、「私はチベットと天安門事件に関して資料をたくさん読みました。これらは中国のインターネット上で見ることができません。中国以外の国と中共ではこの事件に対する陳述が全く違うのです」と話す。
約さんは、「台湾は中国大陸のお手本になれます。台湾では、人々が自由に彼らの指導者を選出することができ、自由に本を読んだり、書いたりすることができるし、更に抗議をする権利もあります」と述べた。
劉さんとその他の法輪功修煉者は、台湾の50カ所の観光地で中共の法輪功に対する迫害に抗議するイベントを開催する予定。劉さんは「もし私達が北京あるいは上海でこのような抗議をすれば、私達は数分以内に捕まえられてしまいます」と語った。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/11/24/136420.html)