北京市:法輪功修煉者 当局に何度も拘束され労働教養所に送られる
【明慧日本2013年2月23日】北京市の法輪功修煉者・劉永平さん(51)は、当局の弾圧政策の下、2001年から2回、労働教養を宣告された。2004年、劉さんは北京団河労働教養所で18日間睡眠をはく奪され、髪の毛がすべて白髪になり、足もむくみ、記憶が曖昧になるなど心身に深刻な影響を受けた。
劉永平さん
昨年8月2日の夜7時過ぎ、劉さんは自宅で北京海淀国保(国家安全保衛)大隊の私服警官らに不当連行された。劉さんの家族は、それ以降約1カ月間、劉さんの行方を探していたが、9月9日、事前の通知もなく突然、劉さんに対して2年6カ月の労働教養が科されるという判決書が裁判所から届いた。この判決書には「当事者の家から6冊の書籍が見つかったことが判決の根拠となる」と書かれていた。
中国では特に「十八大(中国共産党第18回全国代表大会)」や上海万博、オリンピックなどの開催期間中は「敏感日」と定められており、修煉者に対する迫害がさらに強化される。そのたびに、修煉者およびその家族は中共当局から嫌がらせ、監視、脅迫、尾行、連行、不当捜索、恐喝、暴行、虐待、拷問などの迫害を受けている。
昨年の年間統計によると、北京市で不当に連行された被害者は343人に上り、そのうち、65人は労働教養を宣告され、9人は不当判決を受けたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)