北京市:元教師 労働教養を強いられる
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  明慧日本2013年1月7日】湖北省の武漢科学技術大学を定年退職した元教師で法輪功修煉者の方雲宝さんは、孫娘の世話をするために夫の何承勇さん(66)と一緒に北京の娘の家で暮らしている。昨年11月2日、警官が突然、娘の家に不当に侵入し、家宅捜索し、家財を没収、方さんの身柄を拘束した。この事件で夫はショックを受けて意識不明になり、その後も昏睡状態が続き、昨年12月25日、無念の思いを晴らすことなくこの世を去った。

 家族は方さんが拘禁されている海淀区の留置場に行き、方さんが夫の告別式に出席できるよう求めたが、留置場側に拒否された。

 方さん夫婦は1995年から法輪功を学び始め、法輪功の修煉を通じて、体質が改善し、健康になり、心が浄化され、道徳心も向上した。ここ数年間、方さん夫婦は北京に来て、孫娘の世話をしながら、娘夫婦と仲良く暮らしていた。

  北京市公安局は中国共産党第18回大会の安全確保という理由で、法輪功修煉者への監視を強化していた。同公安局は方さん夫婦の携帯電話を通して、夫婦の居場所を知り、方さんの娘の家まで追跡してきた。昨年11月2日、何さんと娘夫婦、孫娘の4人が外出し、方さんが家に一人でいた夜8時半ごろ、不当に侵入してきた警官に連行された。その翌日、何さんたち4人が帰宅してみると、方さんの姿はなく、家の中はひっくり返され隅々にまで物が散乱し、床には吸い殻やガムの噛みかすが捨てられていた。また、ノートパソコン3台(そのうちの2台は娘夫婦の仕事用)、プリンタ2台と4千元の現金がなくなっていた。この惨状を見て、何さんはショックを受け、卒倒し、嘔吐した後に意識不明に陥った。何さんは救急車で病院に搬送されたが、脳幹出血と診断され、昏睡状態が続いていた。

  一方、方さんは北京市海淀区の留置場に拘禁され、夫の介護をすることはできなかった。11月27日、北京市公安局に2年6カ月の労働教養処分を科された。

  方さんは法輪功を学んでいるという理由で、当局から度々迫害を受けてきた。2001年1月10日、方さんは地元の警察に何湾労働教養所に送られ、1年6カ月拘禁された。2002年11月、「転向」しないという理由で湯遜湖洗脳班に送られ、洗脳班での迫害により脳梗塞になり、半身不随の症状が現れた。2007年9月27日、方さんは再び同洗脳班に拘禁された。

  現在、方さんは北京市海淀区の留置場に拘禁されているという。

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/1/3/267382.html)
 
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