調査の手がかり:私は自分の耳で“蘇家屯”と聞きました
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 【明慧日本2013年5月3日】1999年「7.20」より、中共(中国共産党)は法輪功迫害を開始した。特に最近暴露された法輪功修煉者に対する臓器摘出・臓器売買の犯罪行為は今なお継続されている。以下は、ある河北省の法輪功修煉者の証言である。

 私は河北省の法輪功修煉者です。2003年、私は法輪功の潔白を伝え、法輪功の無実を訴えるため北京を訪れました。天安門広場で「法輪大法は素晴らしい」「無辜の師父に罪を着せないで」と大声で叫んだところ、駆けつけた警官に逮捕されました。

 そして、私は多数の修煉者と共に、大きな敷地の住宅に拘禁されると同時に、尋問を受けました。多数の修煉者は自分の家族などを守るため、名前や住所を一切言いませんでした。名前を言わなかった修煉者は、名前の代わりにそれぞれ番号をつけられました。

 拘禁されて2日後、私は名前と住所を自白し、北京駐在弁公室を通して、他の収容施設へ移送されることになりました。名前を言わなかった修煉者は個別に処置されました。私は2人の警官が「蘇家屯(そかとん)へブチ込め」と言うのを聞きました。しばらくすると、大型のバスがやってきて、彼らは番号で呼ばれながら、順番に車の中に押し込まれていきました。

 カナダ政府元高官のデービッド・キルガー氏とカナダの人権派弁護士・デービッド・マタス氏の調査報告書は、多くの証拠を元に、修煉者らの臓器が当局によって摘出されると同時に高値で売却されていることが、非難すべき事実であるという結論を出しました。今になって思い返せば、当時聞いた「蘇家屯」とは、瀋陽市蘇家屯強制収容所のことでした。番号をつけられた修煉者らは、そこに送り込まれ、臓器を強制摘出されていたのです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/4/16/272075.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/4/26/139062.html)
 
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