法輪功の資料には、法輪功は『真・善・忍』の教えに従って良い人になること、法輪功を学ぶことによって病気が治り健康を取り戻した事例、学習者たちが中国共産党によって迫害されていることなどが書かれている。共産党は全国のマスコミを利用して法輪功への誹謗中傷を行ったが、学習者は人々が法輪功について知る権利があると考え、自費で法輪功の資料を作り、街で配ることにした。
4月18日夜12時過ぎ、章さんと明さんは法輪功の資料を配っていた時、警官に連行され資料を没収され、乗っていたオートバイも没収された。その後、2人は尋問を受け殴打された。
4月19日、章さんと明さんは刑事拘留され、市留置場に拘禁された。
留置場で章さんと明さんは断食をして迫害に抗議したが、警官にゴム棒で殴打され、灌食をされたため、明さんの健康状態は悪化した。明さんは衰弱して直ちに帰宅しなければならない状態に陥ったが、公安局の警官は明さんの解放を許さなかった。
章さんの両親は無実の息子が解放されるよう弁護士を依頼した。弁護士は留置場へ行き、章さんとの面会を求めたが拒否された。しかし、弁護士は諦めず、その翌日に再び留置場に行き、法律に基づいて当事者と面会する権利があると訴え、章さんと面会することができた。
5月22日、章さんと明さんは嘉陵区検察院に逮捕状を出された。裁判所は今月、2人に開廷し、判決を下すことを企んでいるという。