【明慧日本2014年10月16日】中国の全国トライアスロン(長距離走、自転車、ボート競技)が11日、河北省武安市で開催された。しかし、中国共産党はこの平和の象徴のスポーツ大会開催を口実に、善良な法輪功学習者に迫害を加えた。
9日夜11時、同市活水郷活水村の法輪功学習者・劉考鳳さん(60代女性)と石玉蘭さん(60代女性)は村で、活水郷派出所の警官と郷政府の人たちと出会って尋問された。警官らは11日、郷地域で全国トライアスロンが開催されるにあたり、安全のためにパトロールをしていたが、劉さんと石さんが法輪功の資料を配っていると疑い、2人を派出所に強制連行した。
警官は派出所で劉さんと石さんに自白を強要し、1時間以上暴行を加えた。
拷問の実演:殴ったり蹴ったりされる
石さんは暴行されたため重い脳出血の症状が現れ、意識不明となった。翌朝6時過ぎ、警官はやっと意識が戻らない石さんを市第一人民病院に搬送し、神経外科の集中治療室に入院させた。医者の話によると、石さんが発症して6時間も経って搬送されたので、とても厳しい状態になっていると言った。同日の午後1時、石さんは手術を受けた。現在もまだ危険な状態にある。
派出所は2人を連行したことを家族に知らせなかった。家族は2人が帰宅しなかったため翌10日、2人の行方不明者届けを出すために派出所へ行った。しかし、石さんが病院で頭の手術をしたこと、劉さんが派出所に拘禁されていることを知らされた。警官は2人に暴力を振るったことを隠そうとして、家族との面会を許可しなかった。
現在、石さんはまだ意識が戻らず、命の危険な状態にあり、劉さんは引き続き派出所に拘禁されている。
派出所は学習者2人を連行して拘禁し続けているが、拘留の通知書も出さず、口頭で告知もしなかった。法律に詳しい人の話によると、警官の行為は完全に犯罪行為であり、告訴すべきだという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)