内モンゴル:法輪功学習者が不当拘禁 家族が苦境に陥る
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 【明慧日本2014年12月6日】内モンゴル自治区通遼市の法輪功学習者・周金鵬さんは先月31日、拘禁されている留置場内の会議室で不正裁判を受けた。周さんは痩せてやつれた顔で出廷した。家族が依頼した弁護士は法廷で周さんの無罪を弁護したが、裁判長は「後日、判決結果を宣告する」と述べて裁判を終わらせた。

 周さんは善良で正直、多芸多才で、元通遼電力会社の広報部に勤務していた。

 7月26日午前、周さんは同市公安局・国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に自宅から連行され、パソコン、携帯電話、法輪功の関連書籍、購入したばかりの電動バイクなどを押収された。同時に、警官は法輪功学習者・丁力硯さんと王穎さんも不当に連行し、3人を河西留置場に拘禁した。

 周さんは法輪功を学んでいるとの理由で、中国共産党が法輪功に対する迫害を開始して15年来、家宅捜索を3回受け、留置場に2拘禁され、放浪生活を3年間強いられ、刑務所に7年間拘禁された。そのため、周さんは体に甚大なダメージを受け、家庭が経済的に困難な状態に陥った。

 周さんが迫害されたことで、妻・孟祥艶さんは長期にわたって憂鬱・恐怖・孤独感で病気を患った。そして、乳癌も患った孟さんは2003年と2008年に2回、手術を受けたが、治療代、薬代などで8万数元かかった。手術のときも周さんは拘禁されていて妻の側にいられなかった。早くも両親を失った妻は叔母(60代)に頼るしかなかった。そして、周さんの家庭はとても貧困になり、小学生の息子は授業料さえ払えず、学制服も買えなかった。

 2011年9月2日、周さんはやっと刑務所から解放されたが、刑務所を出るとき、服もなく下着のままで帰宅したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/11/300136.html)
 
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