3万ポンドのストーリー
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文/イギリスの法輪功学習者

 【明慧日本2016年1月21日】2015年、私は博士号を取得するためにイギリスの某学校に入学しました。学費が免除されている上、毎月、学校からの生活補助金も支給されていました。担任講師の話では、私宛の毎月の生活補助金は400ポンドでしたが、学校の管理部門のミスにより、月に1250ポンドも送金されてきて、毎月、850ポンドが余っていました。同年の11月、私は多く送金されたことに気づき担任講師に連絡してみましたが、管轄外ということで無視されました。その後、学校の管理部門に連絡し、すぐに処理するという返答をもらいました。私は余ったお金を銀行の口座に残したまま、回収されるのを待っていました。しかし、12月になって、余ったお金が回収されるどころか、学校側からまたも1250ポンドが送金されました。私は再び学校に連絡しましたが、返答をもらえませんでした。

 この時、留学経験のあるクラスメート達は「学校が間違ったので、学校の責任です。お金は返す必要はありません。それに、システムは既にそう設定されているので、誰も確認しないでしょう」と言いました。

 私は心が全く動じず、法輪功学習者である私は自分のものでなければ必ず返すべきだと思いました。法輪大法の弟子であれば、誰もが同じようにすると思います。法輪大法の教えである「真・善・忍」の基準に則て、自分のものでないものは少しでも残してはいけないと思いました。

 今年の1月中旬、私は再び学校に連絡を入れました。今回は事件が解決され、始めの月から今まで多く送金されたお金を返して、博士号を取得するまでの3年間の学校の支給システムも修正してもらいました。3年間で考えれば、合計3万ポンドほどの補助金を学校に返しました。人民元に換算すると、30万元ほどでした。その後、学校の管理部門から何回も感謝のメールが届きました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/14/322242.html)
 
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