生命の分岐点
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2015年3月13日】私は44歳です。2008年12月に法輪大法に出会いました。2007年に出稼ぎに行き、体を壊しました。体が痛く、針に刺されたような痛みでした。腎臓も悪く、冷えると痛くなりました。両側の肋骨が痛く、右側が2cmくらい出ていました。関節も痛く、お腹に固まりがあり、そのせいで背中や腰が痛く、夜も眠れず、とても苦痛でした。

 ハルビンの病院に行って、注射をしてもらいましたが、治らず、お金がなくなったため、地元に戻りました。西洋医の病院、漢方医院、整形医院等で注射を受けたり、薬を飲んだりしていましたが、やはり治りませんでした。近所の人に、病気にかかるのは簡単だが、治すのは難しい、完治はもっと難しいと言われました。それを聞いて私は焦り、怖くて仕方がありませんでした。家が倒れそうになり、子供は学校へ行きたがり、妻は手術を受けたばかりで、私が家の唯一の柱でした。お金が必要なのにどうすればいいのか? 人間が生きているのは何のためなのか? と思いました。自殺して悩みから解放されたいと考えたこともありましたが、茫然とする中でまだ一つやり残したことがあるような気がしました。 

 生命の分岐点

 2008年、お金を借りて家を建て直しましたが、私は病気で手伝うことができなかったのでイライラしました。そのとき、結婚式に出席し、親戚に自分の不幸を述べました。2人の従姉から、彼女達の村に乳がんと股骨壊死の絶症(どうしても治らない病気)にかかった人が、法輪功を修煉して治ったので、たとえ治らなくても悪くはならないので、試してみたらと言われました。私は「明日行く」と約束しました。親戚に案内してもらい、法輪功修煉者に会いに行きましたが、家にいませんでしたので、私はがっかりして、帰りました。

 12月の小雪が降る日の朝、あの時の修煉者がもう1人の同修と一緒に家に来ました。「三退すれば命が守られる」と教えてもらい、私達夫婦は喜んで脱退しました。彼女は会話中ずっと笑顔で、優しくて好感のもてる人でした。彼女に法輪功は動功静功の5式の功法があり、第2式の功法は、簡単で学びやすいので、先にやってみたらと言われました。彼女に功法を教えてもらい、『轉法輪』を学習するのが最も大切だと言って、彼女は帰りました。私は「彼女達は金銭も物質も求めず、一体何のためだろう?」と思いました。「この世にこんな良い人がいるのか? こんなに良い人なら、功法も絶対に素晴らしく、本も素晴らしいはずだ」と思いました。そして功法を修煉しようと決めました。

 第2式の功法は全部で4つの法輪を抱える動作があり、私は3つを忘れて、1つ目の動作だけを覚えていましたが、動作は正確ではありませんでした。後で分かったのですが、1つの動作を煉功しただけなのに、3日後、肋骨から何かが落ちた気がしましたが何も見つかりませんでした。しかし、痛みが大分軽くなりました。驚いて、奇跡だと思いました。ここまで書いたらすでに涙が止まらず、偉大な師父に感謝しています!

 1式だけを煉功してこんなに素晴らしかったのに、まだあとの4式が出来ていませんので、同修に教えてもらおうと会いに行きました。彼女の家に着くと、3人の修煉者がいて、3人とも素晴らしい方で、とても感じが良かったのです。1人の方は私に、「座禅が出来ますか?」と聞きました。私は「楽勝です。すぐに出来ましたが、しばらくして痛くなってやめました」と答えました。私が彼女に、「どのくらい座禅を組めますか?」と聞くと、彼女は「少なくとも1時間です」と答えました。彼女達ができるなら、私もできると思いました。彼女達に『轉法輪』を貸してもらい、「読む前に手を洗いってください。本を折ったりせず、どこにでも置いてはいけません」と言われました。

 私は機嫌が悪くなり、彼女達に、「それなら持っていってください、もう読まないから」と言いました。その時、1人の同修は笑いながら、「差し上げます。返さなくても大丈夫ですよ。自分で決めてください」と言いました。私は5式の功法を修煉するだけでいいと思いましたが、「本を読んだら、もっといろいろ分かってくるので、修煉に役に立ちますよ」と言われました。また煉功用のVCDも頂きました。家に帰って、第1講から第9講まで一気に読み終えました。「業力」とは何か、「煉功してもなぜ功が伸びないのか」、「天目」、「他の空間」等を少し理解できました。迷いの中で待っていた天書は『轉法輪』であることが分かりました。私はこの本にとても震撼され、同修達にとても感謝しています。

 学法、煉功により、心性の向上においてもっと努力しなければならないと分かりました。座禅するとき、一分一秒でも我慢して、時間があったら煉功するようにしました。2週間経ったら30分でき、20数日経ったら40分できましたが、その後なかなか伸ばすことが出来ませんでした。ある日、私は妻と子供に、「もし外で他人にお父さんが法輪功を修煉しているのかと聞かれても、気にしなくていいよ。お前達はお父さんが修煉してから病気が治ったと分かっているだろう。師父に大法弟子として良い人にさせていただき、お前達も善悪がわかっているはずだ。お父さんはずっと修煉していくので、誰にも止められない」と言い、家族に私の修煉を応援してもらいました。

 その晩に煉功したとき、1時間座禅してもぜんぜん痛くならず、しかも数日間ずっと同じでした。昼間に家で煉功したら、妻は「ご主人は何をしているのですか?」と聞かれ、「法輪功を修煉していますよ」と答えました。私もずっと他人に、私は法輪功を修煉してから病気が治ったと言いました。なぜなら私は、「師父は私達のために多く耐えてくださり、広大な恩をお返しできないので、もっと修煉に精進し、厳格に『真・善・忍』で自分を要求し、いつでも自分が衆生を救う使命があることを忘れず、どこでも真相を説明することを忘れない」と思っています。自分の命の意義は衆生を救うことです。そうでなければ、法輪功を修煉する資格がありません。宇宙の根本の大法は「真・善・忍」です。恩返しをしなければなりません。修煉者として、まずは師父を尊敬し、大法を尊敬することで、私は『轉法輪』を読むときに、常に両足を組んで読みました。

 義兄が私を殴る

 師父の1994年からの全ての講法を学んだことで、私は「三つのこととは、法を学ぶこと、正念を発すること、衆生を救うこと」だと分かりました。私に人を救う願望が出て来たのを見て、同修は他の地方に真相を伝えに連れていってくれました。1人の同修と組んで、一戸ずつ真相を伝えに行きました。同修が真相を説明するとき私は聞いていました。法輪功は人を救い、中国共産党は真・善・忍を修煉する良い人を迫害する邪悪な党です。天災人禍が多いのは天罰であり、平塘県掌布郷にある巨大石の断面に「中国共産党亡」の文字が浮き出ていることがわかりました。

 「そこは観光地であり、観光客は写真やビデオを撮ったので、取り壊しても意味がなく、しかも1枚50元で売っていたチケットにも載っていました。あなた達は共産党、共青団あるいは少年先鋒隊に加入したとき、右手を挙げて、一生を共産党に預けると誓ったでしょう。共産党が設立されて数十年、『三反・五反』、『四清』、『反右』、『文化大革命』、『六四天安門事件』、『法輪功迫害』等で中国人の同胞を8000万人迫害しました。これはただで済むでしょうか? 同胞達がただで死んでもいいのですか? 冤死した同胞達は共産党を許すと思いますか? 党・団・隊に加入すれば、共産党の一員になるので、巻き添えを受けたくなければ、共産党の組織から脱退しなければなりません。いかがですか?」と同修が言うと、彼らは一斉に、「いいよ。共産党は早く崩壊しなければならない、脱退させてください」と言いました。ある日、1日で43人も三退させました。

 私は同修が真相を説明するのを見て、私もしなければならないと思いました。まず親戚から始めました。先に正念を発し、妨害を取り除きました。そして、彼らに「良いことを教えます。三退すれば平安を守られます。共産党の党・団・隊に加入していれば、脱退してください。脱退したら、今後天災人禍に遭っても、平安が守られます」と言いました。皆が脱退しました。1日5人を三退させ、とても嬉しかったのです。翌日に真相を説明し続け、人に会ったら必ず教えて、だんだん上達しました。人々の執着心に基づいて説明すれば、もっと簡単に脱退させることができました。

 修煉し始めてまだそんなに経っていないとき、ある日親戚に食事に誘われました。私は酒を飲まず、肉も食べないので、飲みに行くのにあまり興味がなく、断りました。ご飯を食べた後、これではいけないと思い、食事を誘われたのは偶然ではなく、真相を説明する機会だと思い、また行きました。座ったら、私がお酒を飲まないと知っている親戚にお茶を入れてもらいました。そのとき義兄は、「法輪功修煉者は殴られても殴り返さず、罵られても罵り返さないのか」と聞きました。私は「同修達はできますよ。私はまだ初心者です」と答えました。彼にまた、「本当に真・善・忍を守れるのか?」と聞かれたので、私は「守れますよ」と答えました。彼らはテレビの虚偽報道に騙され、大法に好印象を持っていませんでしたので、私をからかいました。義兄に突然「パーン」と強く殴られました。

 修煉する前の私はとても怒りやすい性格で、ここまで汚辱されたことは一度もありませんでした。今は大法を修煉し始めて、煉功者の「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないで、ひたすら耐えられるようでなければなりません」を実証するため、私は冷静に、師父の「それではまだ不十分だ、とわたしは言いたいのです。あなたが最も面子を失いたくない人の前で、誰かがあなたに平手打ちを食らわして、恥をかかすようなことが将来起きるかも知れません。果してあなたはそれにどう対処しますか。果して耐えられるかどうか。一応は耐えられたとしても、内心では落ちつかないようでしたら、それでも駄目です」を思い出しました。

 私は、「今は大法を実証しなければならない。彼らに法輪功修煉者は『殴られても殴り返さず、罵られても罵り返さない』ことを見せる」と思い、笑って、「反対側も殴りませんか?」と言うと、今度は彼が力を入れずに殴ったので、痛くありませんでした。帰るときに私は、「お酒を飲んだので、帰りには気をつけて運転してください」と言いました。義兄は「法輪功修煉者は素晴らしい、『殴られても殴り返さず、罵られても罵り返さない』ことができる人は本当に素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と言いました。

 私はまた他の数人に、「私は法輪功修煉者で、師父に真・善・忍を教えられました。どこにいても良い事をしなければならないので、彼と一緒にしてはいけません。三退すれば平安を守ることができます。貴州省平塘県に巨大石が真ん中から割れて、中から『中国共産党亡』という6つの文字が現れました。共産党の党・団・隊に加入したとき、皆が手を挙げて、一生を党に捧げ、一生党の事業のために奮闘すると誓いました。共産党の数回の運動で同胞が8000万人も迫害されました。冤罪で亡くなった人達は共産党を許さず、神も共産党を消滅します。あなた達は巻き添えにならないように、脱党、脱団、脱隊して誓いを解除したら、神様に守られます。あなた達の平安を望みます、良い人は報われます。違いますか?」と言いました。

 彼らは最初、私が義兄と喧嘩することを心配していました。私が本心から彼らのことを考えていて、「殴られても殴り返さず、罵られても罵り返さない」ことができるのを見て、私を良い人だと思い、義兄はやりすぎだと責めました。そして真剣に共産党の組織から退出したいと私に頼みました。親戚の一家8人がみな脱退し、私は彼らに、「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を覚えてくださいと言うと、彼らは心の底から法輪功修煉者を尊敬しました。 

 家に帰った後も、私は義兄のことを憎んでいませんでした。なぜなら心性を修煉し、大法を実証し、人を救うことは、法を正す時期に大法弟子としてやらなければならないことです。上京して大法を実証する同修達や刑務所に入っている正念を持つ年配の同修達と比べて、私は大したことをしていません。毎日「三つのこと」を頑張っている同修達と比べると、とても恥ずかしいと思っています。間もなく義兄は電話をかけて来て、間違ったことをした、許してほしいと言い、泣きました。「私は法輪功修煉者ですので、『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』だけを覚えてくれればいいのです」と言うと、義兄は「わかった」と言ってくれました。

 時間を大事にして人を救う

 時間があれば私は村でポスターを貼ったり、真相紙幣を印刷したり、夜に同修達と一緒に真相チラシを配ったり、「法輪大法は素晴らしい」という文字を噴きつけしました。私は修煉し始めたのが遅かったので、一生懸命に法を学んで、正念を発し、衆生を救い、時々刻々心性を修煉し、師父が法を正される進展に従い、本当の大法弟子になるように頑張っています。修煉を始めて、大法を実証するプロジェクトを頼まれたら、私は必ず無条件で協力し、できるだけ人を救うことを行います。修煉し始めた頃、邪悪勢力は狂っていて、たくさんの人がテレビの風評に騙され、大法を誤解し、煉功者を理解しませんでした。大法を実証するため、皆にもっと真相を伝え、法輪功修煉者は良い人だとわかってもらわなければならないと思いました。私はさらに法を学ぶ事を努力し、特に自分の言行に気をつけて、謙虚で礼儀正しく、家にいても、友人と一緒にいても、職場でも、厳格に真・善・忍を要求し、何があっても法理で量り、時々刻々自分は煉功者であることを要求しています。

 人に会ったら真相を説明することを忘れたことはありません。仕事で外出したとき、何回も大法に好印象を持っておらず、皆の前で大法の悪口を言う人に会いました。そのとき、相手が誰であっても構わず、職場でも上の人でも、私は真面目に彼らに、「私は法輪功修煉者です」と言い、冷静に対応し、適切に真相を伝え、他人にしつこい印象を与えませんでした。たくさんの人が法輪功修煉者に接し、修煉者の善良な言行を見て、心の底から大法を認めました。

 ある日みかんを買いに行って、値段を聞きました。1斤2元と1斤3元の2種類あると言われました。「2元のをください」と注文しました。彼女に取ってもらったとき、ちょっと多く入れたのを見て、「ちょっと多いですよ、取り出して下さい」と私は言いました。彼女に「佛を信じている人ですね」と聞かれ、「そうですよ」と答えました。彼女は、「そうでなければ、こういうことはしませんね」と言いました。彼女に真相を教えてあげなければと思い、「私は法輪功修煉者です」と言いました。彼女は、「あなた達は共産党に反対して、北京で中南海を攻撃し、焼身事件を起こしましたが、違いますか?」と言いました。

 私は、「上京したのは中南海を攻撃したのではなく、平和的な陳情でした。焼身事件は、江沢民、羅幹らが捏造したことです。王進東の両足の間のペットボトルも着火せず、最も着火しやすい髪の毛も燃えず、これは捏造ではありませんか?」と言うと、彼女は認めた様子でした。「私達は共産党に反対していると言われましたが、我々は真・善・忍を修煉します。真は嘘をつかないし、人を騙さないし、真実を説きます。善は人に善意を示します。忍は殴られても殴り返しません。そうすれば人と喧嘩をすることもないのです。傷つけられたら病院に行かなければならず、お金もかかりますので、こうしたほうがいいのではないですか。真・善・忍に反対すると、良い人になりませんね。共産党はどうですか? ヤクザと変わらず、官僚たちは汚職腐敗、偽煙草、偽酒、偽薬、偽商品等がどんどん出てきました。共産党のせいで今の社会はここまで混乱し、離婚率も高く、1人親の子供が増えています。今は天災人禍もたくさん出ています。共産党は数回の運動でたくさんの命を迫害し、冤罪で亡くなった人々は共産党を許すと思いますか? 神佛は共産党を消滅します。一方、三退して平安を守るようにと勧めた人は人の命を救っており、彼らは良い人ではないですか?」というと、彼女は「あなた達は本当に良い人です。あなたが言ったことは本当のことだとわかっているが、ちょっと怖がっていただけです。脱団を手伝ってもらえますか?」と聞かれて、「いいですよ」と私は答えました。

 彼女には「李小英」と仮名を付けましょうと伝えました。「いいですよ」と彼女は言いました。私は、「あなたが同意すれば、神様に見守っていただけます。このようなよいことを他の人にも伝えて、他の人達も災難のときに救われるようにしてもらいたいです」と言いました。彼女に「いいですよ。ありがとうございます」と言いました。私は「感謝するなら、私の師父に感謝して下さい。師父のお教え通りにしただけです」と言いました。彼女は「李師父に感謝します」と言いました。私は真相が分かる人が1人増えたことをとても嬉しく思いました。彼女は自分だけが救われたのではなく、他の人にも教えると思いました。

 現在は法を正す時期ですので、人を救うことが第一位のことです。私は全力で師父の指示通りに尽くし、真相を説明し続け、もっと多くの衆生を救います。自分の先史の願いを実現させ、決して師父の慈悲なる苦度を無にしません。

 師父に拝礼します! 同修に感謝します!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/1/24/303286.html)
 
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