恨みを除き 慈悲を修め 退職金を取り戻す
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年6月3日】私は今年69歳です。人生の前半は貧困、憂愁、病苦の中で過ごして、1997年52歳のときに人生が終わりそうになりました。その時幸いにも法輪大法に出会い、初めて『轉法輪』を読んだとき、本の中の法理に感銘を受けました。修煉を始めてから1週間しか経たないのに、病気がなくなり、体がとても軽く感じて、1元も使わずに、すべての病気が治りました。「真・善・忍」に基づいて良い人になり、名と利をすべて捨てることができました。本当に法輪大法を修煉後の解放感と幸せを体験できました。

 2006年11月、娘が法輪功の真相資料を配るときに通報されて留置所に拘束され、そのあと違法に刑を下されました。県政法委、「610弁公室」は私の所属する会社に「経済上で切断せよ」という命令を出しました、「父母が修煉すれば子女を解雇し、子女が修煉すれば父母の退職金の支給を中止する」というものでした。

 2006年11月から退職金を止められました。その後の8年間、私はいつも退職金を請求しに行き真相を伝えました。ときに3000元をもらい、ときに5000元をもらい、ときに300元か800元くらいもらいました。2013年末までに、会社の帳簿では私の止められた退職金の総額は13万元を超えました。その後住んでいたマンションの引っ越しで10万元近いお金が必要でした。そのため私は会社に退職金の請求をしようとしましたが、最初は不安で、どう言えばいいか分かりませんでしたので、真相の手紙を書き始めました。数日経ったら、心に正念が生まれ、智慧も出て来て、手紙を出さずに、夫と一緒に直接請求に行きました。

 局長に会うと、その場で返済すると言ってくれました。銀行振込の手続きも、以前迫害に参与した同僚達が積極的に対応してくれました。

 振り返ると、歩んで来た8年間、迫害に反対する間に、たくさんの執着心が現れました。法を実証する修煉中に一つ一つそれらを取り除き、真相を伝えて衆生を救い、最後に邪悪に経済的に迫害されたことをすべて否定しました。

 迫害が始まった最初の頃、これは人対人の迫害だと思い、「中国共産党はどうしてこんなに悪く、ずっと普通の庶民をだまし、素晴らしい大法に対して、偉大な師父に対して、デマを作り、大法弟子を迫害し、良い人になりたいだけなのに生きていかせない」と、とても憤慨しました。数年間公検法と会社の上の人達との関わりのなかで、真相を伝えることにより、自分の恨む心、闘争心、傲慢な心、嫉妬心、恐怖心、官僚を怖がる心がすべて暴露されました。

 彼らと言い合っても、もちろん勝てません。彼らは権力を持ちながら、法律を守らず、人権を侵害します。例えば彼らは会社の人に大法弟子を監視させ、どこかに行くと会社に報告させます。私は絶対に報告させないと思いました。これは強い闘争心でした。結果的に彼らはさらに厳しく監視し、私がいなくなると、あちらこちらに探しに行き、担当者達はこれを利用して2008年に1回、2009年に1回観光旅行に行き、旅費は私の退職金から出しました。

 私は分かった後、常人の心が出てしまい、県政法委の担当者、会社の局長、書記、保衛幹部の電話番号を明慧ネットに開示しました。強烈な人心を邪悪に利用され、彼らを救うことは一切考えませんでした。海外の同修が電話をかけてきたことにより、彼らは海外からの電話に迷惑をかけられたと訴え、私に報復し、以前もらえた300元の退職金ももらえなくなりました。当時同修達は、悪行が暴露されたら、迫害が緩和されましたが、どうして私の場合はさらにひどくなったのか困惑しました。実は、私の怨恨の心、闘争心が利用されたことにより、出て来た仮相でした。

 たくさんの執着心を持ったままで迫害に反対し、自分は大法弟子であることを忘れ、「真・善・忍」まで忘れて、常人と戦い、自分も常人になりました。旧勢力に利用され、警察もよく突っ込んで来て、ドアを開けなければ、恐ろしく叩きました。修煉している私は、なぜこういうふうになったか分かりませんでした。1元ももらえず、利益心を徹底的に除かれ、どうしてまた抑えられないのか? 当時私は、このような経済的な迫害は、私の利益心に対するものだと思い、自分は旧勢力に試される立場に置かれたと思いました。

 大量に法を学ぶことにより、明慧ネットを見て、同修の交流文章を読むことにより、だんだん正法修煉のときに、いかに自分の心性を向上させるかがわかってきました。私達は大法によって新しく生まれ変わった生命であり、執着心を見つけて取り除き、大法の修煉に従い良い人になります。私達は師父に保護されており、旧勢力は私達を試す資格はなく、私達は師父に按排された道しか歩みません。

 私達は単に迫害を受けるだけではいけません。世人は邪悪に利用されて大法弟子に罪を犯していますが、実は世人も騙され、最もかわいそうな立場でした。例えば会社の人達は迫害の中で最も困っていて、共産党の政治運動を恐れていました。私達は共産党を怖がらず、私達は師父にご加護を頂いています。師父は「理性をもって大法を証明し、知恵をもって真相を伝え、慈悲をもって法を広げ、人々を救います」と教えられました。私達は彼らを打倒するのではなく、救度すべきです。私達は「善」を修めて、慈悲に彼らと接し、彼らと対抗しなければ、彼らとの関係もだんだん緩和され、退職金も年々増やしてもらい、2014年9月に全額を返してもらいました。

 表面上私達は目に見える経済的な迫害を受けていましたが、実は私はお金で苦労をしていませんでした。真相を伝えに行くと、3000元か5000元をもらえました。修煉者は体が健康で、食べ物に拘らず、生活水準を求めず、金銭を軽く見ています。常人であれば、きっと耐えられずに、必死に戦っていたでしょう。

 後でもっと分かってきたのは、利益心を放下することは、自分がもらうべき金銭をもらわないことではないのです。大法弟子のお金は貴重な大法の資源です。師父に賜った資金は法を実証し、衆生を救い、世間でのいろんなことに使います。邪悪は1元でも奪う権利はなく、真相が分からない世人も奪う権利がありません。すべての迫害行為は、大法を破壊する大罪です。有意にせよ無意にせよ大法を迫害する生命は、すべて将来倍以上に償って返済しなければなりません。それはどんな生命でも耐えられません。その後私は退職金をもらいに行ったとき、もっと考えたのは、これらの私と縁がある生命、彼らの命の未来のことでした。これを意識して、私は大法弟子の善と慈悲を感じ、旧宇宙を乗り越えて私の生命の昇華を感じました。

 しかもこのような昇華は常に突破し、私は師父がすべてを按排して下さると意識しました。私達の心に善を修め、人を救う気持ちがあれば、師父に按排していただけます。私は善を勧める手紙を書きたくなり、本音で書こうとしたときに、手紙をまだ出していないのに、会社から退職金振込の連絡が来ました。私が一歩一歩確実にやることができれば、師父は存在する価値がない邪悪と障害を取り除いてくださいます。私達の認識が本当に法に従えば、時期が至れば、迫害に参与した生命は犯した罪を償い、解脱することができます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/6/305924.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/3/29/149526.html)
 
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