寛容はトラブルを解消するもっとも良い方法
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年7月16日】私は、文化芸術を教える仕事をしています。ある日、私の部下(女の先生)が礼儀を知らない学生に侮辱され泣いていました。トラブルを止めるつもりで、私は厳しい口調でその学生を叱りましたが、さらに、トラブルが酷くなり争いになってしまいました。

 その後、私はこの件をよく処理できなかった原因を探して反省してみると、根本はやはり修煉者である自分がやり遂げるべき善と忍ができなかったからだと分かりました。学生が先生を侮辱することは当然間違っていますが、自分が学生の立場に立って考えずに、過ちを犯した原因を理解せずにひたすら叱って、心の中にその学生を軽視し、嫌う気持ちがあり、その学生は品格がなく救いようがないと思っていました。しかも、学生の悪い態度にとても腹をたてて、気持ちが動揺し忍がでませんでした。その後の数日間、学生はずっと先生に謝ることを拒否して不登校で先生に抵抗しました。しかし私はやはり善をもってその学生と一度話をして、彼女に自分の過ちを認識させ、侮辱した先生に自ら謝って欲しいと思いました。

 私が、その学生に寛容の心が生じたからなのかもしれません。ある日の午後、その学生は人が変わったように自ら謝りにきました。謝った後、私と話したいと言い出し、自分の性格の弱点となぜ自分がそうなったのか、仕方がない気持ちを話してくれました。話を聞いて私はさらに彼女に深く同情し、彼女に自分の我慢できない興奮することや、人の話を聞かない弱点を克服するように、韓信が乱暴者から侮辱されても股くぐりをした話や、項羽が感情が高ぶったために戦争に負けてしまった話、曹操が華佗の話を信じなかったことで、言われた病気で死んでしまったなどの昔話をしてて、心を込めて丁寧に彼女を教えました。

 1時間位話して、彼女は涙をこぼして私に「先生、ありがとうございます。先生に出会ってとても幸運です。私はこの歳まで、自分の性格で苦しんできたのに、抑えきれずにいました。私のために導いてくれる人もおらず、家族に言われても私は聞き入れませんでした。しかし、先生が話してくれたことは心に響きました」と言いました。その時、師父が教えてくださった法理が彼女のわかっている一面を感動させて、彼女の善の念を目覚めさせたと分かりました。

 この件を通して、私は善の力を体験できました。私達は本当に他人のことを思いやり、寛容の心で他人の過ちに対処できた時、救いようのない人でも過ちを改めて善人に変わり、トラブルを解消できます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/7/312061.html)
 
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