娘の「新発見」
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 【明慧日本2014年10月18日】私の娘は小学校4年生です。6歳になるまで、彼女はわがままで、闘争心が強く、典型的な女王の気性でした。幼稚園の先生の話によると、友達と物を取り合う時は、彼女の声が最も大きいそうです。

 その頃、私はよく娘と喧嘩し、親としての威厳や強制手段は彼女には全く無意味でした。却って私は心身ともに疲れ切って、どうすればいいか分かりませんでした。

 私は法輪大法を修煉してから数年経ちますが、心身ともに恩恵を受けています。娘に成す術のない時、私は彼女に『轉法輪』を読み聞かせようと思いました。その間、彼女には明らかな業を滅する症状が現れ、小さい頃の気管支炎や、咳、熱などの病状がぶり返しました。私自身、修煉当初も同じことを経験したので、師父が彼女の体をきれいにして下さっていると思い、慌てませんでした。大法の法理の指導の下、彼女もそれを我慢し、咳や熱などはすぐ治りました。

 一昨年、彼女は煉功し始めました。師父に励まされ、彼女は天目を通じて師父や他空間の光景が見えます。感覚が敏感な彼女は静功を煉功するとき、業が滅される因果関係も見えました。大法修煉の中で、娘は「真、善、忍」に沿って自分の心性を正し、良い成績をおさめ、私に心配を掛けることはありませんでした。

 ある日、娘は普段仲良くしていたクラスメートの男の子と喧嘩になり、不注意に相手の顔を爪で引っかいてしまいました。心性を保てず、娘は悔しさと後悔で泣き出しました。友達は彼女が損したから泣いていると思って、彼女を慰めようとしました。ある子は、「早く先生に報告して、先生に叱ってもらいましょう。しかし、彼の両親も先生ですから、きっと先生は彼の味方をするでしょう。もし、相手が◯◯さんなら、先生は必ずあなたの味方をします。あなたは成績がいいから・・・」と言って、別の子は、「家に帰ってお母さんに言って、お母さんに注意してもらいましょう」と言いました。

 放課後、娘は沈んだ顔で帰宅し、悔しく思いながら私に事の経過を話しました。私は大法の法理をもって彼女に言い聞かせました。「師父は『轉法輪』の中でおっしゃいました。『煉功者としては、殴られても殴り返さず、罵られてもやる返さないで、常に高い基準で自分を律しなければなりません』。他人とトラブルになったら、必ず自分にも間違いがあるので、反省し、翌日その友達に謝りなさいね」。娘は私の話を聞きながら、恥じ入った表情を見せ、友達の顔に傷つけたことを心配し始めました。翌日、娘は顔一面の笑顔で帰って来て、急いで私に言いました。「お母さん、人に謝り、人に寛容になるのは本当に楽しいことだね。私たちの友情も深まって、仲直りしたよ!」

 週末に、学校の先生は「私の新発見」という題の作文の宿題を出しました。娘は「善良、寛容に友達と接すれば、友情が深まることを発見した」というタイトルの作文で上述のことを説明し、好評を受けました。

 私はこのことを通じて、娘が修煉において向上したことに喜びを感じるとともに、もっと痛烈に感じたのは一種の悲しみです。現在の中国共産党の無神論と「偽・悪・闘」の洗脳教育の下、10歳にもならない子供達があんなに悪賢い言葉を発したことを悲しく感じました。

 今の中国では、中国共産党による伝統文化の破壊の結果、中国人たちは5千年の伝統文化によって伝わってきた人間としての基準を忘れ去り、「真善忍」を修める法輪功学習者に迫害を加え、世の人々は道徳、良知を完全になくしました。そのような波に寄せられ、誰もが被害者です。大人が子供を教育するときに「損をしてはいけない。殴られたら殴り返し、何事においても他人に勝たなくてはならない」と教えます。このような教育を受けてきた子供達は大きくなった時、真の友達が持てるでしょうか? 彼らの人間関係も悪く、真の生きる楽しみがあるのでしょうか?

 修煉してから、娘は「真善忍」の法理に従って物事を行い、以前の気が強くわがままな子から、礼儀正しく、物事の道理が分かり、綺麗で、物静かな女の子になり、先生にも友達にも好かれています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/13/298766.html)
 
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